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佐々木譲著 「真夏の雷管」

佐々木譲著「真夏の雷管」(ハルキ文庫/2019年7月刊)を読む。

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夏休み。

鉄道好きで“スーパーおおぞら”に憧れる僕は、ある日出会った男性に小樽の鉄道博物館へ連れて行ってもらえることに。

最高の夏になると信じていたのに、こんな大ごとになるなんて―。

生活安全課の小島百合は、老舗店で万引きした男子小学生を補導した。

署に連れて行くも少年に逃げられてしまう。

一方、刑事課の佐伯宏一は園芸店窃盗犯を追っていた。

盗まれたのは爆薬の材料にもなる化学肥料の袋。

二つの事件は交錯し、思わぬ方向へ動き出す。

北海道警察シリーズ第八弾。


★★★★★★・・・・(6/10)

「笑う警官」「警察庁から来た男」「警官の紋章」「巡査の休日」「密売人」「人質」「憂いなき街」に続く「道警シリーズ」最新作です。

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ま~、読み始めると札幌市内の知っている場所(中川ライター店や北海道鉄道技術館等)が次から次へと出てくるので、それだけでも引き込まれましたわ。

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鉄道好きの人なら最後の爆弾騒ぎは時刻表を見ながら喜べるはず。

登場人物もすでにキャラが出来上がっていますので、知っているコチラとしても安心して読んでいられます。

ラストの疾走感と緊張感もお見事です。

警察小説としては地味だけど絶対的な安定感。

人気シリーズの強みですね。

ただ、ヒネたファンとしてはこのチームワークの良さや、あまり出てこなくなった主人公の不遇の扱いなど、丸く収まっている部分やマンネリ化にさざ波を入れて欲しいと思ってしまうのは私だけか?

先日、再放送のTVドラマ『北海道警察』シリーズを観たのですが・・・・原作を知っているだけにどうしても最後まで観る事が出来なんだ。

佐々木さん・・・あれ、どうにかならんもんでしょうか(とは言え映画も酷かったけどね)。

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