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チャン・ジュナン監督 「ファイ 悪魔に育てられた少年 (2013)」

レンタルDVDで映画「ファイ 悪魔に育てられた少年」を観る。

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誰の心にもモンスターが棲んでいる──

17歳のファイは、学校に通う代わりに“5人の父親"から犯罪スキルを教え込まれて育った。

殺人強盗集団のカリスマリーダーのソクテ、心優しい運転手ギテ、インテリのジンソン、スナイパーのボムス、攻撃的なドンボム。

父たちと同じ道に生きることを余儀なくされ、犯行現場へ連れ出されたファイは、一発の銃声が鳴り響いた瞬間から悪魔のように恐ろしい“過去の真実"に直面する。

残酷な人生を背負ってしまった少年と、彼を取り巻く男たちの凶行は、容赦なき運命に導かれて疾走していく―!


★★★★★★★・・・(7/10)

ストーリーは、最初は単純に思えます。

5人の悪党と、彼らの手で育てられた主人公の少年。

主人公は自我の目覚めと悪行への罪悪感に責められながらも、自分を愛する5人の父親たちの言いつけには逆らえない。

それを察した5人のリーダー格の父親が仕事の現場に主人公を連れて行き、殺人を強要する。

その時、主人公はどうするのか・・・・

ってお話なのです。

まぁ、漫画では「あずみ」や「エンジェルハート」などを彷彿さる、悲しき殺人者のお話です。

ですが、本作が単純なクライムサスペンスにならないのは、中盤より複雑さを増す人間関係にあります。

ここら辺が物語では残忍で暗くて深くて一番大事な部分。

後半の登場人物たちの行動に大きく関わる部分です。

ですが・・・・ここがちょっと分かり辛い。

たとえば、過去の幼児誘拐事件の被害者家族と犯人たちと主人公の関係。

主人公を5人の父親とともに育てた母親の存在・・・彼女が誰なのか?

主人公が見る怪物の正体。

ここら辺の描写が少なく粗いので、きっと勘違いをした観客も多いのでは?

私も深読みし過ぎたのでしょう、つじつまが合わない部分がいくつかありました。

なので最後までモヤモヤしましたね。

そして、そのモヤモヤを抱えながらも、ラストは結構爽快。

観ていて

「それでいいのか?」

と思ってしまいます。

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主人公の少年を演じたヨ・ジングが若く魅力的でしたが、本作(15歳)で第34回青龍映画賞新人男優賞に輝くなどその演技が高く評価された韓国映画期待の若手だそうです。

対するリーダー格の父親役のキム・ユンソクは「チェイサー」「哀しき獣」「海にかかる霧」などでも粗野で暴力的でありながらもどこか哀しみを感じさせるオッサンを演じていました・・・その小汚さやうらぶれた風貌がカッコ良かったです。

アクション、バイオレンスともに文句はありませんし、ストーリーも面白いのですが、最後の清々しさはなんとなく納得がいかない。

作中、不幸な主人公には「幸せになって欲しい」とは思ってましたが・・・・。

◆「ファイ 悪魔に育てられた少年 HWAYI」 2013年/韓国 【125分】
監督:チャン・ジュナン 脚本:パク・ジュスク 撮影:キム・ジヨン 音楽:モグ 出演:ヨ・ジング/キム・ユンソク/チョ・ジヌン/チャン・ヒョンソン/キム・ソンギュン/パク・ヘジュン/キム・ヨンミン

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ジャンル : 映画

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