荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

京極夏彦著 「死ねばいいのに」

Posted by Tommy荒野 on   0 comments   0 trackback

京極夏彦著「死ねばいいのに」(講談社文庫/2012年11月第1刷)を読む。

syousetu20180401 (1)

死んだ女のことを教えてくれないか。

三箇月前、自宅マンションで何者かによって殺された鹿島亜佐美。

突如現れた無礼な男が、彼女のことを私に尋ねる。

私は彼女の何を知っていたというのだろう。

交わらない会話の先に浮かび上がるのは、人とは思えぬほどの心の昏(くら)がり。

極上のベストセラー。


★★★★★・・・・・(5/10) 

カミさんが読み終わったから・・・と貸してくれました。

何ともインパクトのあるタイトルです。

暗に私へのメッセージが込められているのではないかと一瞬不安がよぎりました(笑)。

京極氏の小説は随分と久しぶりに読みます。

確か数年前に著者の「嫌な小説」を読み、

著者の「京極堂シリーズ」やその一連、「巷説」の怪談話、「ルーガルー」のような架空世界のお話などは大好きなのですが、どうも、こと現代劇になるとリアル感に欠ける気がするのは私だけでしょうか?

と書きましたが・・・・残念ながら、今回もそう感じてしまいました。

口が悪く常識のないようなあるような若者に「死ねばいいのに」って言われる大人たちの連作短編です。

会話が多いのでサクサクと読めますが、途中でパターンに飽きてしまい、ちょっと間を空けて読みました。

また、この主人公の決め台詞に持って行くまでの展開や一連の会話の流れが結構強引な気がしましたね。

表紙からして殺された女性を“菩薩”と思わせたかったのでしょうが、個人的には今一つ。

ミステリとしても人間ドラマとしても中途半端に思え、タイトルのインパクトに比べ、何となく物足りなさを感じる作品でした。

・・・・・・京極堂シリーズの最新作をお待ちしてます。

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