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フリーマントル 著 「流出(上)」

ブライアン・フリーマントル著 戸田裕之訳 「流出(上)」(新潮文庫/1999年刊)を読む。

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ロシアからは法も秩序も消えていた。

当局の権威は失墜し、幾多のマフィア組織が無軌道に鎬を削っていた。

そしてチャーリーに未来はなかった。

さらに、未来のない男に与えられたはずの任務は、思わぬ危険な方向へと彼を導いてゆく。

米ロ両大国の思惑に揉まれ、屈折した愛情に揺さぶられながら、彼は因縁浅からぬ街で孤独な活動を展開する。

今日的テーマと壮大な構想のシリーズ第十作。

★★★★★★・・・・(6/10)

古本屋で探しても見つからない中

カミさんに「ネット通販のポイントが貯まったので、何か欲しいものはある?」と聞かれ、思わず本作を言ってしまいました・・・なんか悔しい。

2日で届きました・・・なんか悔しい。

とは言え、待ちに待った本作、期待して読み始めました。

ソ連の崩壊ですっかり変わってしまった世界情勢。

それに伴い窓際スパイとなったチャーリーに新たな任務が・・・・と、今回は新生ロシアを舞台とし、スパイ合戦ではなくスパイが協力してテロを防ぐと言う、スパイの時代=冷戦が終わったと実感させるお話です。

そんな中、昔ながらのプロスパイであるチャーリーがどう動くのか?

マフィアとの闘いなんて、足の悪いジジィには無理な気がしながらも、チャーリーのずるがしこい頭脳戦を期待します。

上巻では物語がやっと動き出した感じ。

彼女との仲も含め、下巻に期待します。

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