荒雑録
映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。
クエンティン・タランティーノ監督 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019)」
レンタルDVDで映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」を観る。

落ち目のTV俳優リック・ダルトンは、なかなか復活の道が拓けず焦りと不安を募らせる。
情緒不安定ぎみな彼を慰めるのは、リックのスタントマンとして公私にわたって長年支えてきた相棒のクリフ・ブース。
固い絆でショウビジネスの世界を生き抜いてきた2人だったが、このままでは高級住宅地にあるリックの豪邸も手放さなければならなくなる。
そんな彼の家の隣には、時代の寵児となった映画監督のロマン・ポランスキーとその妻で新進女優のシャロン・テートが越してきて、彼らとの勢いの違いを痛感するリック。
一方クリフはヒッチハイクをしていたヒッピーの少女を拾い、彼女をヒッピーのコミューンとなっていた牧場まで送り届けてあげるのだったが…。
★★★★★★★★・・(8/10)


落ち目のTV俳優リック・ダルトンは、なかなか復活の道が拓けず焦りと不安を募らせる。
情緒不安定ぎみな彼を慰めるのは、リックのスタントマンとして公私にわたって長年支えてきた相棒のクリフ・ブース。
固い絆でショウビジネスの世界を生き抜いてきた2人だったが、このままでは高級住宅地にあるリックの豪邸も手放さなければならなくなる。
そんな彼の家の隣には、時代の寵児となった映画監督のロマン・ポランスキーとその妻で新進女優のシャロン・テートが越してきて、彼らとの勢いの違いを痛感するリック。
一方クリフはヒッチハイクをしていたヒッピーの少女を拾い、彼女をヒッピーのコミューンとなっていた牧場まで送り届けてあげるのだったが…。
★★★★★★★★・・(8/10)
上映時間161分に
「いやいや!いつまで経っても終わらないじゃん!!」
と文句をいいながらも、これが不思議で
いつまでもダラダラと観れてしまう作品です。
なんかこのディカプリオとブラピのコンビがいいのだ。
CGを使っていない、街並みは美しいし、車も超カッコいい。
出てくるお姉ちゃんはみんな可愛いし、スティーヴ・マックイーンやブルース・リーの登場も嬉しい限り。
また、
タイトルから考えるに、60年~70年代のアメリカの映画事情や
ストーリー的に「シャロン・テート殺害事件」「マンソン・ファミリー」の予備知識がなければ面白さ半減か?
と思われましたが、それもあまり必要ないです(もちろんあったら面白さは増しますが)。
とても面白かったです。
解説を読むと
有名な「シャロン・テート殺害事件」を背景に、復活を期す落ち目のTV俳優と、長年彼のスタントマンを務めてきた男の友情の行方を、虚実を織り交ぜつつ郷愁あふれる筆致で描き出す。
とあったので、物語はあの凄惨な事件をラストとするのだろうと予想し、後半はかなりの緊張感を持って鑑賞していました。
特にスパーン牧場のシーンなどは、一歩間違えれば殺し合いにも発展しかねない「レザボア・ドッグス」ばりの緊張感がありましたね。
で、じゃあラストは・・・と言うと
シャロン・テートもびっくり。
「なんじゃこりゃあ!!!」
ってラストで
この「来るぞ、来るぞ・・」と思わせておいて、肩透かしを食らいながらも、それ以上に衝撃的な場面を用意しているのは監督の本領発揮ってトコでしょうか?
笑いましたよ。
ここ数年、監督の作品から遠ざかっていましたが、久々にまた観たくなりました。

火炎放射器・・・欲しいかも(笑)。
◆「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド ONCE UPON A TIME IN HOLLYWOOD」 2019年/アメリカ 【161分】
監督:クエンティン・タランティーノ 脚本:クエンティン・タランティーノ 撮影:ロバート・リチャードソン 出演:レオナルド・ディカプリオ/ブラッド・ピット/マーゴット・ロビー/エミール・ハーシュ/マーガレット・クアリー/ティモシー・オリファント/オースティン・バトラー/ダコタ・ファニング/ルーマー・ウィリス/マヤ・ホーク/ハーレイ・クイン・スミス/ブルース・ダーン/アル・パチーノ
2019年アカデミー賞助演男優賞(ブラッド・ピット)、美術賞受賞
2019年ゴールデン・グローブ賞作品賞、助演男優賞(ブラッド・ピット)、脚本賞授賞
2019年英国アカデミー賞助演男優賞(ブラッド・ピット)受賞
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「いやいや!いつまで経っても終わらないじゃん!!」
と文句をいいながらも、これが不思議で
いつまでもダラダラと観れてしまう作品です。
なんかこのディカプリオとブラピのコンビがいいのだ。
CGを使っていない、街並みは美しいし、車も超カッコいい。
出てくるお姉ちゃんはみんな可愛いし、スティーヴ・マックイーンやブルース・リーの登場も嬉しい限り。
また、
タイトルから考えるに、60年~70年代のアメリカの映画事情や
ストーリー的に「シャロン・テート殺害事件」「マンソン・ファミリー」の予備知識がなければ面白さ半減か?
と思われましたが、それもあまり必要ないです(もちろんあったら面白さは増しますが)。
とても面白かったです。
解説を読むと
有名な「シャロン・テート殺害事件」を背景に、復活を期す落ち目のTV俳優と、長年彼のスタントマンを務めてきた男の友情の行方を、虚実を織り交ぜつつ郷愁あふれる筆致で描き出す。
とあったので、物語はあの凄惨な事件をラストとするのだろうと予想し、後半はかなりの緊張感を持って鑑賞していました。
特にスパーン牧場のシーンなどは、一歩間違えれば殺し合いにも発展しかねない「レザボア・ドッグス」ばりの緊張感がありましたね。
で、じゃあラストは・・・と言うと
シャロン・テートもびっくり。
「なんじゃこりゃあ!!!」
ってラストで
この「来るぞ、来るぞ・・」と思わせておいて、肩透かしを食らいながらも、それ以上に衝撃的な場面を用意しているのは監督の本領発揮ってトコでしょうか?
笑いましたよ。
ここ数年、監督の作品から遠ざかっていましたが、久々にまた観たくなりました。

火炎放射器・・・欲しいかも(笑)。
◆「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド ONCE UPON A TIME IN HOLLYWOOD」 2019年/アメリカ 【161分】
監督:クエンティン・タランティーノ 脚本:クエンティン・タランティーノ 撮影:ロバート・リチャードソン 出演:レオナルド・ディカプリオ/ブラッド・ピット/マーゴット・ロビー/エミール・ハーシュ/マーガレット・クアリー/ティモシー・オリファント/オースティン・バトラー/ダコタ・ファニング/ルーマー・ウィリス/マヤ・ホーク/ハーレイ・クイン・スミス/ブルース・ダーン/アル・パチーノ
2019年アカデミー賞助演男優賞(ブラッド・ピット)、美術賞受賞
2019年ゴールデン・グローブ賞作品賞、助演男優賞(ブラッド・ピット)、脚本賞授賞
2019年英国アカデミー賞助演男優賞(ブラッド・ピット)受賞
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