荒雑録
映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。
岩井俊二監督 「リップヴァンウィンクルの花嫁 (2016)」
録画した映画「リップヴァンウィンクルの花嫁」を観る。

2016年の東京。
派遣教員として働く平凡な女性、皆川七海。
ある日、SNSで鶴岡鉄也という男性と知り合い、そのままトントン拍子で結婚へと至る。
結婚式に呼べる友人・親族が少ない七海は、代理出席の手配を“なんでも屋”の安室に依頼する。
しかし新婚早々、夫の浮気疑惑が持ち上がると、反対に義母から七海が浮気を疑われ、家を追い出されてしまう。
行き場もなく途方に暮れた七海は安室に助けを求め、彼が斡旋する怪しげなバイトを請け負うようになる。
やがて、豪邸で住み込みのメイドとして働き始めた七海は、謎めいたメイド仲間、里中真白と意気投合、互いに心を通わせていくのだったが…。
★★★★★★★・・・(7/10)


2016年の東京。
派遣教員として働く平凡な女性、皆川七海。
ある日、SNSで鶴岡鉄也という男性と知り合い、そのままトントン拍子で結婚へと至る。
結婚式に呼べる友人・親族が少ない七海は、代理出席の手配を“なんでも屋”の安室に依頼する。
しかし新婚早々、夫の浮気疑惑が持ち上がると、反対に義母から七海が浮気を疑われ、家を追い出されてしまう。
行き場もなく途方に暮れた七海は安室に助けを求め、彼が斡旋する怪しげなバイトを請け負うようになる。
やがて、豪邸で住み込みのメイドとして働き始めた七海は、謎めいたメイド仲間、里中真白と意気投合、互いに心を通わせていくのだったが…。
★★★★★★★・・・(7/10)
以前に録画して、「観よう、観よう」と思っていたのですが、3時間と言う長さに今まで躊躇していた映画です。
連休の中日で覚悟して鑑賞しました(笑)。

さすがに「ロリコン」「少女漫画」の監督だけに、独特な世界観の美しい物語。
テーマとしてはドロドロした部分を抱え込んでいるのに、その映像や音楽、はたまた出演陣の撮り方など、美しいの一言に尽きます。
ただ・・・この作品を理解し共感するにはオジサンは遅すぎます。
監督はほぼ同世代ですが、いまだにこのテーマでこの様な物語が作れるのは監督の純粋さが出来る技。
そう考えると
主人公が、現実社会の中、泡が消えるかのように儚く消えてしまいそうな「クラムボン」から、本当の幸せを探しに行く「カムパネルラ」となって、俗世間から離れた夢物語の様な「リップヴァンウィンクル」の世界に入り込み、再生して現世に戻る
と言うのも、何か監督自身の気持ちが反映されているのかな?とも取れます。
若いころから色々と(勝手に)文句を言っていた監督ですが、それでも何作も観ているのは監督の無垢な物語が観たい為なのです。
最後まで飽きずに鑑賞することができました。
面白かったです。
ただ・・・やっぱり3時間は長いかな。
◆「リップヴァンウィンクルの花嫁」 2016年/日本 【180分】
監督:岩井俊二 原作:岩井俊二 脚本:岩井俊二 撮影:神戸千木 編集:岩井俊二 音楽監督:桑原まこ 出演:黒木華/Cocco/地曵豪/和田聰宏/佐生有語/夏目ナナ/野間口徹/野口雅弘/山口詩史/紀里谷和明/中村ゆり/原日出子/毬谷友子/金田明夫/りりィ/綾野剛
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連休の中日で覚悟して鑑賞しました(笑)。

さすがに「ロリコン」「少女漫画」の監督だけに、独特な世界観の美しい物語。
テーマとしてはドロドロした部分を抱え込んでいるのに、その映像や音楽、はたまた出演陣の撮り方など、美しいの一言に尽きます。
ただ・・・この作品を理解し共感するにはオジサンは遅すぎます。
監督はほぼ同世代ですが、いまだにこのテーマでこの様な物語が作れるのは監督の純粋さが出来る技。
そう考えると
主人公が、現実社会の中、泡が消えるかのように儚く消えてしまいそうな「クラムボン」から、本当の幸せを探しに行く「カムパネルラ」となって、俗世間から離れた夢物語の様な「リップヴァンウィンクル」の世界に入り込み、再生して現世に戻る
と言うのも、何か監督自身の気持ちが反映されているのかな?とも取れます。
若いころから色々と(勝手に)文句を言っていた監督ですが、それでも何作も観ているのは監督の無垢な物語が観たい為なのです。
最後まで飽きずに鑑賞することができました。
面白かったです。
ただ・・・やっぱり3時間は長いかな。
◆「リップヴァンウィンクルの花嫁」 2016年/日本 【180分】
監督:岩井俊二 原作:岩井俊二 脚本:岩井俊二 撮影:神戸千木 編集:岩井俊二 音楽監督:桑原まこ 出演:黒木華/Cocco/地曵豪/和田聰宏/佐生有語/夏目ナナ/野間口徹/野口雅弘/山口詩史/紀里谷和明/中村ゆり/原日出子/毬谷友子/金田明夫/りりィ/綾野剛
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