荒雑録
映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。
武正晴監督 「銃 (2018)」
レンタルDVDで映画「銃」を観る。

大学生の西川トオルは雨の夜の河原で、動かなくなっていた男の傍らに落ちていた拳銃を拾い、
そのまま家に持ち帰る。
以来、それをまるで宝物のように感じ、心にも大きな変化が生まれていくトオル。
合コンで知り合った女とセックスフレンドの関係になる一方、大学でも妙に馴れ馴れしい女ヨシカワユウコと親しくなっていく。
そんな中、突然ひとりの刑事が彼の自宅を訪ねてくるのだったが…。
★★★★★・・・・・(5/10)


大学生の西川トオルは雨の夜の河原で、動かなくなっていた男の傍らに落ちていた拳銃を拾い、
そのまま家に持ち帰る。
以来、それをまるで宝物のように感じ、心にも大きな変化が生まれていくトオル。
合コンで知り合った女とセックスフレンドの関係になる一方、大学でも妙に馴れ馴れしい女ヨシカワユウコと親しくなっていく。
そんな中、突然ひとりの刑事が彼の自宅を訪ねてくるのだったが…。
★★★★★・・・・・(5/10)
観終わった後で調べたら芥川龍之介賞受賞作家のデビュー作らしいです。
なんとなく「なるほど・・・」と納得しました。
銃を手に入れた人間が変わっていくお話はいくつかありますが、本作は他の作品とは違い
理屈っぽいのです。
台詞や状況説明が。
そして、そこには青臭い文学の匂いがしました。
モノクロの映像や2つのラストなどがそれに拍車をかけています。
正直、そんな映画は嫌いではありません。
嫌いではありませんが
のめり込めなかったのは、内容のせいか、年齢のせいか?
主役の村上虹郎君も頑張ってはいたし雰囲気もありましたが、私にはダメでした。
おまけに共演の広瀬アリスさんやリリーさんも適役とは思えませんでした。
監督の現代ながら昭和を醸し出す映像と「だからどうした?」と思いが残る演出は以前に観た「百円の恋」と同じですが、あれは安藤サクラと言う絶対的な俳優によって成り立っていた映画でした。
本作でその役割を村上虹郎君に託すのはちょっと荷が重かった気がします。

あと・・・蛇足ながら、もう1つの主役ローマンMK-Ⅲも適役では無いように思えます。
ガンマニアには拳銃の性格や背景も気になるもので、個人的にはここで357マグナムは無いかな・・・。

※なんで映画って親子で共演させたがるのでしょうね。話題性かな?
◆「銃」 2018年/日本 【97分】
監督:武正晴 原作:中村文則 脚本:武正晴/宍戸英紀 撮影:西村博光 音楽:海田庄吾 出演:村上虹郎/広瀬アリス/日南響子/新垣里沙/岡山天音/後藤淳平/村上淳/リリー・フランキー
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なんとなく「なるほど・・・」と納得しました。
銃を手に入れた人間が変わっていくお話はいくつかありますが、本作は他の作品とは違い
理屈っぽいのです。
台詞や状況説明が。
そして、そこには青臭い文学の匂いがしました。
モノクロの映像や2つのラストなどがそれに拍車をかけています。
正直、そんな映画は嫌いではありません。
嫌いではありませんが
のめり込めなかったのは、内容のせいか、年齢のせいか?
主役の村上虹郎君も頑張ってはいたし雰囲気もありましたが、私にはダメでした。
おまけに共演の広瀬アリスさんやリリーさんも適役とは思えませんでした。
監督の現代ながら昭和を醸し出す映像と「だからどうした?」と思いが残る演出は以前に観た「百円の恋」と同じですが、あれは安藤サクラと言う絶対的な俳優によって成り立っていた映画でした。
本作でその役割を村上虹郎君に託すのはちょっと荷が重かった気がします。

あと・・・蛇足ながら、もう1つの主役ローマンMK-Ⅲも適役では無いように思えます。
ガンマニアには拳銃の性格や背景も気になるもので、個人的にはここで357マグナムは無いかな・・・。

※なんで映画って親子で共演させたがるのでしょうね。話題性かな?
◆「銃」 2018年/日本 【97分】
監督:武正晴 原作:中村文則 脚本:武正晴/宍戸英紀 撮影:西村博光 音楽:海田庄吾 出演:村上虹郎/広瀬アリス/日南響子/新垣里沙/岡山天音/後藤淳平/村上淳/リリー・フランキー
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