荒雑録
映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。
フリーマントル 著 「待たれていた男(上)」
ブライアン・フリーマントル著 戸田裕之訳 「待たれていた男(上)」(新潮文庫/2002年刊)を読む。

異常気象で溶けたシベリアのツンドラ。
その下から、後頭部を撃ち抜かれた男女三名の死体が発見された。
男性二名は大戦当時の英米の軍服を着用し、女性はロシア人と見られた。
身元の手掛かりをすべて剥ぎ取られた彼らは何を物語るのか?
英米露三国の合同捜査を開始するに当たり、英国側ではモスクワのオフィスで紙飛行機作りに精を出すチャーリー・マフィンに白羽の矢が立った…。
★★★★★★・・・・(6/10)

異常気象で溶けたシベリアのツンドラ。
その下から、後頭部を撃ち抜かれた男女三名の死体が発見された。
男性二名は大戦当時の英米の軍服を着用し、女性はロシア人と見られた。
身元の手掛かりをすべて剥ぎ取られた彼らは何を物語るのか?
英米露三国の合同捜査を開始するに当たり、英国側ではモスクワのオフィスで紙飛行機作りに精を出すチャーリー・マフィンに白羽の矢が立った…。
★★★★★★・・・・(6/10)
2000年に刊行された、え~っと・・・12作目(新潮文庫では11作目)のチャーリー・マフィンシリーズ。




冷戦後、ソ連崩壊後のお話なので、すっかりスパイ小説の雰囲気はなくなり、サスペンスと言うより国どうしの腹の探り合い化かし合いがメインの上巻。
また、ここに来て同棲を始めた彼女と娘との関係も一部で知られることとなります。
上巻の最後でやっと事件の手掛かりが見えて来ますが、事件の謎解きよりも、主人公にとってはそっちの方が大事・・・本当にスパイ小説じゃないかも(笑)。
組織の中で嫌われ者の主人公が生き延びるために秘策を案じる構図は昨今のあの「倍返し」のドラマに似ているかも。
またもや窮地に立たされる主人公を想像し、見事な逆転劇を期待しつつ下巻に突入します。
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冷戦後、ソ連崩壊後のお話なので、すっかりスパイ小説の雰囲気はなくなり、サスペンスと言うより国どうしの腹の探り合い化かし合いがメインの上巻。
また、ここに来て同棲を始めた彼女と娘との関係も一部で知られることとなります。
上巻の最後でやっと事件の手掛かりが見えて来ますが、事件の謎解きよりも、主人公にとってはそっちの方が大事・・・本当にスパイ小説じゃないかも(笑)。
組織の中で嫌われ者の主人公が生き延びるために秘策を案じる構図は昨今のあの「倍返し」のドラマに似ているかも。
またもや窮地に立たされる主人公を想像し、見事な逆転劇を期待しつつ下巻に突入します。
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