荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

若松節朗監督 「柘榴坂の仇討」

Posted by Tommy荒野 on   0 comments   0 trackback

録画した映画「柘榴坂の仇討」を観る。

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安政七年(1960年)。

時の大老・井伊直弼に仕える彦根藩士の志村金吾。

桜田門外で暗殺者集団の襲撃を受けた際、直弼の警護役を務めながらその命を守りきることができなかった。

その失態を恥じた両親は自害するも、自身は切腹を許されず、逃亡した水戸浪士を討ち取れとの藩命が下る。

以来、献身的な妻セツに支えられ、仇を捜し続ける日々を送る。

それから13年、時代は明治へと変わり、武士の世は終わりを告げ、彦根藩もすでにない。

にもかかわらず、金吾の仇討ちへの執念は揺らぐことはなかった。

そしてついに、18名の刺客の最後の生き残り、佐橋十兵衛の居場所を知る金吾だったが…。


★★★★★★・・・・(6/10) 

原作小説は短編なのでよほど上手く映像化しなければなりません。

よくあるのは

尺の為、物語自体に手を加え

余計な物語や人物をプラスした結果、全体がボヤける



物語に手を加えなかった為

風景や心理描写の映像に尺を取り、全体が間延びする

など。

しかも、本作は単純なストーリーに少ない登場人物。

難しいと思いました。

おまけに個人的には

浅田次郎という事で・・・好きなのですが・・・製作者側のあざといお涙ちょうだいを感じるのと、

中井貴一氏という主演が「またかい」と思えるのと、

共演の阿部寛氏に「出過ぎ」と思えるのと

・・・・つまりは食指が動かない作品でした。

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それでも原作を読んでいるので一応は録画し、面白いTVが無かった時に仕方なく見始めたのですが

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期待しなかった分でしょうかね、面白かったです。

小説はうろ覚えなのではっきりとは言えませんが、物語自体はあまりイジっていないようで、それでいて間延びを感じなかったです。

盛り上がり所に欠け、ルーティンのような台詞回しは、悪しき邦画特有のモノでもあったのですが、104分と言う時間を飽きる事無く鑑賞できました。

何が良かったのか・・・と考えると、

ひとつは主演の中井貴一氏に思われます。

決して好きな俳優ではありませんが、彼の押さえた演技に魅了されたのは事実です。

そしてもうひとつは

私がオッさんだからです。

オッさんだから分かる・・・オッさん、ジジィにしか分からない物語なのです。

脚本の出来不出来には関係なく(失礼)共感してしまう部分を多く含むテーマだからです。

本作自体は地味で忘れ去られる邦画だと思いますが、個人的には観て良かったと思える作品でした。

ただ

道産子から言わせてもらえば

あんな雪ねぇよ!

そこが残念。

◆「柘榴坂の仇討」 2014年/日本【104分】
監督:若松節朗 原作:浅田次郎 脚本:高松宏伸/飯田健三郎/長谷川康夫 撮影: 喜久村徳章 音楽:久石譲 出演: 中井貴一/阿部寛/広末涼子/高嶋政宏/吉田栄作/堂珍嘉邦/近江陽一郎/木崎ゆりあ/津嘉山正種/藤竜也/中村吉右衛門

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