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ピーター・ヘッジズ監督 「ベン・イズ・バック (2018)」

レンタルDVDで映画「ベン・イズ・バック」を観る。

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クリスマス・イヴの朝。

19歳のベン・バーンズが薬物依存症の治療のために入所していた施設を抜け出し、実家に戻ってきた。

母親のホリーは笑顔で迎え入れる一方、妹のアイヴィーは不信感をぬぐえず、継父のニールも何か問題を起こす危険があると、ベンを施設に送り返すべきだと主張する。

それでもホリーがずっと監視することを条件に、ベンは一日だけ家族と過ごせることに。

しかし、そんなベンの帰還をかぎつけた昔の薬物仲間たちは、決して彼を放っておいてはくれず…。


★★★★★★★・・・(7/10)

公開時の批評をTVで見て気になっていた映画です(とは言え忘れていましたが)。

施設を抜け出し、家に戻ってきた薬物依存の息子と、周囲の懸念を押し切り、更生を信じて彼を迎え入れた母親の愛と絆を、サスペンスタッチで描いたヒューマン・ドラマ。

主要の登場人物は少ないし、物語もクリスマスの1日間、テーマもストレートなので誰もが分かりやすいつくりの作品です。

そんな中で、103分間観ている側を引っ張ったのは、全体に流れる緊張感と母親&息子の是非です。

息子は・・・かつては善人だったのでしょう。

ですが事故にあい、鎮痛剤の処方のミスで中毒になり、薬に手を出し売人となり、売ったドラックで知人を死なせています。

家族に会いたい一心で施設を抜け出し、家族に嘘をつき、同時のまた薬の誘惑に負けそうになります。

依存症を病気と割り切り、彼の行動を許せるか。

彼により傷ついた家族や友人、彼の売った薬で死んだ者の家族が、それを受け入れられるか?

観る側にもそれを問うています。

また、息子を愛する母親。

息子のためと信じ献身的に動くその姿は、観ている側には決して良い人には見えません。

息子を奇異な目で見る人たちはもとより、夫や他の子供たちに対しても、決して正しい選択をしているようには思えず、観ているこちら側には母の業を感じるとともに、愚かさや怒り、時には不快感を与えます。

この母親の行為をどう観るか。

物語のラストはタイトル通り「ベンが返ってきた」ところで余韻を残さずスパッと終わってしまいます。

これもまた制作側がこちらに向けた“問い”なのでしょう。

正直、誰にも感情移入ができないお話ではありますし、

主演のジュリア・ロバーツはあまり好きではありませんが、

とても面白かった作品でした。

個人的には「依存症に自己責任はない」とは思いませんが。

※あれ、このかわいい子誰だったろう・・・・

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そうか!「名探偵ピカチュウ」で「スリー・ビルボード」か!!

あれ・・・・「スリー・ビルボード」のお兄さんって・・・・ベン?

◆「ベン・イズ・バック BEN IS BACK」 2018年/アメリカ 【103分】
監督:ピーター・ヘッジズ 脚本:ピーター・ヘッジズ 撮影:スチュアート・ドライバーグ 音楽:ディコン・ハインクリフェ 出演:ジュリア・ロバーツ/ルーカス・ヘッジズ/コートニー・B・ヴァンス/キャスリン・ニュートン

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