荒雑録
映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。
深作健太監督 「バトル・ロワイアル II~鎮魂歌(レクイエム)~ (2003)」
BS放送で映画「バトル・ロワイアル II~鎮魂歌(レクイエム)~」を観る。

無作為に選ばれた中学3年の1クラスを最後まで殺し合わせる新世紀教育改革法・通称“BR法”。
その極限状況を生き延びた七原秋也は数年後、反BR法のテロ集団“ワイルド・セブン”を組織し首都を爆破、すべての大人たちに宣戦布告する。
一方大人たちは新しいゲーム、新世紀テロ対策特別法・通称“BRII”を開始し、孤島に立てこもる七原たちに対抗した。
選ばれたのは札付きの不良ばかりが集まる1クラス。
だが、生徒たちに課せられたルールとは、1.七原を殺せば勝ち、2.制限時間は三日間、3.ペアを組み一方が殺されればもう一人も爆死する、という前法をはるかに凌ぐ非情なものだった…。
★★★★★・・・・・(5/10)


無作為に選ばれた中学3年の1クラスを最後まで殺し合わせる新世紀教育改革法・通称“BR法”。
その極限状況を生き延びた七原秋也は数年後、反BR法のテロ集団“ワイルド・セブン”を組織し首都を爆破、すべての大人たちに宣戦布告する。
一方大人たちは新しいゲーム、新世紀テロ対策特別法・通称“BRII”を開始し、孤島に立てこもる七原たちに対抗した。
選ばれたのは札付きの不良ばかりが集まる1クラス。
だが、生徒たちに課せられたルールとは、1.七原を殺せば勝ち、2.制限時間は三日間、3.ペアを組み一方が殺されればもう一人も爆死する、という前法をはるかに凌ぐ非情なものだった…。
★★★★★・・・・・(5/10)
1作目の「バトル・ロワイアル」は
“国家が中学生同士の殺し合いをさせる”と言う過激な設定と、
ケームのようなルールで行われる残酷なアクションシーンと、
そんな設定ながらもそこに社会風刺や恋愛、友情、裏切りなどの青春ドラマをぶち込んだ
1部のファンには支持の高い深作監督の怪作!
で、私も小説&映画を観ましたが、原作をうまく生かした面白い深作作品だった・・・と記憶します。
なので、機会があれば「もう一度観たい」と思っていたので、BSで本作が放送されていたので鑑賞。
コチラの2作目も以前に観ているのですが、どうも内容が思い出せません。
で、出だし数分で思い出しました。
そうだ、これは深作欣二監督の映画じゃない!
って事と
あまりにも面白くなかったので途中で何度も寝そうになった映画
だったって事を。
今回も我慢して最後まで鑑賞しましたが
やっぱり面白くない映画
でした。
原因として一番は「よく意味がわからない」って事ですかね。
お話は単純なのですが、その基本となる設定も、「何でそうなるの?そうするの?」って言うストーリー展開も、「結局なにを訴えたいの?」って言うラストも、意味不明でした。
思うに
前作の続編を作ろうと物語を深堀りし過ぎて、青春ドラマの枠を超えて国家や世界平和までにお話が膨らんだ末、大きなテーマになり過ぎて収拾のつかないままでそれを描こうとしたB級アクション邦画
なのかな・・・・。
諸外国の民族紛争を作中の国内テロにすり替えるならそれなりに説得力のある演出も欲しかったし。
ただガキどもがキャーキャーワーワー言っていながら戦争やって、なんか意味ありそうな薄い正義を口にしていただけに思えたのは私だけ?
たしか舞台は太平洋戦争に勝った日本じゃなかったっけ?
だったら何で「あの国」の言いなりなのかな?(・・・ドイツじゃないよね)
竹内力扮する先生はあの姿から想像するに山下真司さんがモデルでしょうかね?
だったら山下さんで良かったのでは・・・断られたのかな・・・・
(そう言えば第1作の先生も原作では金八先生がモデルのようでしたし・・・あれも武田さんに断られたのかな)。
そんなトコも含め
多分3度目は観ない映画だと思いました。

◆「バトル・ロワイアル II~鎮魂歌(レクイエム)~」 2003年/日本 【133分】
監督:深作欣二/深作健太 原作:高見広春 脚本:深作健太/木田紀生 撮影:藤澤順一 音楽:天野正道 出演:藤原竜也/前田亜季/前田愛/忍成修吾/酒井彩名/ビートたけし/黄川田将也/勝地涼/真木よう子/加藤夏希/竹内力/三田佳子/津川雅彦
2003年第58回毎日映画コンクール脚本賞受賞
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“国家が中学生同士の殺し合いをさせる”と言う過激な設定と、
ケームのようなルールで行われる残酷なアクションシーンと、
そんな設定ながらもそこに社会風刺や恋愛、友情、裏切りなどの青春ドラマをぶち込んだ
1部のファンには支持の高い深作監督の怪作!
で、私も小説&映画を観ましたが、原作をうまく生かした面白い深作作品だった・・・と記憶します。
なので、機会があれば「もう一度観たい」と思っていたので、BSで本作が放送されていたので鑑賞。
コチラの2作目も以前に観ているのですが、どうも内容が思い出せません。
で、出だし数分で思い出しました。
そうだ、これは深作欣二監督の映画じゃない!
って事と
あまりにも面白くなかったので途中で何度も寝そうになった映画
だったって事を。
今回も我慢して最後まで鑑賞しましたが
やっぱり面白くない映画
でした。
原因として一番は「よく意味がわからない」って事ですかね。
お話は単純なのですが、その基本となる設定も、「何でそうなるの?そうするの?」って言うストーリー展開も、「結局なにを訴えたいの?」って言うラストも、意味不明でした。
思うに
前作の続編を作ろうと物語を深堀りし過ぎて、青春ドラマの枠を超えて国家や世界平和までにお話が膨らんだ末、大きなテーマになり過ぎて収拾のつかないままでそれを描こうとしたB級アクション邦画
なのかな・・・・。
諸外国の民族紛争を作中の国内テロにすり替えるならそれなりに説得力のある演出も欲しかったし。
ただガキどもがキャーキャーワーワー言っていながら戦争やって、なんか意味ありそうな薄い正義を口にしていただけに思えたのは私だけ?
たしか舞台は太平洋戦争に勝った日本じゃなかったっけ?
だったら何で「あの国」の言いなりなのかな?(・・・ドイツじゃないよね)
竹内力扮する先生はあの姿から想像するに山下真司さんがモデルでしょうかね?
だったら山下さんで良かったのでは・・・断られたのかな・・・・
(そう言えば第1作の先生も原作では金八先生がモデルのようでしたし・・・あれも武田さんに断られたのかな)。
そんなトコも含め
多分3度目は観ない映画だと思いました。

◆「バトル・ロワイアル II~鎮魂歌(レクイエム)~」 2003年/日本 【133分】
監督:深作欣二/深作健太 原作:高見広春 脚本:深作健太/木田紀生 撮影:藤澤順一 音楽:天野正道 出演:藤原竜也/前田亜季/前田愛/忍成修吾/酒井彩名/ビートたけし/黄川田将也/勝地涼/真木よう子/加藤夏希/竹内力/三田佳子/津川雅彦
2003年第58回毎日映画コンクール脚本賞受賞
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