荒雑録ライアン・ジョンソン監督　「ブラザーズ・ブルーム（2008）」

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ライアン・ジョンソン監督　「ブラザーズ・ブルーム（2008）」

レンタルDVDで映画「ブラザーズ・ブルーム」を観る。

子どもの頃から詐欺を繰り返してきた兄弟、ブルームとスティーブン。

そんな２人に、現在はバンバンというちょっと不思議な日本人女性も加わっていた。

ところが、弟のブルームは足を洗うことを決意、モンテネグロで静かな生活を送ることに。

しかし、兄のスティーブンにあっけなく見つかり、これが最後と、大きな仕事を持ちかけられる。

今度のターゲットは莫大な遺産を相続し、大きな屋敷にたった一人で暮らしている世間知らずのお嬢様ペネロぺ。

さっそく彼女に近づいていくブルームだったが…。

★★★★★★・・・・（6/10）

先日観た「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密」が面白かったのと、“デビュー作「BRICK　ブリック」で注目を集めたハリウッド期待の新鋭ライアン・ジョンソンが豪華キャストで撮り上げたクライム・コメディ”って謳い文句につられレンタルしました。

ストーリー自体は単純で

詐欺師の兄弟プラスよく分かんない女が、大金持ちの世間知らずのお嬢様を騙そうとするが、主人公（詐欺師の弟）が彼女に惚れてしまうお話し。

登場人物もほぼ4人プラス脇役2人で少なく、テンポも良く、あまり頭を使わないで観られるのも、お疲れ気味のオッさんには好ましい。

「ナイブズ・アウト～」もそうでしたが、この“爆笑するほどではないが何か面白い”って演出は観る人を選ぶかも。

私は面白かったです。

美しい世界の街並みや音楽、

二転三転するストーリーもラストのどんでん返しも良かったです。

主演4人のうち、3人がアカデミー賞俳優ってのも凄いですが、それをちっとも感じさせない演技も見所かな(レイチェル・ワイズのお尻)。

ただ・・・ちょっとストーリーにアラがあるかな・・・・突っ込みたい部分はいくつかありましたが（何を言って逮捕されなかったの？凛子は死んだの？）、まぁ、そこはコメディ作品なんで。

アクションは控え目、エロいシーンは無し、過激な場面は少ない作品なので、刺激としてはちょっと物足りないかもしれませんが、休みの日にボ～ッと観るには最適な映画でした。

◆「ブラザーズ・ブルーム THE BROTHERS BLOOM」　2008年／アメリカ　【114分】
監督：ライアン・ジョンソン　脚本：ライアン・ジョンソン　撮影：スティーヴ・イェドリン　音楽：ネイサン・ジョンソン　出演：レイチェル・ワイズ／エイドリアン・ブロディ／マーク・ラファロ／菊地凛子／ロビー・コルトレーン／マクシミリアン・シェル／リッキー・ジェイ／ザカリー・ゴードン／マックス・レコーズ

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