荒雑録
映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。
江口カン監督 「ザ・ファブル (2019)」
レンタルDVDで映画「ザ・ファブル」を観る。

どんな相手でも6秒以内に殺してしまう伝説の殺し屋“ファブル(寓話)”。
ある日、彼の育ての親でもあるボスに呼び出され、一年間の休養を命じられる。
しかも、その間は決して人を殺してはならないとクギを刺される。
ボスには絶対服従のファブルは佐藤アキラという偽名を使い、相棒のヨウコと兄妹のフリをして、大阪の街で一般人として暮らし始める。
不慣れなことばかりで戸惑いつつも、真面目に普通の生活を学び、一般社会に溶け込もうと奮闘するアキラ。
バイト先の女子社員ミサキや社長の田高田とも親しくなり、少しずつ普通の生活が板についてきたアキラだったが…。
★★★★★★・・・・(6/10)


どんな相手でも6秒以内に殺してしまう伝説の殺し屋“ファブル(寓話)”。
ある日、彼の育ての親でもあるボスに呼び出され、一年間の休養を命じられる。
しかも、その間は決して人を殺してはならないとクギを刺される。
ボスには絶対服従のファブルは佐藤アキラという偽名を使い、相棒のヨウコと兄妹のフリをして、大阪の街で一般人として暮らし始める。
不慣れなことばかりで戸惑いつつも、真面目に普通の生活を学び、一般社会に溶け込もうと奮闘するアキラ。
バイト先の女子社員ミサキや社長の田高田とも親しくなり、少しずつ普通の生活が板についてきたアキラだったが…。
★★★★★★・・・・(6/10)
とても漫画チックな映画です。
原作は漫画だと聞きますので、それが理由なのでしょう。

未読ですが作者の詳細でハードな絵柄を見ますと、リアルな内容のような気がします。
しかし「漫画のリアル」を実写にそのまま持ってくるととても違和感がある描写になります。
写実的な絵柄があってこそのフィクションのリアルが、絵がノンフィクションの現実世界では、フィクションはよりフィクションになり、そのリアル感は薄れます。
誇張はわざとらしくなり、派手はやり過ぎになり、笑いはより滑稽に。
いかにそのバランスをとっていくかが漫画の実写映画化の難しい所でしょう。
本作は漫画を忠実に実写化しているのではないでしょうか?
ストーリーもアクションシーンもとても楽しめた映画です。
出ている俳優陣も豪華で見ごたえがありました。
じゃあ何が不満かと言うと
リアル感と緊張感。
わざとらしく不自然な笑い。
2時間では語られなかった設定の抜け。
どれも漫画の実写版映画にはよくある事なので、それに目を瞑るのは慣れていますが、やはり気になってしまいます。
実写版映画は漫画ファンのお祭り騒ぎ。
そうは思っていますが、作品自体の出来が良かった分、残念に思える映画でした。
◆「ザ・ファブル」 2019年/日本 【123分】
監督:江口カン 原作:南勝久 脚本:渡辺雄介 撮影:田中一成 音楽:グランドファンク 主題歌:レディー・ガガ
出演:岡田准一/木村文乃/山本美月/福士蒼汰/柳楽優弥/木村了/井之脇海/ 藤森慎吾/宮川大輔/向井理/光石研/佐藤二朗/安田顕/佐藤浩市
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原作は漫画だと聞きますので、それが理由なのでしょう。

未読ですが作者の詳細でハードな絵柄を見ますと、リアルな内容のような気がします。
しかし「漫画のリアル」を実写にそのまま持ってくるととても違和感がある描写になります。
写実的な絵柄があってこそのフィクションのリアルが、絵がノンフィクションの現実世界では、フィクションはよりフィクションになり、そのリアル感は薄れます。
誇張はわざとらしくなり、派手はやり過ぎになり、笑いはより滑稽に。
いかにそのバランスをとっていくかが漫画の実写映画化の難しい所でしょう。
本作は漫画を忠実に実写化しているのではないでしょうか?
ストーリーもアクションシーンもとても楽しめた映画です。
出ている俳優陣も豪華で見ごたえがありました。
じゃあ何が不満かと言うと
リアル感と緊張感。
わざとらしく不自然な笑い。
2時間では語られなかった設定の抜け。
どれも漫画の実写版映画にはよくある事なので、それに目を瞑るのは慣れていますが、やはり気になってしまいます。
実写版映画は漫画ファンのお祭り騒ぎ。
そうは思っていますが、作品自体の出来が良かった分、残念に思える映画でした。
◆「ザ・ファブル」 2019年/日本 【123分】
監督:江口カン 原作:南勝久 脚本:渡辺雄介 撮影:田中一成 音楽:グランドファンク 主題歌:レディー・ガガ
出演:岡田准一/木村文乃/山本美月/福士蒼汰/柳楽優弥/木村了/井之脇海/ 藤森慎吾/宮川大輔/向井理/光石研/佐藤二朗/安田顕/佐藤浩市
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