荒雑録
映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。
大沢在昌著 「やぶへび」
大沢在昌著 「やぶへび」(講談社文庫/2015年1月第1刷)を読む。

「金なし、女なし」で迎えた40歳の年末。
だが元刑事・甲賀悟郎にとっては悪いことでもない。
運命の分かれ道には、かならず最悪の選択をしてきたからだ。
そこに「奥さんを保護しました」という警察からの電話。
借金苦で戸籍を売り偽装結婚した中国人女性が、怪我をしたうえ記憶喪失の疑いがあるという……嗚呼。
初対面の“夫婦”が巻き込まれる、と、と、と、とんでもない事態。
いったいどこの誰が絵図を描いたのか。
★★★★★★・・・・(6/10)

「金なし、女なし」で迎えた40歳の年末。
だが元刑事・甲賀悟郎にとっては悪いことでもない。
運命の分かれ道には、かならず最悪の選択をしてきたからだ。
そこに「奥さんを保護しました」という警察からの電話。
借金苦で戸籍を売り偽装結婚した中国人女性が、怪我をしたうえ記憶喪失の疑いがあるという……嗚呼。
初対面の“夫婦”が巻き込まれる、と、と、と、とんでもない事態。
いったいどこの誰が絵図を描いたのか。
★★★★★★・・・・(6/10)
大沢作品の中でも気楽に楽しめる1冊(ってこの言い方は大沢ファンにとってはあまり褒めていない言葉)。
巻き込まれ型のストーリーは坂田シリーズを彷彿させますが、主人公が元刑事なだけにあんなドタバタ感はありません。
エンタメ性が強く、映画やTVにしたら面白い作品になるのでは・・・私の中では中国マフィアのボスは韓国の人気アイドルになってました。
ただ、ちょっとご都合主義的展開や描き込みが足りないと感じた部分もチラホラと。
そのため読む側のエンジンがかかりそうでかからないじれったさも感じました。
反面、いつまでも先(へび)が見えない展開に「あと数十ページしかないのに大丈夫だろうか?」と心配になっていましたが・・・・思った以上に悪党がみんな往生際がよく、あっさりしたラストは物足りなさを残します(中国マフィアちょろ!)。
私のチョイスが悪いのだろうか、最近読む大沢作品ってソフトな内容が多いな。
書き下ろしで時間がない中だったと言うあとがきもなんか言い訳っぽいし(本人談ではありませんが)。
大沢センセ!そろそろ鮫島を!
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巻き込まれ型のストーリーは坂田シリーズを彷彿させますが、主人公が元刑事なだけにあんなドタバタ感はありません。
エンタメ性が強く、映画やTVにしたら面白い作品になるのでは・・・私の中では中国マフィアのボスは韓国の人気アイドルになってました。
ただ、ちょっとご都合主義的展開や描き込みが足りないと感じた部分もチラホラと。
そのため読む側のエンジンがかかりそうでかからないじれったさも感じました。
反面、いつまでも先(へび)が見えない展開に「あと数十ページしかないのに大丈夫だろうか?」と心配になっていましたが・・・・思った以上に悪党がみんな往生際がよく、あっさりしたラストは物足りなさを残します(中国マフィアちょろ!)。
私のチョイスが悪いのだろうか、最近読む大沢作品ってソフトな内容が多いな。
書き下ろしで時間がない中だったと言うあとがきもなんか言い訳っぽいし(本人談ではありませんが)。
大沢センセ!そろそろ鮫島を!
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