荒雑録
映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。
ライアン・ジョンソン監督 「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密 (2019)」
レンタルDVDで映画「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密」を観る。

世界的ミステリー作家にして富豪のハーラン・スロンビーが85歳の誕生日を迎え、ニューヨーク郊外にある彼の豪邸では家族が集いパーティが開かれる。
ところが翌朝、ハーランは遺体で発見される。
一見自殺かに思われた彼の死だったが、そこへ匿名の人物から依頼を受けた名探偵ブノワ・ブランが現われ、殺しと確信して調査を開始する。
容疑者は家族や家政婦、ハーランの看護師といった屋敷にいた全員。
そして調べが進むほどに、家族の秘密や嘘が次々と暴かれていくのだったが…。
★★★★★★★・・・(7/10)


世界的ミステリー作家にして富豪のハーラン・スロンビーが85歳の誕生日を迎え、ニューヨーク郊外にある彼の豪邸では家族が集いパーティが開かれる。
ところが翌朝、ハーランは遺体で発見される。
一見自殺かに思われた彼の死だったが、そこへ匿名の人物から依頼を受けた名探偵ブノワ・ブランが現われ、殺しと確信して調査を開始する。
容疑者は家族や家政婦、ハーランの看護師といった屋敷にいた全員。
そして調べが進むほどに、家族の秘密や嘘が次々と暴かれていくのだったが…。
★★★★★★★・・・(7/10)
アガサ・クリスティの映画を彷彿させる古典的な本格推理と思いきや、そこにウィットと風刺とドタバタを織り交ぜたライト感覚のミステリー。
遺言状の開封場面は個人的には「犬神家の一族」を思い出しました(笑)。
【ネタバレ注意】
本作が普通のミステリと違っているトコは、途中で犯人が分かってしまう演出。
この(ある理由があって)嘘が付けない犯人が、名探偵の助手に任命され、一緒に事件の謎解きをしながら、自分の犯行がバレない様に(嘘をつかずに)探偵をミスリードします。
ところが、今度は遺言状の公開で犯人はもっと不利な状態に立たされて・・・と、観ている側がこの犯人を応援してしまう意外な流れと、ラストに探偵がもう一つの真相にたどり着くどんでん返しが本作の見所です。
とても面白かったです。
豪華な出演者もどこかで観た事のある俳優ばかり。
お爺ちゃんは「サウンド・オブ・ミュージック」だし、お父さんは「マイアミバイス」だし、お母さんは「トゥルーライズ」だし、孫は「キャプテン・アメリカ」。
「ゾッド将軍」もいるし、「ヨーダ」も出ている。
幼く見えるこの子は「ブレードランナー 2049」で、ダニエル・クレイグと「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」でも共演か?
今回はボンドを抑えて彼女が主役でした。
聞けば監督が「アガサ・クリスティの推理小説を思わせるようなミステリ映画を撮ってみたい」と書き上げた脚本だとか?
できればまたそのような作品を撮ってくれるのを期待します。
「LOOPER/ルーパー」「最後のジェダイ」はやや物足りなかったが面白かった作品ですが
監督の他の作品も観てみたい気持ちになりました。

◆「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密 KNIVES OUT」 2019年/アメリカ 【131分】
監督:ライアン・ジョンソン 脚本:ライアン・ジョンソン 撮影:スティーヴ・イェドリン 音楽:ネイサン・ジョンソン 出演:ダニエル・クレイグ/クリス・エヴァンス/アナ・デ・アルマス/ジェイミー・リー・カーティス/マイケル・シャノン/ドン・ジョンソン/トニ・コレット/レイキース・スタンフィールド/キャサリン・ラングフォード/ジェイデン・マーテル/フランク・オズ/リキ・リンドホーム/エディ・パターソン/K・カラン/ノア・セガン/クリストファー・プラマー
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遺言状の開封場面は個人的には「犬神家の一族」を思い出しました(笑)。
【ネタバレ注意】
本作が普通のミステリと違っているトコは、途中で犯人が分かってしまう演出。
この(ある理由があって)嘘が付けない犯人が、名探偵の助手に任命され、一緒に事件の謎解きをしながら、自分の犯行がバレない様に(嘘をつかずに)探偵をミスリードします。
ところが、今度は遺言状の公開で犯人はもっと不利な状態に立たされて・・・と、観ている側がこの犯人を応援してしまう意外な流れと、ラストに探偵がもう一つの真相にたどり着くどんでん返しが本作の見所です。
とても面白かったです。
豪華な出演者もどこかで観た事のある俳優ばかり。
お爺ちゃんは「サウンド・オブ・ミュージック」だし、お父さんは「マイアミバイス」だし、お母さんは「トゥルーライズ」だし、孫は「キャプテン・アメリカ」。
「ゾッド将軍」もいるし、「ヨーダ」も出ている。
幼く見えるこの子は「ブレードランナー 2049」で、ダニエル・クレイグと「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」でも共演か?
今回はボンドを抑えて彼女が主役でした。
聞けば監督が「アガサ・クリスティの推理小説を思わせるようなミステリ映画を撮ってみたい」と書き上げた脚本だとか?
できればまたそのような作品を撮ってくれるのを期待します。
「LOOPER/ルーパー」「最後のジェダイ」はやや物足りなかったが面白かった作品ですが
監督の他の作品も観てみたい気持ちになりました。

◆「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密 KNIVES OUT」 2019年/アメリカ 【131分】
監督:ライアン・ジョンソン 脚本:ライアン・ジョンソン 撮影:スティーヴ・イェドリン 音楽:ネイサン・ジョンソン 出演:ダニエル・クレイグ/クリス・エヴァンス/アナ・デ・アルマス/ジェイミー・リー・カーティス/マイケル・シャノン/ドン・ジョンソン/トニ・コレット/レイキース・スタンフィールド/キャサリン・ラングフォード/ジェイデン・マーテル/フランク・オズ/リキ・リンドホーム/エディ・パターソン/K・カラン/ノア・セガン/クリストファー・プラマー
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