荒雑録
映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。
フリーマントル 著 「報復(下)」
ブライアン・フリーマントル著 戸田裕之訳 「報復(下)」(新潮文庫/1998年刊)を読む。

新人ガウアーは、任務の遂行直前に中国当局に拘束されてしまったが、チャーリーの教えを忠実に守り、獄中生活に耐える。
そしてチャーリーは北京行きを命じられた。
やったぞ、現場復帰だ!
だが、情報と資料を吟味した彼の目には何もかもが不自然に映っていた。
ここでしくじれば、本当に未来はなくなる。
周到な準備を重ね、チャーリーは運命の鉄道駅へ向かう。
恩讐と逆転の大団円は。
解説:戸田裕之
★★★★★★★・・・(7/10)










面白かったです。
パターンではないのですがタイトルの「報復」の意味がラストで分かります。
冷戦が終わり確固たる敵のいなくなった時代、舞台を中国にしたのも納得がいきます。
今回は主人公であるマーフィーの活躍が少なかった分、その周辺の物語が多く語られます。
彼の新しい上司二人とその女性秘書との関係。
第一線から退いて教育係になったマーフィーの教え子の初陣と投獄。
一番はかつての恋人でありロシア対外情報局局長に就任したナターリヤの権力闘争とマーフィーへの想い。
そしてすべてが明らかになり静かに幕を閉じるエンディング。
今までとは違う新たなシリーズの始まりを感じさせるお話でした。
多分また上司が変わるチャーリーに今度はどんな事件が待ち受けているか・・・
次回作も楽しみですが・・・・
まだ、古本屋では見つけていませんので、ちょっと小休止かな。

◆Brian Freemantle 「Charlie's Apprentice」(1993/GBR)
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新人ガウアーは、任務の遂行直前に中国当局に拘束されてしまったが、チャーリーの教えを忠実に守り、獄中生活に耐える。
そしてチャーリーは北京行きを命じられた。
やったぞ、現場復帰だ!
だが、情報と資料を吟味した彼の目には何もかもが不自然に映っていた。
ここでしくじれば、本当に未来はなくなる。
周到な準備を重ね、チャーリーは運命の鉄道駅へ向かう。
恩讐と逆転の大団円は。
解説:戸田裕之
★★★★★★★・・・(7/10)










面白かったです。
パターンではないのですがタイトルの「報復」の意味がラストで分かります。
冷戦が終わり確固たる敵のいなくなった時代、舞台を中国にしたのも納得がいきます。
今回は主人公であるマーフィーの活躍が少なかった分、その周辺の物語が多く語られます。
彼の新しい上司二人とその女性秘書との関係。
第一線から退いて教育係になったマーフィーの教え子の初陣と投獄。
一番はかつての恋人でありロシア対外情報局局長に就任したナターリヤの権力闘争とマーフィーへの想い。
そしてすべてが明らかになり静かに幕を閉じるエンディング。
今までとは違う新たなシリーズの始まりを感じさせるお話でした。
多分また上司が変わるチャーリーに今度はどんな事件が待ち受けているか・・・
次回作も楽しみですが・・・・
まだ、古本屋では見つけていませんので、ちょっと小休止かな。

◆Brian Freemantle 「Charlie's Apprentice」(1993/GBR)
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