荒雑録
映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。
- 2022 . 06 «
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
- 6
- 7
- 8
- 9
- 10
- 11
- 12
- 13
- 14
- 15
- 16
- 17
- 18
- 19
- 20
- 21
- 22
- 23
- 24
- 25
- 26
- 27
- 28
- 29
- 30
- 31
鈴木清順監督 「東京流れ者」
録画した映画「東京流れ者」を観る。

「頼む、俺を怒らせないでくれ!」
流れ者の歌をくちづさむ"不死鳥の哲"こと本堂哲也を、数名の男がとり囲んだ。
哲也の属する倉田組が、やくざ稼業から不動産業にかわったのを根にもち、ことごとく倉田組に喧嘩をうろうとする大塚組のものであった。
哲也は不本意にも、倉田の持ちビルを狙う大塚組との抗争に巻き込まれてしまう…。
執拗に哲を狙う殺し屋"マムシの辰"、気風のいい謎めいた"流れ星の健"、逃げても流れても危機が哲を追い込む。
そして流れ者のメロディが恋仲の千春への思いをせつなく募らせるが…。
★★★★★★・・・・(6/10)


「頼む、俺を怒らせないでくれ!」
流れ者の歌をくちづさむ"不死鳥の哲"こと本堂哲也を、数名の男がとり囲んだ。
哲也の属する倉田組が、やくざ稼業から不動産業にかわったのを根にもち、ことごとく倉田組に喧嘩をうろうとする大塚組のものであった。
哲也は不本意にも、倉田の持ちビルを狙う大塚組との抗争に巻き込まれてしまう…。
執拗に哲を狙う殺し屋"マムシの辰"、気風のいい謎めいた"流れ星の健"、逃げても流れても危機が哲を追い込む。
そして流れ者のメロディが恋仲の千春への思いをせつなく募らせるが…。
★★★★★★・・・・(6/10)
一度は観たいと思っていた作品です。
BSで放送していたので録画。
なんせ監督は鈴木清順御大。
その作品は「ツィゴイネルワイゼン (1980)」「陽炎座 (1981)」「カポネ大いに泣く (1985)」「ピストルオペラ (2001)」「オペレッタ狸御殿 (2004)」と観ていますが・・・正直、常人の私にとってはどれも理解不能で・・・好きな人には申し訳ないですが・・・面白くないです。
本作は監督の日活時代の作品で“日活上役たちから大批判を受け、急遽、ラストシーンを撮り直した”との逸話がある映画。
私自身、父親の影響で日活アクション映画は(テレビやビデオで)良く観ていましたし、その独特な世界観や台詞回しは大好きです。
そんな日活アクションを監督がどう捏ね繰り回しているのか知りたかったのが本作を観たかった理由です。
覚悟して鑑賞しました。
が
覚悟したほどではなかったです。
監督独特の映像美=カラフルでシュールなセット&演出や「おやっ?」と思うようなストーリー展開はありましたが、そこはちょっと抑え気味で、基本的には日活映画のお約束通りに撮影されていたように思えます。

気障でシビれる台詞回しは日活アクションの王道でしたし。
途中でコメディタッチになったり、ミュージカル風になったりするのが、それっぽいと言えばそれっぽいのですが、鈴木清順監督作品と言うには何となく中途半端な印象です。
とは言え、これが普通に撮られていたら、凡庸で面白くないストーリー。
監督のアレンジがあったからこそ最後まで飽きる事無く観れたのは確かです。

監督の世界観全開のこの後の映画が苦手な私には、もしかしたらこのぐらいの清順濃度の映画がイイのかもしれません。
普通に面白かったです。
個人的には「野獣の青春 (1963) 」「探偵事務所23 くたばれ悪党ども (1963)」「殺しの烙印 (1967)」を観てしまえば監督の作品はもう観なくてもいいのかな・・・と思っています。

※作中何度もかかる(歌う)主題歌はクドかったです。
◆「東京流れ者」 1966年/日本 【83分】
監督:鈴木清順 原作:川内康範 脚本:川内康範 撮影:峰重義 音楽:鏑木創 出演:渡哲也/松原智恵子/吉田毅/二谷英明/郷えい治/江角英明/川地民夫/浜川智子 /玉川伊佐男/北竜二
ブログランキングに参加しています!
FC2 Blog Ranking

BSで放送していたので録画。
なんせ監督は鈴木清順御大。
その作品は「ツィゴイネルワイゼン (1980)」「陽炎座 (1981)」「カポネ大いに泣く (1985)」「ピストルオペラ (2001)」「オペレッタ狸御殿 (2004)」と観ていますが・・・正直、常人の私にとってはどれも理解不能で・・・好きな人には申し訳ないですが・・・面白くないです。
本作は監督の日活時代の作品で“日活上役たちから大批判を受け、急遽、ラストシーンを撮り直した”との逸話がある映画。
私自身、父親の影響で日活アクション映画は(テレビやビデオで)良く観ていましたし、その独特な世界観や台詞回しは大好きです。
そんな日活アクションを監督がどう捏ね繰り回しているのか知りたかったのが本作を観たかった理由です。
覚悟して鑑賞しました。
が
覚悟したほどではなかったです。
監督独特の映像美=カラフルでシュールなセット&演出や「おやっ?」と思うようなストーリー展開はありましたが、そこはちょっと抑え気味で、基本的には日活映画のお約束通りに撮影されていたように思えます。

気障でシビれる台詞回しは日活アクションの王道でしたし。
途中でコメディタッチになったり、ミュージカル風になったりするのが、それっぽいと言えばそれっぽいのですが、鈴木清順監督作品と言うには何となく中途半端な印象です。
とは言え、これが普通に撮られていたら、凡庸で面白くないストーリー。
監督のアレンジがあったからこそ最後まで飽きる事無く観れたのは確かです。

監督の世界観全開のこの後の映画が苦手な私には、もしかしたらこのぐらいの清順濃度の映画がイイのかもしれません。
普通に面白かったです。
個人的には「野獣の青春 (1963) 」「探偵事務所23 くたばれ悪党ども (1963)」「殺しの烙印 (1967)」を観てしまえば監督の作品はもう観なくてもいいのかな・・・と思っています。


※作中何度もかかる(歌う)主題歌はクドかったです。
◆「東京流れ者」 1966年/日本 【83分】
監督:鈴木清順 原作:川内康範 脚本:川内康範 撮影:峰重義 音楽:鏑木創 出演:渡哲也/松原智恵子/吉田毅/二谷英明/郷えい治/江角英明/川地民夫/浜川智子 /玉川伊佐男/北竜二
ブログランキングに参加しています!
FC2 Blog Ranking

スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
トラックバック