荒雑録
映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。
白石晃士監督 「ノロイ(2005)」
BSで放送していた映画「ノロイ」を観る。

2004年4月、怪奇実話作家の小林雅文の自宅が全焼、焼け跡から小林の妻の焼死体が発見される。
一方、小林自身の行方は今に至るまで不明のまま。
小林はこの直前に最新ドキュメンタリー「ノロイ」を完成させたばかりだった。
その中にはこの1年半の間に小林が取材した奇怪な事件や心霊現象などが収められていた。
また、バラエティ番組で心霊スポットの取材中にハプニングに遭遇した女優の松本まりかの周辺でも不思議な現象が多発、小林は一連の現象との関連を調べる。
やがて「かぐたば」という言葉が謎を解く鍵だと確信する小林だったが…。
★★★★★★・・・・(6/10)


2004年4月、怪奇実話作家の小林雅文の自宅が全焼、焼け跡から小林の妻の焼死体が発見される。
一方、小林自身の行方は今に至るまで不明のまま。
小林はこの直前に最新ドキュメンタリー「ノロイ」を完成させたばかりだった。
その中にはこの1年半の間に小林が取材した奇怪な事件や心霊現象などが収められていた。
また、バラエティ番組で心霊スポットの取材中にハプニングに遭遇した女優の松本まりかの周辺でも不思議な現象が多発、小林は一連の現象との関連を調べる。
やがて「かぐたば」という言葉が謎を解く鍵だと確信する小林だったが…。
★★★★★★・・・・(6/10)
ジャパニーズ・ホラーの名を世界に広めた立て役者のプロデューサーが手掛けた異色ホラー。
監督は数々の怪奇ビデオ作品を手掛けている方で、本編も「ほんとにあった!呪いのビデオ」的にドキュメンタリータッチで物語が進みます。
主演は・・・最近よくテレビでお見掛けする松本まりかさんが本人役で出ていますが、このころは多分知っている人は少なかったのでは。

まぁ、本当の主演は怪奇実話作家(演じる)オッサンなのですが、舞台の方らしくこちらもあまり知らない方でした。
出演にアンガールズ、荒俣宏、飯島愛、ダンカンの有名どころのお名前はありますが、こちらは(作中の)TVの出演者・コメンテーター役なので画面やワイプにちょこっとしか出てきません。
「実録」的な展開なので、このような知らない俳優をメインに、有名なタレントを脇に持ってくる作りにしたのは納得のできる配役です。
ただ、
突然行方不明となってしまった怪奇実話作家が残した“呪い”をテーマにしたビデオ映像を主な素材に事件の謎に迫っていく
ってのが今となってはパターンであり、これを「実際に起こったこと」と混同するまでの世界観ができているか?と言ったら・・・・それはありません。
偽ドキュメンタリーとしてはなかなかそれっぽい作りはしているし、リアルなだけで結末を観客の丸投げする作品とは違って、ちゃんとオチもつくのですが・・・・・途中で眠くなってしまう一番の原因は
それほど怖くない
ってトコでしょうか。
怪奇実話作家の失踪
どっかの村の儀式
堕胎された子供の霊etc
我々の身近に潜んでいるかもしれない“呪い”には恐怖を感じますが
観ている側とは関係のない人たちと、
見ている人とは関係ない土地での出来事
なのです・・・・そう言ってしまえば元も子もないのですが(笑)。
おまけにリアルな分、ショッキングなシーンは少ないし。
見せて脅かすショッキングな映像も、じわじわと感じられる恐怖。
どっちも中途半端で、かゆいところに手が届かないもどかしさ。
惜しい・・・・と感じる作品でした。
◆「ノロイ」 2005年/日本 【115分】
監督:白石晃士 脚本:白石晃士/横田直幸 プロデューサー:一瀬隆重 音楽:慶田次徳/氷室マサユキ 撮影:湯口大輔 出演:村木仁/久我朋乃/松本まりか/寺十吾/菅野莉央/アンガールズ/荒俣宏/飯島愛/高樹マリア/ダンカン
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監督は数々の怪奇ビデオ作品を手掛けている方で、本編も「ほんとにあった!呪いのビデオ」的にドキュメンタリータッチで物語が進みます。
主演は・・・最近よくテレビでお見掛けする松本まりかさんが本人役で出ていますが、このころは多分知っている人は少なかったのでは。

まぁ、本当の主演は怪奇実話作家(演じる)オッサンなのですが、舞台の方らしくこちらもあまり知らない方でした。
出演にアンガールズ、荒俣宏、飯島愛、ダンカンの有名どころのお名前はありますが、こちらは(作中の)TVの出演者・コメンテーター役なので画面やワイプにちょこっとしか出てきません。
「実録」的な展開なので、このような知らない俳優をメインに、有名なタレントを脇に持ってくる作りにしたのは納得のできる配役です。
ただ、
突然行方不明となってしまった怪奇実話作家が残した“呪い”をテーマにしたビデオ映像を主な素材に事件の謎に迫っていく
ってのが今となってはパターンであり、これを「実際に起こったこと」と混同するまでの世界観ができているか?と言ったら・・・・それはありません。
偽ドキュメンタリーとしてはなかなかそれっぽい作りはしているし、リアルなだけで結末を観客の丸投げする作品とは違って、ちゃんとオチもつくのですが・・・・・途中で眠くなってしまう一番の原因は
それほど怖くない
ってトコでしょうか。
怪奇実話作家の失踪
どっかの村の儀式
堕胎された子供の霊etc
我々の身近に潜んでいるかもしれない“呪い”には恐怖を感じますが
観ている側とは関係のない人たちと、
見ている人とは関係ない土地での出来事
なのです・・・・そう言ってしまえば元も子もないのですが(笑)。
おまけにリアルな分、ショッキングなシーンは少ないし。
見せて脅かすショッキングな映像も、じわじわと感じられる恐怖。
どっちも中途半端で、かゆいところに手が届かないもどかしさ。
惜しい・・・・と感じる作品でした。
◆「ノロイ」 2005年/日本 【115分】
監督:白石晃士 脚本:白石晃士/横田直幸 プロデューサー:一瀬隆重 音楽:慶田次徳/氷室マサユキ 撮影:湯口大輔 出演:村木仁/久我朋乃/松本まりか/寺十吾/菅野莉央/アンガールズ/荒俣宏/飯島愛/高樹マリア/ダンカン
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