荒雑録
映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。
ディック・リチャーズ監督 「さらば愛しき女よ」
録画した映画「さらば愛しき女よ」を観る。

私立探偵フィリップ・マーロウは、家出娘を両親に渡した現場を見ていた大男のムースから、かつての恋人ベルマを探してほしいと頼まれる。
ムースは単独で銀行を襲い、7年間刑務所に入っていた。
ベルマがかつて働いていた店に向かった二人はそこが今は黒人の店に様変わりしていることを知る。
店のボスに銃を出され、奪って撃ち殺してしまったムースを逃がしたマーロウは、ベルマを探し出すことを決める。
前の店主の妻、ジェシーを経由してベルマの写真を手に入れたマーロウは、ベルマが精神病院に入院していることを知る。
しかし、ムースは写真を破り捨て、ベルマは別人だと言い残す。
その夜、マーロウのオフィスにマリオットという男が現れ、奪われた翡翠のネックレスを今夜、取り返しに行くのに同行してほしいと依頼する。
現場に行ったマーロウは後ろから頭を一撃され、気付いた時にはマリオットは殺されていた。
翡翠のコレクターで有力者のグレイル判事の家に聞き込みに向かったマーロウは、判事の美しい妻ヘレンと出会う…
★★★★★★★・・・(かなり甘い7/10)


私立探偵フィリップ・マーロウは、家出娘を両親に渡した現場を見ていた大男のムースから、かつての恋人ベルマを探してほしいと頼まれる。
ムースは単独で銀行を襲い、7年間刑務所に入っていた。
ベルマがかつて働いていた店に向かった二人はそこが今は黒人の店に様変わりしていることを知る。
店のボスに銃を出され、奪って撃ち殺してしまったムースを逃がしたマーロウは、ベルマを探し出すことを決める。
前の店主の妻、ジェシーを経由してベルマの写真を手に入れたマーロウは、ベルマが精神病院に入院していることを知る。
しかし、ムースは写真を破り捨て、ベルマは別人だと言い残す。
その夜、マーロウのオフィスにマリオットという男が現れ、奪われた翡翠のネックレスを今夜、取り返しに行くのに同行してほしいと依頼する。
現場に行ったマーロウは後ろから頭を一撃され、気付いた時にはマリオットは殺されていた。
翡翠のコレクターで有力者のグレイル判事の家に聞き込みに向かったマーロウは、判事の美しい妻ヘレンと出会う…
★★★★★★★・・・(かなり甘い7/10)
仕事の休業の多い中で、撮り貯めしていたDVDを鑑賞。
こちらは「ハードボイルド・ファンなら観なければならない!」と思いウン十年、やっと鑑賞する作品です。

チャンドラーの原作を読んだのは学生の頃なので30年近く経っていますが、ストーリーは(今となっては)単純なので、覚えていますので、小説にほぼ忠実な本作の展開は分かっていますし、目新しい部分はありません。
なので、派手さや迫力の無いちょっとしたトラブルがタラタラ続き、独り言をボヤく気怠いオッサン探偵に退屈さを感じてしまうのはあたりまえなのですが・・・・
まぁ、そこがハードボイルドの醍醐味。
物語よりも主人公の行動・台詞、しいてはその生き方を感じて味わうのが楽しみ方。
確かにロバート・ミッチャムは“憧れのマーロウ”には遠い疲れたオッサンではありますが
これはこれでカッコイイ。

おまけにお若いシャーロット・ランプリングは美しく、妖しい瞳の魔性の女っぷりも素晴らしい。

原作はちょっと横に置いといて
ハードボイルドの雰囲気を楽しみ、その世界観に浸る
そんなもの好きだけが楽しめる映画です・・・今となっては。
私はとても面白かったです。
チャンドラ―、ハメット、ロス・マクなどのまだ観ていない映画化作品は多々ありますが、もっと観たいと言う気持ちを新たにした映画でした。
レンタルDVDではあまり見かけないので、BSでハードボイル映画特集でもやってくれませんかね。
それと、もう一つ思うのは
「オリエント急行」も再度映画化されたし、斬新なホームズ譚「シャーロック」もTVになったし
ここら辺で新たなマーロウの映像化!なんてできないでしょうかね?
まぁ、それはそれで賛否が凄そうですが(笑)。
※チンピラ役でスタローンが出ていました。 若造・・・です。

◆「さらば愛しき女よ FAREWELL, MY LOVELY」 1975年/アメリカ 【95分】
監督:ディック・リチャーズ 原作:レイモンド・チャンドラー 脚本:デヴィッド・Z・グッドマン 撮影:ジョン・A・アロンゾ 音楽:デヴィッド・シャイア 出演:ロバート・ミッチャム/シャーロット・ランプリング/ジョン・アイアランド/シルヴィア・マイルズ/アンソニー・ザーブ/ハリー・ディーン・スタントン/ジャック・オハローラン/ジョー・スピネル/シルヴェスター・スタローン
ブログランキングに参加しています!
FC2 Blog Ranking

こちらは「ハードボイルド・ファンなら観なければならない!」と思いウン十年、やっと鑑賞する作品です。

チャンドラーの原作を読んだのは学生の頃なので30年近く経っていますが、ストーリーは(今となっては)単純なので、覚えていますので、小説にほぼ忠実な本作の展開は分かっていますし、目新しい部分はありません。
なので、派手さや迫力の無いちょっとしたトラブルがタラタラ続き、独り言をボヤく気怠いオッサン探偵に退屈さを感じてしまうのはあたりまえなのですが・・・・
まぁ、そこがハードボイルドの醍醐味。
物語よりも主人公の行動・台詞、しいてはその生き方を感じて味わうのが楽しみ方。
確かにロバート・ミッチャムは“憧れのマーロウ”には遠い疲れたオッサンではありますが
これはこれでカッコイイ。

おまけにお若いシャーロット・ランプリングは美しく、妖しい瞳の魔性の女っぷりも素晴らしい。

原作はちょっと横に置いといて
ハードボイルドの雰囲気を楽しみ、その世界観に浸る
そんなもの好きだけが楽しめる映画です・・・今となっては。
私はとても面白かったです。
チャンドラ―、ハメット、ロス・マクなどのまだ観ていない映画化作品は多々ありますが、もっと観たいと言う気持ちを新たにした映画でした。
レンタルDVDではあまり見かけないので、BSでハードボイル映画特集でもやってくれませんかね。
それと、もう一つ思うのは
「オリエント急行」も再度映画化されたし、斬新なホームズ譚「シャーロック」もTVになったし
ここら辺で新たなマーロウの映像化!なんてできないでしょうかね?
まぁ、それはそれで賛否が凄そうですが(笑)。
※チンピラ役でスタローンが出ていました。 若造・・・です。

◆「さらば愛しき女よ FAREWELL, MY LOVELY」 1975年/アメリカ 【95分】
監督:ディック・リチャーズ 原作:レイモンド・チャンドラー 脚本:デヴィッド・Z・グッドマン 撮影:ジョン・A・アロンゾ 音楽:デヴィッド・シャイア 出演:ロバート・ミッチャム/シャーロット・ランプリング/ジョン・アイアランド/シルヴィア・マイルズ/アンソニー・ザーブ/ハリー・ディーン・スタントン/ジャック・オハローラン/ジョー・スピネル/シルヴェスター・スタローン
ブログランキングに参加しています!
FC2 Blog Ranking

- 関連記事
-
- ジョン・クラシンスキー監督 「クワイエット・プレイス」 (2020/06/11)
- ディック・リチャーズ監督 「さらば愛しき女よ」 (2020/06/07)
- ジャスティン・リン監督 「ワイルド・スピードX3」 (2020/05/30)
コメント
コメントの投稿
トラックバック