荒雑録
映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。
ヨン・サンホ監督 「新感染 ファイナル・エクスプレス (2016)」
レンタルDVDで映画 「新感染 ファイナル・エクスプレス」を観る。

韓国の各地で謎のパンデミックが発生し、凶暴化した感染者が次々と増殖蔓延し始めていた。
そんな大惨事がすぐそこまで迫っているとは知りもしないやり手ファンドマネージャーのソグ。
娘のスアンを別居中の妻に会わせるため、ソウル発プサン行きのKTXに乗り込む。
同じ列車には、身重の若い女性とその夫、高校球児とその恋人といった人々が乗り合わせていた。
そんな乗客たちの中に、感染者の女が紛れ込んでしまう。
そして出発して間もなく、その女が暴れ出し、密室と化した列車内はたちまちパニックに。
湧き出るように増殖していく感染者の襲撃から愛する娘を守るべく、他の乗客たちとともに必死の抵抗を続けるソグだったが…
★★★★★・・・・・(5/10)
先日読んだ漫画「怒りのロードショー」で「走るゾンビは好きか?」と言う議論がありましたが、私もゾンビはのそのそと歩く派ですね。
あんまり動きが活発過ぎると他のバケモノとの区別が無くなる気がするのと、死んでいる気がしないって言うのが理由でしょうか。
走ったら逃げられるってのもゾンビのゾンビたる愛嬌だと思います。

で、本作はその「走るゾンビ」です。
タイトルは新幹線の中で新たに感染・・・駄洒落ですね。
新幹線と言う走る密室で、この走るゾンビからいかに逃げるかのサバイバル。
この1点が他のゾンビ作品と異なる点であり本作のウリなのですが・・・あれ、アニメ「甲鉄城のカバネリ」も列車ゾンビ物に入るのかな?・・・そう言えば本作の監督はアニメ畑の方だと聞いたのでもしかしたらそんな所にヒントがあったのかな。

まぁ、ゾンビ映画の根本は人間ドラマ。
ゾンビは何も考えないで人を襲うだけなので、それから逃げる人間たちの思考や行動が物語の中心。
本作も登場人物たちのエゴや身勝手、夫婦や家族の絆などが描かれながら物語は進みます。
ここにグッとくる方もいたかもしれませんが、私的にはココはオーソダックスな作りに思え、何となく戦争物を彷彿させたのですが、聞けば本作の出だしは朝鮮戦争勃発時の北朝鮮軍の侵略の悪夢をベースに描かれているとか。
日本人の私にはよく分からんけどちょっと納得です。
ラストの歌の使い方は、本作では一番印象に残っているかな。
エンタメとしては普通に面白かった作品ですので、一般的にはお薦めしますが、マニアックな方には物足りないゾンビだと思います。

◆「新感染 ファイナル・エクスプレス:TRAIN TO BUSAN」 2016年/韓国 【118分】
監督:ヨン・サンホ 脚本:パク・ジュスク 撮影:イ・ヒョンドク 音楽:チャン・ヨンギュ 出演:コン・ユ/チョン・ユミ/マ・ドンソク/キム・スアン/チェ・ウシク/アン・ソヒ/キム・ウィソン
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韓国の各地で謎のパンデミックが発生し、凶暴化した感染者が次々と増殖蔓延し始めていた。
そんな大惨事がすぐそこまで迫っているとは知りもしないやり手ファンドマネージャーのソグ。
娘のスアンを別居中の妻に会わせるため、ソウル発プサン行きのKTXに乗り込む。
同じ列車には、身重の若い女性とその夫、高校球児とその恋人といった人々が乗り合わせていた。
そんな乗客たちの中に、感染者の女が紛れ込んでしまう。
そして出発して間もなく、その女が暴れ出し、密室と化した列車内はたちまちパニックに。
湧き出るように増殖していく感染者の襲撃から愛する娘を守るべく、他の乗客たちとともに必死の抵抗を続けるソグだったが…
★★★★★・・・・・(5/10)
先日読んだ漫画「怒りのロードショー」で「走るゾンビは好きか?」と言う議論がありましたが、私もゾンビはのそのそと歩く派ですね。
あんまり動きが活発過ぎると他のバケモノとの区別が無くなる気がするのと、死んでいる気がしないって言うのが理由でしょうか。
走ったら逃げられるってのもゾンビのゾンビたる愛嬌だと思います。

で、本作はその「走るゾンビ」です。
タイトルは新幹線の中で新たに感染・・・駄洒落ですね。
新幹線と言う走る密室で、この走るゾンビからいかに逃げるかのサバイバル。
この1点が他のゾンビ作品と異なる点であり本作のウリなのですが・・・あれ、アニメ「甲鉄城のカバネリ」も列車ゾンビ物に入るのかな?・・・そう言えば本作の監督はアニメ畑の方だと聞いたのでもしかしたらそんな所にヒントがあったのかな。

まぁ、ゾンビ映画の根本は人間ドラマ。
ゾンビは何も考えないで人を襲うだけなので、それから逃げる人間たちの思考や行動が物語の中心。
本作も登場人物たちのエゴや身勝手、夫婦や家族の絆などが描かれながら物語は進みます。
ここにグッとくる方もいたかもしれませんが、私的にはココはオーソダックスな作りに思え、何となく戦争物を彷彿させたのですが、聞けば本作の出だしは朝鮮戦争勃発時の北朝鮮軍の侵略の悪夢をベースに描かれているとか。
日本人の私にはよく分からんけどちょっと納得です。
ラストの歌の使い方は、本作では一番印象に残っているかな。
エンタメとしては普通に面白かった作品ですので、一般的にはお薦めしますが、マニアックな方には物足りないゾンビだと思います。

◆「新感染 ファイナル・エクスプレス:TRAIN TO BUSAN」 2016年/韓国 【118分】
監督:ヨン・サンホ 脚本:パク・ジュスク 撮影:イ・ヒョンドク 音楽:チャン・ヨンギュ 出演:コン・ユ/チョン・ユミ/マ・ドンソク/キム・スアン/チェ・ウシク/アン・ソヒ/キム・ウィソン
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