荒雑録
映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。
野尻克己監督 「鈴木家の嘘 (2018)」
レンタルDVDで映画「鈴木家の嘘」を観る。

鈴木家の長男で長年引きこもり生活を送っていた浩一が、ある日突然自らこの世を去った。
母の悠子はショックのあまり意識を失ってしまう。
四十九日ぶりに目を覚ました悠子は、浩一が亡くなったことを覚えておらず、娘の富美はとっさに“お兄ちゃんはアルゼンチンでおじさんの仕事を手伝っている”と嘘をつく。
父の幸男もこの嘘に乗っかり、親戚たちも巻き込んで必死にアリバイ作りにいそしむ鈴木家の面々だったが…。
★★★★★★★・・・(7/10)


鈴木家の長男で長年引きこもり生活を送っていた浩一が、ある日突然自らこの世を去った。
母の悠子はショックのあまり意識を失ってしまう。
四十九日ぶりに目を覚ました悠子は、浩一が亡くなったことを覚えておらず、娘の富美はとっさに“お兄ちゃんはアルゼンチンでおじさんの仕事を手伝っている”と嘘をつく。
父の幸男もこの嘘に乗っかり、親戚たちも巻き込んで必死にアリバイ作りにいそしむ鈴木家の面々だったが…。
★★★★★★★・・・(7/10)
レンタル屋で借りた時、他のDVDは何も言われなかったのに、本作だけ「これもですか?」と店員に確認されました。
「なんですか?私が本作を借りるのはおかしいですか?」とも「あなたは本作を観たんですか?その上で私が借りるのが変だと思うのですか?」とも聞かなかったですけど(笑)、なんででしょうね?
確かに普段でしたら借りなかった作品かもしれませんが、何かで高評価だったのを読んだのと、2018年度のキネ旬邦画ベスト・テンに入っていたのでレンタルしました。
本作は長男の自殺がショックで記憶喪失になった母のため、彼はアルゼンチンで働いているという嘘を家族ぐるみでつき通す一家の再生物語をユーモラスに描いたヒューマン・コメディです。
予告編ではコメディ要素が強めに感じられましたが、本編はもっとシリアスでした。
なので要所要所で重く感じる部分はありますし、素直に笑えない場面もありました。
周りに「ひきこもり」がいない私にはこれをリアルに感じる事はできないのですが、それでも遺書のない自殺に戸惑い後悔する家族の心情は考えられます。
「嘘」の部分もファンタジーにはならず、丁寧に作られている印象を受ける映画でした。
ただ、出だしの自殺の場面のインパクトがありすぎてだんだんと尻つぼみになっていく印象を受けるのが難点でしょうか?
私は母が真実を知った後の終わりに近い部分が一番好きでした。
役者陣もそれぞれ素晴らしく、特に長女役の木竜麻生さんが印象的でした・・・これからが楽しみな女優さんです。
またとぼけた大森南朋氏とコテコテの叔母さん役の岸本加世子さんが物語の清涼剤として良かったです。
面白かったです。
ですが、やはり私的にはあまり得意ではないジャンルの作品ですね・・・さすがキネ旬。
たまに観る分には良いけど、疲れている時にはダメですね。
最後までやっぱり気になったのはイブちゃん。
はたしていったいどんな子だったのか・・・

◆「鈴木家の嘘」 2018年/日本 【133分】
監督:野尻克己 脚本:野尻克己 撮影:中尾正人 音楽:明星/Akeboshi 出演:岸部一徳/原日出子/木竜麻生/加瀬亮/吉本菜穂子/宇野祥平/山岸門人/川面千晶/岸本加世子/大森南朋
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「なんですか?私が本作を借りるのはおかしいですか?」とも「あなたは本作を観たんですか?その上で私が借りるのが変だと思うのですか?」とも聞かなかったですけど(笑)、なんででしょうね?
確かに普段でしたら借りなかった作品かもしれませんが、何かで高評価だったのを読んだのと、2018年度のキネ旬邦画ベスト・テンに入っていたのでレンタルしました。
本作は長男の自殺がショックで記憶喪失になった母のため、彼はアルゼンチンで働いているという嘘を家族ぐるみでつき通す一家の再生物語をユーモラスに描いたヒューマン・コメディです。
予告編ではコメディ要素が強めに感じられましたが、本編はもっとシリアスでした。
なので要所要所で重く感じる部分はありますし、素直に笑えない場面もありました。
周りに「ひきこもり」がいない私にはこれをリアルに感じる事はできないのですが、それでも遺書のない自殺に戸惑い後悔する家族の心情は考えられます。
「嘘」の部分もファンタジーにはならず、丁寧に作られている印象を受ける映画でした。
ただ、出だしの自殺の場面のインパクトがありすぎてだんだんと尻つぼみになっていく印象を受けるのが難点でしょうか?
私は母が真実を知った後の終わりに近い部分が一番好きでした。
役者陣もそれぞれ素晴らしく、特に長女役の木竜麻生さんが印象的でした・・・これからが楽しみな女優さんです。
またとぼけた大森南朋氏とコテコテの叔母さん役の岸本加世子さんが物語の清涼剤として良かったです。
面白かったです。
ですが、やはり私的にはあまり得意ではないジャンルの作品ですね・・・さすがキネ旬。
たまに観る分には良いけど、疲れている時にはダメですね。
最後までやっぱり気になったのはイブちゃん。
はたしていったいどんな子だったのか・・・

◆「鈴木家の嘘」 2018年/日本 【133分】
監督:野尻克己 脚本:野尻克己 撮影:中尾正人 音楽:明星/Akeboshi 出演:岸部一徳/原日出子/木竜麻生/加瀬亮/吉本菜穂子/宇野祥平/山岸門人/川面千晶/岸本加世子/大森南朋
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