荒雑録
映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。
米澤穂信著 「満願」
米澤穂信著「満願」(新潮文庫/2014年刊)を読む。

人を殺め、静かに刑期を終えた妻の本当の動機とは―。
驚愕の結末で唸らせる表題作はじめ、交番勤務の警官や在外ビジネスマン、美しき中学生姉妹、フリーライターなどが遭遇する6つの奇妙な事件。
入念に磨き上げられた流麗な文章と精緻なロジックで魅せる、ミステリ短篇集の新たな傑作誕生。
「夜警」「死人宿」「柘榴」「万灯」「関守」「満願」収録。
★★★★★★・・・・(6/10)

人を殺め、静かに刑期を終えた妻の本当の動機とは―。
驚愕の結末で唸らせる表題作はじめ、交番勤務の警官や在外ビジネスマン、美しき中学生姉妹、フリーライターなどが遭遇する6つの奇妙な事件。
入念に磨き上げられた流麗な文章と精緻なロジックで魅せる、ミステリ短篇集の新たな傑作誕生。
「夜警」「死人宿」「柘榴」「万灯」「関守」「満願」収録。
★★★★★★・・・・(6/10)
著者の作品は「小市民シリーズ」×3作と「古典部シリーズ」×2作、「さよなら妖精」、「犬はどこだ」、「ボトルネック」、「インシテミル」・・・案外読んでいます。
好きな作家ですが、「インシテミル」が私的には駄目だったのと、「古典部シリーズ」がオッさんには合わなかったので、しばらくは読んでいませんでした。
本作は第27回 山本周五郎賞を受賞し、第151回 直木三十五賞の候補となり、「ミステリが読みたい! 2015年版 国内編」「週刊文春ミステリーベスト10 2014 国内部門」「このミステリーがすごい! 2015年版 国内編」でいずれも1位を取った作品だそうです。
期待して購入しましたが・・・
思い出しました!
本作は2018年にドラマ化されていまして、そちらはガッツリ観ていました。☜
なので、なんとなくドラマ化された短編「夜警」「万灯」「満願」の3編を先に読みました。
3作ともドラマではとても面白かったと記憶しますので、かなり原作に忠実にドラマ化されていたのではないでしょうか。
それ故、読むとドラマの画面を思い出させ、おまけにオチ=トリックも知っているので、残念ながら今回は(作品のせいではないのに)面白さ半減でした。
その他の「死人宿」「柘榴」「関守」は、(個人的な感想で言えば)前の3作より評価は低いかな・・・とは言え面白いのに違いはないけど。
すべてが全然違うタイプのストーリーなのですが、「推理」という部分では共通する作品群。
確かに選りすぐりと思わせる短編集です。
う~ん、最初に「3冠」って知っていなければ、期待値も上がらず、もしかしたらもっと評価が高かったでしょうし、ドラマ観てなかったら、全作面白く読めたのにな・・・・。
ブログランキングに参加しています!
FC2 Blog Ranking

好きな作家ですが、「インシテミル」が私的には駄目だったのと、「古典部シリーズ」がオッさんには合わなかったので、しばらくは読んでいませんでした。
本作は第27回 山本周五郎賞を受賞し、第151回 直木三十五賞の候補となり、「ミステリが読みたい! 2015年版 国内編」「週刊文春ミステリーベスト10 2014 国内部門」「このミステリーがすごい! 2015年版 国内編」でいずれも1位を取った作品だそうです。
期待して購入しましたが・・・
思い出しました!
本作は2018年にドラマ化されていまして、そちらはガッツリ観ていました。☜
なので、なんとなくドラマ化された短編「夜警」「万灯」「満願」の3編を先に読みました。
3作ともドラマではとても面白かったと記憶しますので、かなり原作に忠実にドラマ化されていたのではないでしょうか。
それ故、読むとドラマの画面を思い出させ、おまけにオチ=トリックも知っているので、残念ながら今回は(作品のせいではないのに)面白さ半減でした。
その他の「死人宿」「柘榴」「関守」は、(個人的な感想で言えば)前の3作より評価は低いかな・・・とは言え面白いのに違いはないけど。
すべてが全然違うタイプのストーリーなのですが、「推理」という部分では共通する作品群。
確かに選りすぐりと思わせる短編集です。
う~ん、最初に「3冠」って知っていなければ、期待値も上がらず、もしかしたらもっと評価が高かったでしょうし、ドラマ観てなかったら、全作面白く読めたのにな・・・・。
ブログランキングに参加しています!
FC2 Blog Ranking

- 関連記事
-
- 大沢在昌著 「鮫島の貌」 (2021/02/27)
- 米澤穂信著 「満願」 (2021/02/17)
- 大藪春彦著 「野獣死すべし【渡米編】」 (2020/12/24)
コメント
コメントの投稿
トラックバック