荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

TVドラマ 「風雲児たち〜蘭学革命篇〜」

Posted by Tommy荒野 on   0 comments   0 trackback

録画したドラマ「風雲児たち〜蘭学革命篇〜」を観る。

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大河ドラマ「真田丸」より1年――。

三谷幸喜が満を持して送る究極のエンターテインメント時代劇!

あの三谷幸喜さんが「真田丸」以来、1年ぶりにNHK時代劇に帰ってきます。

今度のお題は前野良沢と杉田玄白による〝蘭学事始〟。

史上初の西洋医学書の和訳に一心同体で取り組んだ二人は、鎖国ど真ん中の江戸中期に革命的な翻訳を成し遂げます。

しかし、刊行された「解体新書」になぜか良沢の名は載らず、名声は玄白だけのものとなりました。

二人の間にいったい何が起きたのか…。

みなもと太郎さんの大河歴史ギャグ漫画を原作に、笑いとサスペンスに満ちた新しい三谷流歴史ドラマが誕生します。


★★★★★★・・・・(6/10)

みなもと太郎氏の漫画「風雲児たち」(ワイド版全20巻)は、「幕末とはいかにして起こったのか?」と言う難題を、関ヶ原から紐解きながら、その時々の風雲児たちの運命を描いた群像大河漫画です。

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私のような歴史に疎い人間にも「ほ~、なるほど!」と思わせる分かり易さと、学校では教えてくれなかった歴史上の事件などが面白おかしく描かれており、今では私にとっての歴史の教科書となっています。

本作はその中の前野良沢と杉田玄白のによる「解体新書」のエピソードを抜出しドラマ化したモノです。

漫画では同じ時代のいくつものエピソードが同時に進行していて、工藤平助や林子平、高山彦九郎などが本編とは関係ないのにチラリと顔を出すのはその名残で・・・原作ファンへのサービスでしょう。

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原作の分かり易さは、この群像劇にあると思います。

主人公を1人の人間、1つの視点にせず、それぞれが何を考え、どう行動したのかを同時進行させる事で、時代の流れを俯瞰して観る事が出来るのです。

そう言う意味では、1つのエピソードを切り取るのは原作の良さを損なう部分もありますが、激動の幕末でも、生死を掛けた戦でも無い、起伏の少ないこの物語を、原作の持つユーモアとペーソスを90分と言う短い時間ながらも上手く纏めたドラマでした。

また、原作ではただの脇役であった良沢の家族をドラマに絡めたのも正解です。

飽きる事無く最後まで鑑賞できました。

本作で原作の持つ雰囲気は伝わったと思いますので、これを機に漫画を読んでみようと思う人たちの取っ掛かりになったと思います。

NHKも・・・もっと腰を据えてドラマ化すれば、今までにない新しい大河ドラマが出来ると思うのですが・・・。

◆「風雲児たち〜蘭学革命(れぼりゅうし)篇〜」 2018年/TVM
原作:みなもと太郎 脚本:三谷幸喜 演出:吉川邦夫 題字:平田弘史 音楽、ピアノ演奏:荻野清子
出演 前野良沢:片岡愛之助 杉田玄白:新納慎也 平賀源内:山本耕史 田沼意次:草刈正雄 中川淳庵:村上新悟 桂川甫周:迫田孝也 大槻玄沢:大野泰広 奥平昌鹿:栗原英雄 工藤平助:阿南健治 林子平:高木渉 小田野武助:加藤諒 高山彦九郎:高嶋政伸 吉雄耕牛:小日向文世 須原屋市兵衛:遠藤憲一 寛三:みなもと太郎
語:有働由美子

fuuunnjitatiranngaku002.jpg(笑)

みなもと太郎氏・・・出ていたんですね、気が付きませんでした。

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