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フリーマントル 著  「暗殺者を愛した女」

ブライアン・フリーマントル著 稲葉明雄訳 「暗殺者を愛した女」(新潮文庫/1989年刊)を読む。

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KGBの辣腕の暗殺者コズロフが、在日アメリカ大使館勤務のCIA部員に亡命を求めてきた。

それは、コズロフ自身はアメリカへ、その妻イレーナは英国へ、という奇妙な申し出だった。

英国情報部に復帰はしたものの辛気くさいデスクワークにうんざりしていたチャーリーは、さっそく東京へ飛び、アメリカとの共同作戦を開始したが…。

日本を舞台に展開する虚々実々の亡命作戦。

解説:稲葉明雄


★★★★★★・・・・(6/10)

本作は「消されかけた男」「再び消されかけて男」「呼びだされた男」「罠にかけられた男」「追いつめられた男」「亡命者はモスクワをめざす」に続くチャーリー・マフィンシリーズの7作目です。

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主人公の情報部復帰の第1弾。

チャーリーがCIAと協力してKGBの夫婦を亡命させるお話。

ですが、CIAがMI6と協力する訳はないし、ましてや且つてあんな事をしくさったチャーリーとなんて。

どっちが先に抜け駆けできるかの攻防と、一筋縄ではいかないKGB夫婦。

大成功と喜ぶものの、裏をかかれ思わぬ窮地へ、それでも諦めず嘘を看破し、とっさに転身、反撃開始!

早い展開に逆転、思わぬラスト。

面白かった!

ひねくれもののチャーリーの行動も同じオッサンとしては共感できる部分もチラホラと。

ただね・・・亡命の動機がね・・・そこんトコどうなんでしょう?

今回の舞台の大半は日本なので

原題は“Charlie Muffin San (チャーリー・マフィンさん)

・・・・洒落が効いているとは思いますが、私は邦題のほうがいいかと・・・。

このノリで次回作に続けば嬉しいが

しまった!まだ、古本屋で見つけていなかった。

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◆Brian Freemantle 「Charlie Muffin San」(1987/GBR)

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