荒雑録
映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。
荻上直子監督 「彼らが本気で編むときは、」
レンタルDVDで映画「彼らが本気で編むときは、」を観る。

母と2人暮らしの小学5年生トモは、母が男を追って家を出て行ってしまい、一人で放置されてしまう。
こうしたことは初めてではなく、トモは以前も頼った叔父マキオの家へと向かう。
優しく迎えてくれたマキオの傍らには、初めて会う女性リンコがいた。
マキオの恋人だというリンコは、男性として生まれ、性別適合手術を受けて女性となったトランスジェンダーだった。
明るく優しい彼女は、おいしい料理やかわいいお弁当を作ってくれて、トモコは実の母からは受け取ることのなかった家庭のぬくもりや愛情を感じていく。
そんなリンコは、未だに周囲の心ない偏見にさらされることも少なくなく、悔しいことがあると必ず編み物をして心を落ち着かせるのだった。
マキオとトモと一緒に暮らすうち、いつしかある思いを強くしていくリンコだったが…。
★★★★★★・・・・(6/10)


母と2人暮らしの小学5年生トモは、母が男を追って家を出て行ってしまい、一人で放置されてしまう。
こうしたことは初めてではなく、トモは以前も頼った叔父マキオの家へと向かう。
優しく迎えてくれたマキオの傍らには、初めて会う女性リンコがいた。
マキオの恋人だというリンコは、男性として生まれ、性別適合手術を受けて女性となったトランスジェンダーだった。
明るく優しい彼女は、おいしい料理やかわいいお弁当を作ってくれて、トモコは実の母からは受け取ることのなかった家庭のぬくもりや愛情を感じていく。
そんなリンコは、未だに周囲の心ない偏見にさらされることも少なくなく、悔しいことがあると必ず編み物をして心を落ち着かせるのだった。
マキオとトモと一緒に暮らすうち、いつしかある思いを強くしていくリンコだったが…。
★★★★★★・・・・(6/10)
ジェンダーのお話とは知っていましたが、監督が荻上直子氏とは意外でした。
監督の作品は
「バーバー吉野 (2003)」「かもめ食堂 (2006)」「めがね (2007)」「トイレット(2010)」「レンタネコ(2012)」
と・・・考えると結構観ています。
すべてにあてはまるのはユルくて、優しくて、タラタラした、ちょっと変でファンタジーっぽい物語。
なので今回は、何となくですが・・・作風がテーマに合わない気がしていました。
ですが始まると、荻上監督とは気にしないで鑑賞。
面白かったです。
“考えさせられる”映画や“泣かせる”映画にせず、観ていてほっこりする映画にしたのが成功の要因でしょう。
説教臭くなく、押しつけがましくも無い、良い映画だと思います。
ただ、得てして良い映画はインパクトに欠け、人の心に残り辛い。
本作も観ている内は感動するのですが、後で思い返しても忘れている部分が多いのです。
今までの監督の作品は、別に忘れた部分があってもそんなに困らないのですが、本作はその忘れた部分を思い出したくて再度鑑賞したいと思うのではないでしょうか。
そういう意味では今までの監督作品の中では1番の作品だと思います。

生田斗真君の女装・・・・個人的には結構タイプでした。
◆「彼らが本気で編むときは、」 2017年/日本 【127分】
監督:荻上直子 脚本:荻上直子 撮影:柴崎幸三 音楽:江藤直子 出演:生田斗真/柿原りんか/ミムラ/込江海翔/門脇麦/柏原収史/品川徹/江口のりこ/高橋楓翔/原田麻由/小池栄子/りりィ/田中美佐子/桐谷健太
※2017年ベルリン国際映画祭テディ賞審査員特別賞/観客賞(2nd place)受賞
※2017年ニューヨーク・アジア映画祭観客賞受賞
※2017年KINOTAYO現代日本映画祭ソレイユ・ドール 観客賞(グランプリ)受賞
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監督の作品は
「バーバー吉野 (2003)」「かもめ食堂 (2006)」「めがね (2007)」「トイレット(2010)」「レンタネコ(2012)」
と・・・考えると結構観ています。
すべてにあてはまるのはユルくて、優しくて、タラタラした、ちょっと変でファンタジーっぽい物語。
なので今回は、何となくですが・・・作風がテーマに合わない気がしていました。
ですが始まると、荻上監督とは気にしないで鑑賞。
面白かったです。
“考えさせられる”映画や“泣かせる”映画にせず、観ていてほっこりする映画にしたのが成功の要因でしょう。
説教臭くなく、押しつけがましくも無い、良い映画だと思います。
ただ、得てして良い映画はインパクトに欠け、人の心に残り辛い。
本作も観ている内は感動するのですが、後で思い返しても忘れている部分が多いのです。
今までの監督の作品は、別に忘れた部分があってもそんなに困らないのですが、本作はその忘れた部分を思い出したくて再度鑑賞したいと思うのではないでしょうか。
そういう意味では今までの監督作品の中では1番の作品だと思います。

生田斗真君の女装・・・・個人的には結構タイプでした。
◆「彼らが本気で編むときは、」 2017年/日本 【127分】
監督:荻上直子 脚本:荻上直子 撮影:柴崎幸三 音楽:江藤直子 出演:生田斗真/柿原りんか/ミムラ/込江海翔/門脇麦/柏原収史/品川徹/江口のりこ/高橋楓翔/原田麻由/小池栄子/りりィ/田中美佐子/桐谷健太
※2017年ベルリン国際映画祭テディ賞審査員特別賞/観客賞(2nd place)受賞
※2017年ニューヨーク・アジア映画祭観客賞受賞
※2017年KINOTAYO現代日本映画祭ソレイユ・ドール 観客賞(グランプリ)受賞
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