荒雑録
映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。
アレックス・マーキン監督 「ハイジャック・ゲーム (2017)」
録画した映画「ハイジャック・ゲーム」を観る。

ワシントンD.C.へ向かうため、飛行機に搭乗したFBI捜査官のグレッチェン・ブレアは、他のお客とのトラブルから幸運にもビジネスクラスへ席を移動することに。
彼女は隣の席の男テリー・レノックスとの会話を楽しむが、テリーがある乗客の姿を見て青ざめた表情に一変。
そして、彼女にこう告げる「俺を助けてくれたら、5000万ドル支払う」と。
ブレアが驚愕するなか、機内では1人のスチュワーデスが、搭乗員の男を殺害。
なんとこの飛行機には、ハイジャック犯の集団が乗り込んでいたのだった。
★★★★★・・・・・(5/10)


ワシントンD.C.へ向かうため、飛行機に搭乗したFBI捜査官のグレッチェン・ブレアは、他のお客とのトラブルから幸運にもビジネスクラスへ席を移動することに。
彼女は隣の席の男テリー・レノックスとの会話を楽しむが、テリーがある乗客の姿を見て青ざめた表情に一変。
そして、彼女にこう告げる「俺を助けてくれたら、5000万ドル支払う」と。
ブレアが驚愕するなか、機内では1人のスチュワーデスが、搭乗員の男を殺害。
なんとこの飛行機には、ハイジャック犯の集団が乗り込んでいたのだった。
★★★★★・・・・・(5/10)
ハイジャック映画と言うと思いだされるのが、一昨年観たリーアム・ニーソン主演の「フライト・ゲーム(2014)」、古くはジョディ・フォスターの「フライトプラン(2005)」やインディ・ジョーンズが大統領の「エアフォース・ワン(1997)」、ニコラス・ケイジの「コン・エアー(1997)」など、もっと古くはエアポートシリーズ(77だっけ?)やショーン・コネリーの「オスロ国際空港/ダブル・ハイジャック(1974)」なんてのもありましたか。
で、今回鑑賞した本作は今まで観たハイジャック映画の中でもずば抜けて ヌルい 作品です。
この手の・・・と言うより映画全部に言える事ですが、人物設定や人間ドラマがしっかりしていないと基本面白くない。
本作の登場人物たちは主人公や犯人たちも含め、みんな何をしたいのか分からないヤツラばかり。
強くもないし交渉もしないFBI交渉人の主人公。
軽口ばかりの中途半端な悪党。
役に立たない割にはちゃっかり寝返る航空捜査官。
アクションをしないドルフ・ラングレン。
部下を叱咤し美人で切れそうに見えながらもドルフ・ラングレン任せの女ハイジャッカー。
う~ん、書いていながらわかりました。
登場人物たちの設定以前に
監督が何やりたいんだ!
って事ですかね。
サスペンスなのに緊張感は無く、主人公のスキルを活かすようなコンゲーム的な交渉もなく、それでいて人は結構殺される。
物語がどこへ向かっているのだか分からない状態で、伏線が一切ない唐突な展開。
それが「あっ!」と驚くモノならまだ許せるのですが、なんかすべてに凡庸。
ダイヤの奪い合いってのもハイジャックして乗客を全員殺すにはショボくて頭悪い動機に思えてしまいます。
人質を救うためだからって、滑走路走っている飛行機から飛び降ろすってのは、逆に怪我人続出でしょう、普通は。
最後のオチも何だかな~。
「えっ!これで終わり?!」って二度見しました(笑)。
主演のデニース・リチャーズ、遠目には美人さんですがアップで見ると・・・失礼ながら老けましたね、007の時とは大違い。
個人的意見を言えば女ハイジャッカーの若い美人さんを主役にした方が良かったと思います。

◆「ハイジャック・ゲーム ALTITUDE」 2017年/アメリカ 【85分】
監督: 原案:ジェシー・ミトルスタット/リチャード・スウィッツァー/タイラー・W・コニー 脚本:ジェシー・ミトルスタット 撮影:デイン・ローイング 音楽:ボビー・タホウリ 出演:デニース・リチャーズ/ドルフ・ラングレン/グリア・グラマー/カーク・バーカー/ジョルディ・ビラスーソ/ジョナサン・リプニッキ/チェルシー・エドマンドソン
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で、今回鑑賞した本作は今まで観たハイジャック映画の中でもずば抜けて ヌルい 作品です。
この手の・・・と言うより映画全部に言える事ですが、人物設定や人間ドラマがしっかりしていないと基本面白くない。
本作の登場人物たちは主人公や犯人たちも含め、みんな何をしたいのか分からないヤツラばかり。
強くもないし交渉もしないFBI交渉人の主人公。
軽口ばかりの中途半端な悪党。
役に立たない割にはちゃっかり寝返る航空捜査官。
アクションをしないドルフ・ラングレン。
部下を叱咤し美人で切れそうに見えながらもドルフ・ラングレン任せの女ハイジャッカー。
う~ん、書いていながらわかりました。
登場人物たちの設定以前に
監督が何やりたいんだ!
って事ですかね。
サスペンスなのに緊張感は無く、主人公のスキルを活かすようなコンゲーム的な交渉もなく、それでいて人は結構殺される。
物語がどこへ向かっているのだか分からない状態で、伏線が一切ない唐突な展開。
それが「あっ!」と驚くモノならまだ許せるのですが、なんかすべてに凡庸。
ダイヤの奪い合いってのもハイジャックして乗客を全員殺すにはショボくて頭悪い動機に思えてしまいます。
人質を救うためだからって、滑走路走っている飛行機から飛び降ろすってのは、逆に怪我人続出でしょう、普通は。
最後のオチも何だかな~。
「えっ!これで終わり?!」って二度見しました(笑)。
主演のデニース・リチャーズ、遠目には美人さんですがアップで見ると・・・失礼ながら老けましたね、007の時とは大違い。
個人的意見を言えば女ハイジャッカーの若い美人さんを主役にした方が良かったと思います。

◆「ハイジャック・ゲーム ALTITUDE」 2017年/アメリカ 【85分】
監督: 原案:ジェシー・ミトルスタット/リチャード・スウィッツァー/タイラー・W・コニー 脚本:ジェシー・ミトルスタット 撮影:デイン・ローイング 音楽:ボビー・タホウリ 出演:デニース・リチャーズ/ドルフ・ラングレン/グリア・グラマー/カーク・バーカー/ジョルディ・ビラスーソ/ジョナサン・リプニッキ/チェルシー・エドマンドソン
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