荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

Category: ★日本映画 >   2011年以後の作品

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石井隆監督 「GONIN サーガ」

レンタルDVDで映画「GONIN サー」を観る。

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五人組による、五誠会系大越組襲撃事件から19年――。

大越組の若頭・久松の遺児・勇人は、母・安恵を支えながらまっとうな人生を歩み、勇人の幼馴染で大越組長の遺児・大輔は壊滅した大越組再興の夢を抱きながら、五誠会の三代目・誠司のボディガードをしていた。

そんなある日、19年前の襲撃事件を追う富田と名乗るルポライターが安恵を訪ねてくる。

やがて遺された者たちの歯車は大きく軋み始め、五誠会に囲われながらも深い恨みを宿す元アイドル・麻美を巻き込んで、GONINの新たな闘いが幕を開ける――。


★★★★★★・・・・(6/10) 


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昨年、再鑑賞した「GONIN(1995)」の続きで、19年後を舞台とした、予想したより真っ当な続編でした。

とは言え、前作で登場人物のほとんどが死んでいるので、キャストは今の若い世代に移り変わっています。

そのためでしょうか?私的には監督の暗くてメランコリックな情念が感じられなかったのと、期待したバイオレンスも控え目だった気がします。

これは若い役者の演技力がどうこうよりも今の日本の映画界がもう“エロスや死の本能”なんてテーマを許さない作りになっているからでしょうし、監督自身もその縛りに従わなければならなかったからだと思います。

本作で唯一監督らしさが出ているのはその画面から醸し出す雰囲気と前作から出演している役者たちの存在感のみです。

特に根津甚八の姿は本作で一番の衝撃でした。

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ただ、私が気になったのは竹中直人の起用で、なぜ前作で違う役で出演していた役者を本作で、しかも別の役で登場させたのか。

観ていて前作の登場人物と間違う事は無いのですが、前作から引き続き同じ役で出ている役者さんたちがいる中で、そこだけ違和感を覚えました(失礼ながらどうしても竹中直人でなければならないとは思えなかったので)。

昔の作品の続編と言うフックで集客を狙ったのかもしれませんが、監督自身をサーガ=武勇伝にしてしまうにはまだ早いのではないかと思います。

過大評価とも言われる監督の作品ですが、イチファンとして勝手を言うと、続編なんかよりも、新たにドロドロとした“エロスと死の本能”を見せてほしいです・・・ウケなくてもいいので。

◆「GONIN サーガ」 2015年/日本 【129分】
監督:石井隆 脚本:石井隆 音楽:安川午朗 撮影:佐々木原保志/山本圭昭/寺田緑郎 挿入歌:ちあきなおみ「紅い花」/土屋アンナ「rose」/森田童子「ラスト・ワルツ」 出演:東出昌大/桐谷健太/土屋アンナ/江本佑/安藤政信/竹中直人/根津甚八/井上晴美/りりィ/福島リラ/松本若菜/菅田俊/テリー伊藤/鶴見辰吾/佐藤浩市

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