荒雑録
映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。
- 2022 . 06 «
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
- 6
- 7
- 8
- 9
- 10
- 11
- 12
- 13
- 14
- 15
- 16
- 17
- 18
- 19
- 20
- 21
- 22
- 23
- 24
- 25
- 26
- 27
- 28
- 29
- 30
- 31
石持浅海著 「彼女が追ってくる」
石持浅海著「彼女が追ってくる」(祥伝社/ノン・ノベル/2011年11月10日第1刷)を読む。

わたしは、彼女に勝ったはずだ。
それなのに、なぜ…”中条夏子は、かつての同僚で親友だった黒羽姫乃を刺殺した。
舞台は、旧知の経営者らが集まる「箱根会」の夜。
愛した男の命を奪った女の抹殺は、正当な行為だと信じて。
完璧な証拠隠滅。
夏子には捜査から逃れられる自信があった。
さらに、死体の握る“カフスボタン”が疑いを予想外の人物に向けた。
死の直前にとった被害者の行動が呼ぶ、小さな不協和音。
静を装う夏子を、参加者の一人である碓氷優佳が見つめていた。
やがて浮かぶ、旧友の思いがけない素顔とは。
★★★★★★・・・・(6/10)


わたしは、彼女に勝ったはずだ。
それなのに、なぜ…”中条夏子は、かつての同僚で親友だった黒羽姫乃を刺殺した。
舞台は、旧知の経営者らが集まる「箱根会」の夜。
愛した男の命を奪った女の抹殺は、正当な行為だと信じて。
完璧な証拠隠滅。
夏子には捜査から逃れられる自信があった。
さらに、死体の握る“カフスボタン”が疑いを予想外の人物に向けた。
死の直前にとった被害者の行動が呼ぶ、小さな不協和音。
静を装う夏子を、参加者の一人である碓氷優佳が見つめていた。
やがて浮かぶ、旧友の思いがけない素顔とは。
★★★★★★・・・・(6/10)
著者の作品はしばらく読んでいませんでしたが、「扉はとざされたまま」「君の望む死に方」に続く「碓氷優佳シリーズ」の第3弾らしいので購入しました。
1、2作と同じく、倒述・クローズドサークル形式で進むミステリ作品ですが、この頁数なのに途中はちょっと中弛みしてしまいました。
理由は単純で、
名探偵が口を開くのが遅すぎる
ってトコロでしょうか?
今回の犯罪は綿密に計画されたモノでも無く、犯人も知能犯ではあるのですがその犯行は半ば行き当たりばったり。
「これじゃ、優佳に一発で見破られるわ」
と思って読んでいたのですが、読者を焦らすかのように彼女が何にも言わないんですもの。
正直、途中は犯人の動機もあまり共感が出来ず、緊張感も薄かったし、ラストは想像していた展開とは違いました。
そう言う意味では予想外でどんでん返しがあったミステリ作品と言えますが、シリーズと言う事でどうしても前作以上にハードルを上げてしまうのが読者の悪い所。
本シリーズはどうも第2作も本作も第1作を超える事が出来ないようです。
とは言え第4作が出ればまた読んでしまうのでしょう・・・個人的には無機質ドSキャラの優佳が好きなもので。
ただ次回は伏見君あたりも登場させないと、優佳一人では読者を引っ張れないかな・・・。

※残念ながらどちらでもないんですよね・・・・・イメージとしては
ブログランキングに参加しています!
FC2 Blog Ranking

→石持浅海読了作品一覧
1、2作と同じく、倒述・クローズドサークル形式で進むミステリ作品ですが、この頁数なのに途中はちょっと中弛みしてしまいました。
理由は単純で、
名探偵が口を開くのが遅すぎる
ってトコロでしょうか?
今回の犯罪は綿密に計画されたモノでも無く、犯人も知能犯ではあるのですがその犯行は半ば行き当たりばったり。
「これじゃ、優佳に一発で見破られるわ」
と思って読んでいたのですが、読者を焦らすかのように彼女が何にも言わないんですもの。
正直、途中は犯人の動機もあまり共感が出来ず、緊張感も薄かったし、ラストは想像していた展開とは違いました。
そう言う意味では予想外でどんでん返しがあったミステリ作品と言えますが、シリーズと言う事でどうしても前作以上にハードルを上げてしまうのが読者の悪い所。
本シリーズはどうも第2作も本作も第1作を超える事が出来ないようです。
とは言え第4作が出ればまた読んでしまうのでしょう・・・個人的には無機質ドSキャラの優佳が好きなもので。
ただ次回は伏見君あたりも登場させないと、優佳一人では読者を引っ張れないかな・・・。


※残念ながらどちらでもないんですよね・・・・・イメージとしては
ブログランキングに参加しています!
FC2 Blog Ranking

→石持浅海読了作品一覧
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
トラックバック