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ジャック・ヒギンズ著 「雨の襲撃者」

ジャック・ヒギンズ著 伏見威蕃訳 「雨の襲撃者」(早川書店/ハヤカワ文庫NV/1988年第2刷)を読む。

20200719005 (6)

名だたるIRAの闘士ショーン・ロウガンは、服役中の刑務所からの脱獄に成功した。

脱獄の手引きをしたのは、IRAの大物コラム・オモア。

やがてオモアの隠れ家にたどり着いたロウガンは、そこで重大な仕事を依頼される。

組織の資金調達のため、現金輸送車を襲撃してほしいというのだ。

敬愛するオモアのため、ロウガンは仕事を引き受けた。

ロンドン警視庁の追跡の手が伸びる中、彼は綿密に練り上げた襲撃計画を実行に移すが…。

雄大な自然が残るイングランド北部の湖水地方を舞台に、哀愁を帯びた筆致で描く冒険アクション!文庫オリジナル。


★★★★★・・・・・(5/10)

古本を整理していた時に出てきた一冊です。

著者の作品は「死にゆく者への祈り」や「鷲は舞い降りた」 ぐらいしか読んでいません。

そんな中で

「一応、有名な作家なのでもっと読んでおこう」

と思い、厚さ薄めの本書を購入しながらも、結局は読まなかった1冊だろうと思います。

「コパーヘッド」に続き、こちらも30年ぶりで読み始めました。

う~ん

昔のハードボイルド・アクション映画のようなお話ですね。

信念に生きる伝説の闘士。

一昔前なら主役はスタローンかシュワルツネッガー、はたまたスティーヴン・セガールか?

それとも今ではジェイソン・ステイサム?キアヌ・リーヴス?

日本だったら高倉健か渡辺謙か?

脱獄~強盗~裏切りの展開はなんとなく昔観た「ゲッタウェイ」を思い出させます・・・ラストの愛する女性と逃避行ってのも。

面白いのですがそれはどこか安心して読める面白さで、ハラハラドキドキよりも、主人公のキャラの魅力を楽しむ、ハードボイルド小説に近い面白さです。

この主人公の続編を読んでみたい・・・と思わせますが、たぶん無いのでしょうね。

調べたら、「文庫オリジナル」って謳っていながら、実は別名義で書いた作品らしいので。

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