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荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

奥野修司著 「心にナイフをしのばせて」

Posted by Tommy荒野 on   0 comments   0 trackback

奥野修司著 「心にナイフをしのばせて」文藝春秋 (2006/8/28)

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「あいつをめちゃめちゃにしてやりたい」―。

40年近くの年月を経ても、被害者はあの事件を引きずっていた。

歳月は遺族たちを癒さない。

そのことを私たちは肝に銘じておくべきだと思う。

「ナツコ 沖縄密貿易の女王」で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した著者の、司法を大きく変えた執念のルポルタージュ。

“酒鬼薔薇事件の28年前、そっくりの事件が起こった。息子を無残に殺された母は地獄を生き、犯人は弁護士として社会復帰していた”

数年前にTVで本書の紹介を見て、その内容に驚きました。

高校生の首切り殺人と言う事件もさることながら、犯人が弁護士として社会復帰していた事実への驚愕の方が強かったです。

そこが知りたくて本書を購入しました。

前段で事件の概要はわかりました。

しかし、加害者の気持ちは理解できません。

作中で遺族の苦しみはわかりました。

しかし、加害者のその後は不明です。

本書は被害者遺族の視点に立ち、事件後の約30年続く軌跡を追った作品です。

事件と少年法、加害者遺族と被害者。

十分に考えさせられる内容でしたが、少年法や個人情報に守られた加害者の姿が見えないのが残念です。

昨今のマスコミの行き過ぎる報道には閉口しますが、私自身の加害者のその後を知りたいと思う気持ちは大きいです。

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