荒雑録
映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。
平川雄一朗監督 「約束のネバーランド(2020)」
レンタルDVDで映画「約束のネバーランド」を観る。

楽園のように平和で美しい孤児院“グレイス=フィールドハウス”。
ママと呼ばれ孤児たちみんなから慕われているイザベラのもと、誰もが家族のように幸せに暮らしていた。
そんなある日、天真爛漫で身体能力に優れたエマと頭脳明晰なノーマンは、ひょんなことから施設の恐るべき秘密を知ってしまう。
2人は冷静沈着で物知りなレイに全てを伝え、協力して一緒に脱獄するための計画を練り始めるのだったが…。
★★★★★・・・・・(5/10)


楽園のように平和で美しい孤児院“グレイス=フィールドハウス”。
ママと呼ばれ孤児たちみんなから慕われているイザベラのもと、誰もが家族のように幸せに暮らしていた。
そんなある日、天真爛漫で身体能力に優れたエマと頭脳明晰なノーマンは、ひょんなことから施設の恐るべき秘密を知ってしまう。
2人は冷静沈着で物知りなレイに全てを伝え、協力して一緒に脱獄するための計画を練り始めるのだったが…。
★★★★★・・・・・(5/10)
原作漫画やアニメは未読ですが、話題の作品なので観てみました。
設定を聞いたときに思い出したのはカズオ・イシグロ氏の小説「わたしを離さないで」です。
あちらは臓器提供のために育てられたクローン人間のお話ですが、彼らが育てられた環境や施設のイメージがとても似ているように思えます。
まぁ、もしかしたら作者もそこからの発想かもしれませんが、その他はまるで違いますので“パクリ”ではないですね(あれ、この監督、TVドラマの「わたしを離さないで」で演出していた人だ)。
前半は主人公が自分たちの運命を知るまで、サスペンスタッチで描かれるのかと勝手に想像していたのですが、いきなり「鬼」が登場して予想が外れました。

また、正直、「鬼」の“いかにも”って姿にもちょっとがっかり。
そこからは、自分たちが出荷されるまでの時間の中、シスターとの頭脳戦・心理戦・駆け引きとキツネとタヌキの化かし合いが続きます。
そして最後はとうとう脱出・・・で物語はエンド。
どうやら漫画の「グレイス=フィールドハウス脱獄編」と言うところまでの映画化らしいです。
漫画の実写化にありがちな「物語はまだまだ続く」ってパターンで、「もっと観たきゃ漫画を読め」って事でしょう。
まぁ、思い切り端折って無理矢理物語を収めるよりは好感がもてます。
全体的にコスプレ感が半端なかったのですが
物語としてはなかなか面白かったですし、続きも気になります。
本作では「鬼」ってのの存在が全然描かれていませんし、この世界がどうなっているのかも分かりませんし。
だからと言って漫画で続きは読みませんが、もし「2」が作られたら観てみたい気がします。
気になるのは、
原作ファンの方は本作をどう見るのかな。
個人的には外国(っぽい場所)が舞台の漫画は出演者に外人を使えなかったらイメージが壊れるので映像化はしない方が良い気がするのですが・・・「鋼の錬金術師」とかね。
◆「約束のネバーランド」 2020年/日本 【119分】
監督:平川雄一朗 原作:白井カイウ/出水ぽすか 脚本:後藤法子 撮影:今村圭佑 音楽:得田真裕 主題歌:ずっと真夜中でいいのに。 出演:浜辺美波/城桧吏/板垣李光人/渡辺直美/北川景子/松坂桃李(友情出演)/三田佳子(特別出演) 声の出演:関俊彦
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設定を聞いたときに思い出したのはカズオ・イシグロ氏の小説「わたしを離さないで」です。
あちらは臓器提供のために育てられたクローン人間のお話ですが、彼らが育てられた環境や施設のイメージがとても似ているように思えます。
まぁ、もしかしたら作者もそこからの発想かもしれませんが、その他はまるで違いますので“パクリ”ではないですね(あれ、この監督、TVドラマの「わたしを離さないで」で演出していた人だ)。
前半は主人公が自分たちの運命を知るまで、サスペンスタッチで描かれるのかと勝手に想像していたのですが、いきなり「鬼」が登場して予想が外れました。

また、正直、「鬼」の“いかにも”って姿にもちょっとがっかり。
そこからは、自分たちが出荷されるまでの時間の中、シスターとの頭脳戦・心理戦・駆け引きとキツネとタヌキの化かし合いが続きます。
そして最後はとうとう脱出・・・で物語はエンド。
どうやら漫画の「グレイス=フィールドハウス脱獄編」と言うところまでの映画化らしいです。
漫画の実写化にありがちな「物語はまだまだ続く」ってパターンで、「もっと観たきゃ漫画を読め」って事でしょう。
まぁ、思い切り端折って無理矢理物語を収めるよりは好感がもてます。
全体的にコスプレ感が半端なかったのですが
物語としてはなかなか面白かったですし、続きも気になります。
本作では「鬼」ってのの存在が全然描かれていませんし、この世界がどうなっているのかも分かりませんし。
だからと言って漫画で続きは読みませんが、もし「2」が作られたら観てみたい気がします。
気になるのは、
原作ファンの方は本作をどう見るのかな。
個人的には外国(っぽい場所)が舞台の漫画は出演者に外人を使えなかったらイメージが壊れるので映像化はしない方が良い気がするのですが・・・「鋼の錬金術師」とかね。
◆「約束のネバーランド」 2020年/日本 【119分】
監督:平川雄一朗 原作:白井カイウ/出水ぽすか 脚本:後藤法子 撮影:今村圭佑 音楽:得田真裕 主題歌:ずっと真夜中でいいのに。 出演:浜辺美波/城桧吏/板垣李光人/渡辺直美/北川景子/松坂桃李(友情出演)/三田佳子(特別出演) 声の出演:関俊彦
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