荒雑録
映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。
庵野秀明監督 「シン・ゴジラ」 【2】
録画した映画「シン・ゴジラ」を観る。

東京湾・羽田沖。
突如、東京湾アクアトンネルが崩落する重大事故が発生する。
すぐさま総理以下、各閣僚が出席する緊急会議が開かれ、地震や火山などの原因が議論される中、内閣官房副長官・矢口蘭堂は未知の巨大生物の可能性を指摘し、上官にたしなめられてしまう。
しかしその直後、実際に巨大不明生物が海上に姿を現わし、政府関係者を愕然とさせる。
のちに“ゴジラ”と名付けられるその巨大不明生物は陸に上がると、逃げまどう人々などお構いなしに街を蹂躙していく。
やがて政府は緊急対策本部を設置するが、対応は後手後手に。
一方、米国国務省が女性エージェントのカヨコ・アン・パタースンを派遣するなど、世界各国も事態の推移と日本政府の対応に強い関心を示していく。
そんな中、様々な思惑が交錯する関係機関をまとめ上げ、ゴジラによるこれ以上の破壊を食い止めようと奔走する矢口だったが…。
★★★★★★★・・・(7/10)


東京湾・羽田沖。
突如、東京湾アクアトンネルが崩落する重大事故が発生する。
すぐさま総理以下、各閣僚が出席する緊急会議が開かれ、地震や火山などの原因が議論される中、内閣官房副長官・矢口蘭堂は未知の巨大生物の可能性を指摘し、上官にたしなめられてしまう。
しかしその直後、実際に巨大不明生物が海上に姿を現わし、政府関係者を愕然とさせる。
のちに“ゴジラ”と名付けられるその巨大不明生物は陸に上がると、逃げまどう人々などお構いなしに街を蹂躙していく。
やがて政府は緊急対策本部を設置するが、対応は後手後手に。
一方、米国国務省が女性エージェントのカヨコ・アン・パタースンを派遣するなど、世界各国も事態の推移と日本政府の対応に強い関心を示していく。
そんな中、様々な思惑が交錯する関係機関をまとめ上げ、ゴジラによるこれ以上の破壊を食い止めようと奔走する矢口だったが…。
★★★★★★★・・・(7/10)
TV放送2度目の鑑賞です。
前回はその話題性による思い込みや早口の台詞、ゴジラの変顔(第1形態)ばかりに気を取られた感がありましたが(笑)、今回は余裕をもって見ることが出来ました。
基本のストーリーとしては第1作目(1954年版)の踏襲。
それを現代風にリアルに直し、庵野味で味付けした作品であり、あくまで「庵野ゴジラ」として他の作品とは一線を画した映画ですね。
震災の影や日本の政治の皮肉なども意味ありげに盛り込んではいますが、ソコは大して重要では無く、反核のアジテーションも抑えられているので、ゴジラと言う災害にいかに日本政府が対応するかと言ったパニックシミュレーション映画として楽しめば良いのかと。
なので、日本人しか分からない人間関係や組織構造などは外国人にはウケないトコでしょうね。
バリバリ日本人の私は面白かったです。
ただ、1970年以降のゴジラ作品から観ている私には、あの「ゴジラ映画を観た!」と言うワクワク感や充実感が感じられなかったのが残念かな。
正義でも悪でもいいから、ゴジラの雄姿と活躍、破壊活動とカリスマ性。
そんな「ゴジラ」では無かったのが心残りであり、それこそが監督の描きたかった「シン」の部分なのかな・・・とも思います。
放送後のハリウッド版「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」の予告編に
「あの影!キングギドラ?キングギドラなの!?」
と興奮したのは私だけではないはずです。
◆「シン・ゴジラ:SHIN GODZILLA」 2016年/日本 【120分】
監督: 庵野秀明/樋口真嗣 脚本: 庵野秀明 撮影: 山田康介 音楽: 鷺巣詩郎 デザイン: 前田真宏/竹谷隆之 出演: 長谷川博己/竹野内豊/石原さとみ/高良健吾/松尾諭/市川実日子/余貴美子/國村隼/平泉成/柄本明/大杉漣/野村萬斎
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前回はその話題性による思い込みや早口の台詞、ゴジラの変顔(第1形態)ばかりに気を取られた感がありましたが(笑)、今回は余裕をもって見ることが出来ました。
基本のストーリーとしては第1作目(1954年版)の踏襲。
それを現代風にリアルに直し、庵野味で味付けした作品であり、あくまで「庵野ゴジラ」として他の作品とは一線を画した映画ですね。
震災の影や日本の政治の皮肉なども意味ありげに盛り込んではいますが、ソコは大して重要では無く、反核のアジテーションも抑えられているので、ゴジラと言う災害にいかに日本政府が対応するかと言ったパニックシミュレーション映画として楽しめば良いのかと。
なので、日本人しか分からない人間関係や組織構造などは外国人にはウケないトコでしょうね。
バリバリ日本人の私は面白かったです。
ただ、1970年以降のゴジラ作品から観ている私には、あの「ゴジラ映画を観た!」と言うワクワク感や充実感が感じられなかったのが残念かな。
正義でも悪でもいいから、ゴジラの雄姿と活躍、破壊活動とカリスマ性。
そんな「ゴジラ」では無かったのが心残りであり、それこそが監督の描きたかった「シン」の部分なのかな・・・とも思います。
放送後のハリウッド版「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」の予告編に
「あの影!キングギドラ?キングギドラなの!?」
と興奮したのは私だけではないはずです。
◆「シン・ゴジラ:SHIN GODZILLA」 2016年/日本 【120分】
監督: 庵野秀明/樋口真嗣 脚本: 庵野秀明 撮影: 山田康介 音楽: 鷺巣詩郎 デザイン: 前田真宏/竹谷隆之 出演: 長谷川博己/竹野内豊/石原さとみ/高良健吾/松尾諭/市川実日子/余貴美子/國村隼/平泉成/柄本明/大杉漣/野村萬斎
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コメント
§
怪獣特撮映画あるある。
登場人物がこれまでの人生のなかで一切テレビでも映画でも特撮モノを見たことが無いって言う設定‼️
登場人物がこれまでの人生のなかで一切テレビでも映画でも特撮モノを見たことが無いって言う設定‼️
§
そうそう、シンゴジラもさることながらアニメ版が以外と面白ろかった。
二作目までしか見て無いけど❗️
二作目までしか見て無いけど❗️
§ Re: タイトルなし
アニメ版ゴジラが3部作なのを知らなかった。
それも「シン・ゴジラ」人気のたまものだね。
アニメも観るけど、正統派の特撮ゴジラ映画が撮られるのを望みます。
それも「シン・ゴジラ」人気のたまものだね。
アニメも観るけど、正統派の特撮ゴジラ映画が撮られるのを望みます。
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