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フリーマントル 著  「追いつめられた男」

ブライアン・フリーマントル 著 大熊栄 訳 「追いつめられた男」(新潮文庫/1986年5月第1刷)を読む。

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世界各地で英国のスパイが次々に暗殺されるという事件が起った。

英国情報部内に潜むKGBの裏切り者をめぐって、英ソ情報部は激しい駆け引きを行う。

その頃、チャーリーは親友ルウパートの依頼を受けて、欧州サミットを控えたローマに現れた。

チャーリーの後を追うクラリッサ。

だが、ローマにはKGB議長の仕組んだ罠が張りめぐらされ、チャーリーは絶体絶命の窮地に追い込まれる。

解説:大熊栄


★★★★★★・・・・(6/10)

本作は「消されかけた男」「再び消されかけて男」「呼びだされた男」「罠にかけられた男」に続くチャーリー・マフィンシリーズの5作目です。

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タイトルより、前作・前々作と探偵稼業を続けてきたマフィンが、やっと騙し騙されのスパイの世界に舞い戻り、英ソの情報部から追いつめられるのか?と期待を膨らませ読了しましたが・・・・

【ネタばれ注意】

“追い詰められた感”が薄いです。

長い逃亡生活でくたびれたアル中の種馬に成り下がったマフィンが、例のごとく保険会社の仕事を引き受け、事件に巻き込まれるのですが・・・これがソ連の策略で、マフィンはその罠に嵌められる だけ なのです。

以前のマフィンならこの罠を事前に察知・用心し、逆転の仕掛けを用意するはず・・・こちらもそのコンゲームを期待していましたが、最後までそれはありませんでした。

読んでいるコチラ側はマフィンが追いつめられる様を感じる事はできますが、肝心なマフィンは気が付かないので物語としての“追い詰められた感”が薄いのです。

なんともじれったい展開で、結局、マフィンはいろんな余罪をソ連に擦り付けられ英国情報部に捕まり、10年近い逃亡生活が終わります。

く~っ!!なんだ、この終わり方は?

納得がいかん!

こちらとしては(勝手に)ベレンコフやカレーニン将軍は何となくマフィンの味方と思っていました。

たぶん投獄されるマフィンがいかに復活するか?

すぐに買ってある次回作「亡命者はモスクワをめざす」を読み始めます!

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◆Brian Freemantle 「Madrigal for Charlie Muffin」(1981/GBR)

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