荒雑録
映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。
浦沢直樹著 「夢印 MUJIRUSHI」 全1巻
浦沢直樹著「夢印 MUJIRUSHI」第1巻(小学館/ビッグコミックススペシャル/2018年8月第1刷)を読む。

浦沢直樹×ルーヴル美術館プロジェクト!!
ある一つの家族。
ある一枚の絵。
ある一人の謎の男。
多大な借金を負った父と娘が、藁をもつかむ気持ちで訪れた古い館。
看板には“仏研”と書かれている……
館内の暗がりを親子が歩き進むと、一人の男が静かに座っていた。
その男は初対面の親子に告げた。
「夢を見る人にしか、ルーヴルから美術品を拝借した話なんて、してあげないざんす」と………“ざんす”?
★★★★★★・・・・(6/10)

浦沢直樹×ルーヴル美術館プロジェクト!!
ある一つの家族。
ある一枚の絵。
ある一人の謎の男。
多大な借金を負った父と娘が、藁をもつかむ気持ちで訪れた古い館。
看板には“仏研”と書かれている……
館内の暗がりを親子が歩き進むと、一人の男が静かに座っていた。
その男は初対面の親子に告げた。
「夢を見る人にしか、ルーヴルから美術品を拝借した話なんて、してあげないざんす」と………“ざんす”?
★★★★★★・・・・(6/10)
著者の浦沢直樹氏は「YAWARA!」「MONSTER」「20世紀少年」などで有名なベテラン売れっ子漫画家です・・・・私的には「MASTERキートン」と「PLUTO」が好きです。
そんな著者が2014年にルーヴル美術館から漫画作品の執筆依頼があったそうです。
ルーヴルは漫画を「第9番目の芸術」と認め、ルーヴル×漫画の共同プロジェクトを企画していたそうですが、著者が多忙なため長いことその企画に取りかかることができなかったらしく・・・その後の経緯は分かりませんが、そんな著者が出した答えが本作らしいです。
物語はいろいろなエピソードが詰まり、思わぬ伏線が潜んでいたりと、全体的には楽しいのですが、全1巻なので纏まり過ぎていて物足りなさが残る作品です。
なにより

おフランスと言えば「イヤミ」ですか。
安易と言えば安易な発想なんですが、世代的には嬉しいと言えば嬉しい。
このキャラの登場に最初はワクワクしたのですが、物語がきれいに収まっている分、期待以上の活躍はなかったように思えます。
「PLUTO」の時のような他の赤塚キャラの登場も期待してしまったのもありましたし。
エンタメには違いありませんが、「これって、どうなんだ?」と思ってしまう作品。
ルーブルはこれ読んでどう判断したのでしょうか?

※表紙取ったら中にこんな表紙が
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そんな著者が2014年にルーヴル美術館から漫画作品の執筆依頼があったそうです。
ルーヴルは漫画を「第9番目の芸術」と認め、ルーヴル×漫画の共同プロジェクトを企画していたそうですが、著者が多忙なため長いことその企画に取りかかることができなかったらしく・・・その後の経緯は分かりませんが、そんな著者が出した答えが本作らしいです。
物語はいろいろなエピソードが詰まり、思わぬ伏線が潜んでいたりと、全体的には楽しいのですが、全1巻なので纏まり過ぎていて物足りなさが残る作品です。
なにより

おフランスと言えば「イヤミ」ですか。
安易と言えば安易な発想なんですが、世代的には嬉しいと言えば嬉しい。
このキャラの登場に最初はワクワクしたのですが、物語がきれいに収まっている分、期待以上の活躍はなかったように思えます。
「PLUTO」の時のような他の赤塚キャラの登場も期待してしまったのもありましたし。
エンタメには違いありませんが、「これって、どうなんだ?」と思ってしまう作品。
ルーブルはこれ読んでどう判断したのでしょうか?

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