荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

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ロバート・マリガン監督 「レッド・ムーン」

録画した映画「レッド・ムーン」を観る。

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退役を迎えた軍人サム・バーナー率いる小隊は、老人と女子供だけのアパッチの一団の中にいた白人女性とその息子である混血の少年を保護した。

女性はサラと名乗るが多くを語らなかった。

サムは一人でサラと息子を故郷コロンバスへ送り届けることになったが、駅馬車を待つ間に少年が姿を消してしまう。

砂嵐の中を探し回ってようやく少年を見つけ出したが、駅舎に戻ると駅馬車を待つ乗客たち全員が惨殺されていた。

サムは凶暴なアパッチ、サルバヘの仕業と理解する。

サラは怯え、サルバヘは必ず息子を取り戻しに来ると言う。

10年前に誘拐されたサラは、サルバヘの妻にされていたのだった。

サムは、退役後に移住を決めていたニューメキシコの自宅へサラたちを連れて帰り、匿うことを決意する。

だが、サムのいた砦や町が皆殺しにあったと知らされ、状況は一変する。


★★★★★★★・・・(7/10)


正統派西部劇・・・とはちょっと違うかな?

凶暴なインディアンが悪役と言う点では正統ではありますが、主人公が絶対正義の強いアメリカ魂ではなく、体を張って女子供を守るリベラルな良識人ってのが、ニューシネマっぽく感じます。

悪役もインディアン全体ではなく、たった一人の凶暴な殺人者であり、アクションよりもサスペンスに近い展開。

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そのためのグレゴリー・ペックの起用と思われ、確かに彼が演じる主人公は理想的なカッコいい親父像です。

犯罪者に拉致・監禁され、その男の子どもを産んだ女性が子供を連れて逃亡し保護を求める冒頭は現代劇でも通じる設定であり、もしかしたら西部劇が苦手な方も観れるのではないでしょうか?

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とても面白く鑑賞しました。

ただ、後半の子どもを奪い返しに来た犯人と主人公たちとの攻防はモンスターと闘うホラーアクション。

おまけに姿を見せない犯人の意図が奪った行為に対する単なる復讐なのか、それとも妻と子供への愛情なのかが見えず、犯人が死んだだけでエピローグのないラストはどこか物足りなさを残します・・・モンスター物ならそれでハッピーエンドですけども。

どこかこうモヤモヤさを残すのは、西部劇の衰退とニューシネマの間でどっちつかずに揺れ動いているのか、それともベトナム背景の悩めるアメリカの表れなのでしょうか。

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※モデルはベトコン?

◆「レッド・ムーン:THE STALKING MOON」 1968年/アメリカ 【110分】
監督:ロバート・マリガン 原作:セオドア・V・オルセン  脚本:ホートン・フート/アルヴィン・サージェント 撮影:チャールズ・ラング  音楽:フレッド・カーリン 出演:グレゴリー・ペック/エヴァ・マリー・セイント/ロバート・フォスター/ナサニエル・ナルシスコ/ホアキン・マルティネス/フランク・シルヴェラ/ロニー・チャップマン

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