荒雑録
映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。
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福澤克雄監督 「祈りの幕が下りる時」
録画した映画「祈りの幕が下りる時」を観る。

ある日、東京都葛飾区小菅のアパートで女性の絞殺死体が発見される。
被害者は滋賀県在住の押谷道子で、現場アパートの住人・越川睦夫は行方不明となっていた。
松宮脩平ら警視庁捜査一課の刑事たちが捜査を進めるが、道子と越川の接点がなかなか見つけられない。
やがて捜査線上に舞台演出家の浅居博美が浮上してくるものの、事件の核心はいまだ掴めぬまま。
そんな中、越川の部屋から日本橋を囲む12の橋の名が書き込まれたカレンダーが発見される。
それを知った加賀恭一郎は激しく動揺する。
同じメモが、かつて加賀と父を捨てて蒸発した母・百合子の遺品の中にもあったのだった。
自らがこの事件の最大のカギであることを悟り戸惑いを隠せない加賀だったが…。
★★★★★★・・・・(6/10)
阿部寛さん当たり役の加賀恭一郎=新参者シリーズの完結編だそうです。
このシリーズの映像化は最初の連続ドラマで人気を博して以後、TVスペシャル2本と映画が(本作抜きで)1本作られていますが、だんだんと本格推理ドラマとしての完成度が下がってきているように感じていたのは私だけでしょうか(新参者>赤い指>麒麟の翼>眠りの森)。
小説を読んでいないので、その原因が作者なのか制作側なのかは分かりませんが、まぁ、ここら辺が潮時なのかと思います。

本作では完結篇らしく主人公の過去=母親の失踪が現在の事件に関わり、事件解決と共に公私における主人公の転換期が描かれています。
たぶん・・・この後、主人公は所轄から警視庁に戻るのでしょうね。
で、最後を飾る本作はと言うと・・・・
面白かったのですが、なんか、色々と彷彿させる作品でした。
「橋」と言うキーワードは「麒麟の翼」。
焼かれた死体の入れ替わりはガリレオの「容疑者Xの献身」。
逃走を続ける父と子の姿は名作「砂の器」を思い出させます。
そこに「震災」や「原発」など社会問題なども織り込み、私的にはちょっとスッキリしてない感じを受けました。
ミステリとして当然のミスディレクションもイマイチだった気がしますし、過去の時系列もちょっと分かり辛かったかな。
ですが、お馴染みの出演者の顔を観て、あの音楽が流れるとどうしても燃えてしまい、物語にのめり込んでしまうのはテレビの映画化の強みかもしれません。
もともと東野氏の小説は淡泊(?)なので、映像化には向いていると思っている私です。
今後、新たなシリーズやキャラクターの登場を期待しています。

そう言えば・・・・主演の方があまり好きでは無いので観ていない「何とかホテル」ってあったけど、あれはどうなのでしょう?
◆「祈りの幕が下りる時」 2017年/日本 【119分】
監督:福澤克雄 原作:東野圭吾 脚本: 李正美 撮影:須田昌弘 音楽:菅野祐悟 主題歌:JUJU 出演:阿部寛/松嶋菜々子/溝端淳平/田中麗奈/キムラ緑子/烏丸せつこ/春風亭昇太/音尾琢真/及川光博/伊藤蘭/小日向文世/山崎努
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ある日、東京都葛飾区小菅のアパートで女性の絞殺死体が発見される。
被害者は滋賀県在住の押谷道子で、現場アパートの住人・越川睦夫は行方不明となっていた。
松宮脩平ら警視庁捜査一課の刑事たちが捜査を進めるが、道子と越川の接点がなかなか見つけられない。
やがて捜査線上に舞台演出家の浅居博美が浮上してくるものの、事件の核心はいまだ掴めぬまま。
そんな中、越川の部屋から日本橋を囲む12の橋の名が書き込まれたカレンダーが発見される。
それを知った加賀恭一郎は激しく動揺する。
同じメモが、かつて加賀と父を捨てて蒸発した母・百合子の遺品の中にもあったのだった。
自らがこの事件の最大のカギであることを悟り戸惑いを隠せない加賀だったが…。
★★★★★★・・・・(6/10)
阿部寛さん当たり役の加賀恭一郎=新参者シリーズの完結編だそうです。
このシリーズの映像化は最初の連続ドラマで人気を博して以後、TVスペシャル2本と映画が(本作抜きで)1本作られていますが、だんだんと本格推理ドラマとしての完成度が下がってきているように感じていたのは私だけでしょうか(新参者>赤い指>麒麟の翼>眠りの森)。
小説を読んでいないので、その原因が作者なのか制作側なのかは分かりませんが、まぁ、ここら辺が潮時なのかと思います。

本作では完結篇らしく主人公の過去=母親の失踪が現在の事件に関わり、事件解決と共に公私における主人公の転換期が描かれています。
たぶん・・・この後、主人公は所轄から警視庁に戻るのでしょうね。
で、最後を飾る本作はと言うと・・・・
面白かったのですが、なんか、色々と彷彿させる作品でした。
「橋」と言うキーワードは「麒麟の翼」。
焼かれた死体の入れ替わりはガリレオの「容疑者Xの献身」。
逃走を続ける父と子の姿は名作「砂の器」を思い出させます。
そこに「震災」や「原発」など社会問題なども織り込み、私的にはちょっとスッキリしてない感じを受けました。
ミステリとして当然のミスディレクションもイマイチだった気がしますし、過去の時系列もちょっと分かり辛かったかな。
ですが、お馴染みの出演者の顔を観て、あの音楽が流れるとどうしても燃えてしまい、物語にのめり込んでしまうのはテレビの映画化の強みかもしれません。
もともと東野氏の小説は淡泊(?)なので、映像化には向いていると思っている私です。
今後、新たなシリーズやキャラクターの登場を期待しています。

そう言えば・・・・主演の方があまり好きでは無いので観ていない「何とかホテル」ってあったけど、あれはどうなのでしょう?
◆「祈りの幕が下りる時」 2017年/日本 【119分】
監督:福澤克雄 原作:東野圭吾 脚本: 李正美 撮影:須田昌弘 音楽:菅野祐悟 主題歌:JUJU 出演:阿部寛/松嶋菜々子/溝端淳平/田中麗奈/キムラ緑子/烏丸せつこ/春風亭昇太/音尾琢真/及川光博/伊藤蘭/小日向文世/山崎努
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