荒雑録
映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。
柴田哲孝著 「秋霧の街」
柴田哲孝著 「秋霧の街 私立探偵 神山健介」(祥伝社文庫/2014年10月10日初版)を読む。

国際港湾都市、新潟。
二年前、深夜の外国埠頭で日本人の若い女性が惨殺された。
指名手配された男は、いまだ逃走を続けている。
だが、事件の再調査を依頼された私立探偵神山健介は、余命わずかの被害者の父から「真犯人は別にいる…」と聞かされた。
背後に蠢くロシア人の影、不可解な警察の動き、そして謎の美女・マリア。
愛と壮絶な暴力が交錯する、衝撃のミステリー。
★★★★★・・・・・(5/10)

国際港湾都市、新潟。
二年前、深夜の外国埠頭で日本人の若い女性が惨殺された。
指名手配された男は、いまだ逃走を続けている。
だが、事件の再調査を依頼された私立探偵神山健介は、余命わずかの被害者の父から「真犯人は別にいる…」と聞かされた。
背後に蠢くロシア人の影、不可解な警察の動き、そして謎の美女・マリア。
愛と壮絶な暴力が交錯する、衝撃のミステリー。
★★★★★・・・・・(5/10)
私立探偵・神山健介シリーズの第4弾です。
古本屋で見つけ購入しましたが、3作目はまだ読んでいません。
たぶん・・・順番に読まなくても大丈夫な小説だと思い読み始めました。
殺人事件の捜査に謎の美女の登場・・・う~ん、ハードボイルドの定番で、今一つ盛り上がりに欠けます。
前2作は謎の部分に主人公過去や日本の歴史的な因縁が加わって、ハードボイルドでありながらおどろおどろした物語が私たちを引っ張ってくれたのですが、今回はそんなコトは無く、ロシアンマフィアと彼らが巣食う田舎町を舞台とした普通のサスペンス・アクションです。
カッコイイ主人公が謎の美女と絡む色っぽい場面や結構バイオレンスな描写、愛車ポルシェのカーアクションに敵味方入り混じってのドンパチシーン。
被害者がなぜ殺されたのかの謎解きや残された関係者の物悲しいエピローグなど。
見所は満載ですが、正直、この手のお話は食傷気味でページをめくる手も鈍くなる。
いつもなら一気に読了できるのに今回は休み休みでした。
飽きる事は無かったのですが、正統派ハードボイルド×土地と人の因縁絡む陰惨な事件って言うミスマッチが本シリーズの魅力でしたので、それが無くなった今、以後続巻を読むかは微妙ですね。
とりあえず、第3作の「冬蛾」を読んでから決めたいと思います。

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古本屋で見つけ購入しましたが、3作目はまだ読んでいません。
たぶん・・・順番に読まなくても大丈夫な小説だと思い読み始めました。
殺人事件の捜査に謎の美女の登場・・・う~ん、ハードボイルドの定番で、今一つ盛り上がりに欠けます。
前2作は謎の部分に主人公過去や日本の歴史的な因縁が加わって、ハードボイルドでありながらおどろおどろした物語が私たちを引っ張ってくれたのですが、今回はそんなコトは無く、ロシアンマフィアと彼らが巣食う田舎町を舞台とした普通のサスペンス・アクションです。
カッコイイ主人公が謎の美女と絡む色っぽい場面や結構バイオレンスな描写、愛車ポルシェのカーアクションに敵味方入り混じってのドンパチシーン。
被害者がなぜ殺されたのかの謎解きや残された関係者の物悲しいエピローグなど。
見所は満載ですが、正直、この手のお話は食傷気味でページをめくる手も鈍くなる。
いつもなら一気に読了できるのに今回は休み休みでした。
飽きる事は無かったのですが、正統派ハードボイルド×土地と人の因縁絡む陰惨な事件って言うミスマッチが本シリーズの魅力でしたので、それが無くなった今、以後続巻を読むかは微妙ですね。
とりあえず、第3作の「冬蛾」を読んでから決めたいと思います。

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