荒雑録
映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。
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中島哲也監督 「来る (2018)」
レンタルDVDで映画「来る」を観る。

子煩悩な田原秀樹は身の回りで起きている怪異な出来事に不安を抱き、妻の香奈と幼い一人娘・知紗を守るため、友人の民俗学者・津田に相談し、藁にもすがる思いでオカルトライター・野崎のもとを訪ねる。
さっそく野崎は日本最強の霊媒師・琴子を姉に持つキャバ嬢・真琴とともに調査を開始する。
しかし、その“何か”は真琴の手に負える相手ではなかった。
★★★★★★★・・・(7/10)


子煩悩な田原秀樹は身の回りで起きている怪異な出来事に不安を抱き、妻の香奈と幼い一人娘・知紗を守るため、友人の民俗学者・津田に相談し、藁にもすがる思いでオカルトライター・野崎のもとを訪ねる。
さっそく野崎は日本最強の霊媒師・琴子を姉に持つキャバ嬢・真琴とともに調査を開始する。
しかし、その“何か”は真琴の手に負える相手ではなかった。
★★★★★★★・・・(7/10)
「リング」や「呪怨」に代表されるジャパニーズ・ホラーを期待すると、ちょっと肩透かしを食う映画です。
圧倒的な力を持つ「化け物」は出てきますが、その正体は人間の持つ情念です。
キングの小説によくある「一番怖いのは人!」って言うスタイルにちょっと似ているかもしれません。
「怖くはない」と言ってしまうと語弊がありますが、物語に登場する「化け物」よりも登場人物そのものが観ている側をゾッとさせる作りになっています。
また、監督特有のテンポの良さと人を食ったような大胆な演出は、確かにホラーと言うよりはエンタメ的な盛り上げ方。
好き嫌いはあるでしょうが、私はとても面白く鑑賞できました。
特に前半の主人公の結婚式や幸せな家庭生活は、監督の毒々しい悪意がむき出しで、とても楽しめました。
なんか監督の作品って、男はダメダメで、女が強いってお話が多く感じます。
本作でも岡田准一、青木崇高、妻夫木聡がどうしようもない駄目男を見事に演じ、黒木華、小松菜奈、柴田理恵、松たか子が凛々しく逞しいのが印象的でした。
怖さとは別にそこら辺の人間ドラマも本作の魅力でしょう。
お祓いの儀式前に写メ撮って馬鹿騒ぎしていたJKが、現場では巫女となって悪霊と戦うそのギャップに思わず笑ってしまいました。

◆「来る」 2018年/日本 【134分】
監督:中島哲也 原作:澤村伊智 脚本:中島哲也/岩井秀人/門間宣裕 撮影:岡村良憲 出演:岡田准一/黒木華/小松菜奈/青木崇高/柴田理恵/太賀/石田えり/伊集院光/松たか子/妻夫木聡
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圧倒的な力を持つ「化け物」は出てきますが、その正体は人間の持つ情念です。
キングの小説によくある「一番怖いのは人!」って言うスタイルにちょっと似ているかもしれません。
「怖くはない」と言ってしまうと語弊がありますが、物語に登場する「化け物」よりも登場人物そのものが観ている側をゾッとさせる作りになっています。
また、監督特有のテンポの良さと人を食ったような大胆な演出は、確かにホラーと言うよりはエンタメ的な盛り上げ方。
好き嫌いはあるでしょうが、私はとても面白く鑑賞できました。
特に前半の主人公の結婚式や幸せな家庭生活は、監督の毒々しい悪意がむき出しで、とても楽しめました。
なんか監督の作品って、男はダメダメで、女が強いってお話が多く感じます。
本作でも岡田准一、青木崇高、妻夫木聡がどうしようもない駄目男を見事に演じ、黒木華、小松菜奈、柴田理恵、松たか子が凛々しく逞しいのが印象的でした。
怖さとは別にそこら辺の人間ドラマも本作の魅力でしょう。
お祓いの儀式前に写メ撮って馬鹿騒ぎしていたJKが、現場では巫女となって悪霊と戦うそのギャップに思わず笑ってしまいました。

◆「来る」 2018年/日本 【134分】
監督:中島哲也 原作:澤村伊智 脚本:中島哲也/岩井秀人/門間宣裕 撮影:岡村良憲 出演:岡田准一/黒木華/小松菜奈/青木崇高/柴田理恵/太賀/石田えり/伊集院光/松たか子/妻夫木聡
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