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ジェームズ・ヴァンダービルト監督 「ニュースの真相 (2015)」

録画した映画「ニュースの真相」を観る。

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ジョージ・W・ブッシュ大統領が再戦を目指していた2004年。

ブッシュ大統領の軍歴を巡る疑惑を追及していたCBSニュースのベテラン・プロデューサー、メアリー・メイプスは、その決定的な証拠を入手、ついに伝説的ジャーナリスト、ダン・ラザーがアンカーマンを務める番組でそのスクープを放送する。

番組は大反響を呼ぶが、その直後、保守派ブロガーによるひとつの指摘をきっかけに、“新証拠”に対する疑惑で蜂の巣をつついたような大混乱となり、一転してダンとメアリーは釈明に追われることに。

もはや軍歴そのものの疑惑は議論の外に置かれてしまい、“新証拠”の真偽のみを巡って集中砲火を浴び続けるメアリーだったが…。


★★★★★★・・・・(6/10)

2004年9月、米CBSの看板報道番組『60ミニッツII』では、再戦を目指すジョージ・W・ブッシュ大統領の軍歴詐称疑惑という一大スクープを特集するが、根拠となった証拠に偽造の疑いが浮上し、一転して番組の名物アンカーマン、ダン・ラザーが事実上の降板に追い込まれる一大不祥事に発展した。本作は、ダン・ラザーとともに大統領の疑惑追及で中心的役割を担った同番組の女性プロデューサー、メアリー・メイプスの自伝を基に、一連のスキャンダルの真相と、激しいバッシングの渦中で、なおもひるむことのないジャーナリストとしての信念と矜持を描き出していく社会派サスペンス。

ノンフィクションの映画化だそうです。

日本人としてはちょっと分かり辛い部分もありますが、その分実際の描写に近い描き方をしているのだと思います。

そのため、物語としては起伏に乏しくはありますが、全体を通して漂う緊張感が観る側を惹きつけ、いろいろと考えさせられるお話でした。

国の最高機関の不正を暴くことに対する正義感。

それに対する支援者の妨害と組織的な圧力。

一方では

報道する側の責任と信憑性。

裏取りが不十分な誤報道と正義のジャーナリズムの境界。

捏造か真実か。

本作は・・・結局はうやむやになって終わりなのね。

「大統領の陰謀」のような確固たる結末がなかったのは不満ですが、それは「映画」の感想。

実際はこんな事が山ほどあるのでしょう・・・どこの国にもね。

ストーリーより

主人公演じるケイト・ブランシェットがめちゃくちゃカッコよく見えたのと、彼女とロバート・レッドフォード演じるキャスターの親子とも恋人とも違う絆、スタッフ達との関係など、時間自体より人間ドラマの部分が一番面白かったです。

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それにしても・・・私世代のハンサム=ロバート・レッドフォードも老けたな・・・お爺ちゃんだね。

◆「ニュースの真相 TRUTH」 2015年/オーストラリア・アメリカ 【125分】
監督:ジェームズ・ヴァンダービルト 原作:メアリー・メイプス 脚本:ジェームズ・ヴァンダービルト 撮影:マンディ・ウォーカー 音楽:ブライアン・タイラー 出演:ケイト・ブランシェット/ロバート・レッドフォード/トファー・グレイス/エリザベス・モス/ブルース・グリーンウッド/ステイシー・キーチ/デニス・クエイド/ジョン・ベンジャミン・ヒッキー/デヴィッド・ライオンズ/ダーモット・マローニー

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