荒雑録
映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。
白石和彌監督 「ひとよ (2019)」
レンタルDVDで映画「ひとよ」を観る。

タクシー会社を営む稲村家の母・こはるは、3人の子どもたちの幸せのためと信じて、家庭内で激しい暴力を繰り返す夫を殺害する。
15年後、長男の大樹は地元の電気店の婿養子となり3兄妹でただ一人自身の家族を持ち、小説家を夢見ていた次男・雄二は東京でうだつの上がらないフリーライターとして働き、長女・園子は美容師の夢を諦め、地元の寂れたスナックで働いていた。
それぞれに事件によって運命を狂わされ、心に深い傷を抱えたまま今の人生を送っていた。
そんな3人の前に、出所したこはるが突然姿を現わすのだったが…。
★★★★★★★・・・(7/10)


タクシー会社を営む稲村家の母・こはるは、3人の子どもたちの幸せのためと信じて、家庭内で激しい暴力を繰り返す夫を殺害する。
15年後、長男の大樹は地元の電気店の婿養子となり3兄妹でただ一人自身の家族を持ち、小説家を夢見ていた次男・雄二は東京でうだつの上がらないフリーライターとして働き、長女・園子は美容師の夢を諦め、地元の寂れたスナックで働いていた。
それぞれに事件によって運命を狂わされ、心に深い傷を抱えたまま今の人生を送っていた。
そんな3人の前に、出所したこはるが突然姿を現わすのだったが…。
★★★★★★★・・・(7/10)
白石監督の作品だから観たのですが、これは出演俳優陣の映画ですね。
田中裕子さんは別格として、佐藤健氏、松岡茉優さんが好演。
鈴木亮平氏もとても良かった。
筒井真理子さん、浅利陽介氏、韓英恵さんも印象に残る名脇役。
監督と同郷の音尾琢真氏は同じ道産子として応援しています。
斎藤洋介氏のお姿を見れたのもうれしかった。
佐々木蔵之介氏が若干の違和感がありましたが、それは本人のせいでは無く脚本のせいかな。
結構、アラや突っ込み所のあるストーリーですが、重いテーマも重すぎる事無く、どこかユーモラスで、かと言って軽薄にもならず。
この俳優陣だからこそ成功した作品のように思われます。
先日観た監督の「凪待ち」と似たテーマではありますが、俳優陣の演技力も伴い作品としてはこちらに軍配が上がる。
とても面白かったです。

まだ、監督の観ていない作品はいくつもあるのですが、私が監督に求めているのは毒であったり闇であったりします。
本作自体に不満はないのですが、それが薄かった分、私的には物足りなかったかな。
しばらくはまだ観ていない監督作品を追いかけようと思っています。

※白石監督作品常連俳優/本作の音尾琢真氏です。
◆「ひとよ」 2019年/日本 【122分】
監督:白石和彌 原作:桑原裕子 脚本:高橋泉 撮影:鍋島淳裕 音楽:大間々昂 出演:佐藤健/鈴木亮平/松岡茉優/音尾琢真/筒井真理子/浅利陽介/韓英恵/MEGUMI/大悟/佐々木蔵之介/田中裕子
2019年度第93回キネマ旬報ベスト・テン 日本映画監督賞(『ひとよ』『凪待ち』)
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田中裕子さんは別格として、佐藤健氏、松岡茉優さんが好演。
鈴木亮平氏もとても良かった。
筒井真理子さん、浅利陽介氏、韓英恵さんも印象に残る名脇役。
監督と同郷の音尾琢真氏は同じ道産子として応援しています。
斎藤洋介氏のお姿を見れたのもうれしかった。
佐々木蔵之介氏が若干の違和感がありましたが、それは本人のせいでは無く脚本のせいかな。
結構、アラや突っ込み所のあるストーリーですが、重いテーマも重すぎる事無く、どこかユーモラスで、かと言って軽薄にもならず。
この俳優陣だからこそ成功した作品のように思われます。
先日観た監督の「凪待ち」と似たテーマではありますが、俳優陣の演技力も伴い作品としてはこちらに軍配が上がる。
とても面白かったです。

まだ、監督の観ていない作品はいくつもあるのですが、私が監督に求めているのは毒であったり闇であったりします。
本作自体に不満はないのですが、それが薄かった分、私的には物足りなかったかな。
しばらくはまだ観ていない監督作品を追いかけようと思っています。

※白石監督作品常連俳優/本作の音尾琢真氏です。
◆「ひとよ」 2019年/日本 【122分】
監督:白石和彌 原作:桑原裕子 脚本:高橋泉 撮影:鍋島淳裕 音楽:大間々昂 出演:佐藤健/鈴木亮平/松岡茉優/音尾琢真/筒井真理子/浅利陽介/韓英恵/MEGUMI/大悟/佐々木蔵之介/田中裕子
2019年度第93回キネマ旬報ベスト・テン 日本映画監督賞(『ひとよ』『凪待ち』)
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