荒雑録
映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。
黒沢清監督 「スパイの妻(2020)」
レンタルDVDで映画「スパイの妻」を観る。

1940年、神戸。
瀟洒な洋館に住み、貿易会社を営む夫の福原優作と何不自由ない生活を送っていた聡子。
ある日、仕事で満州に渡った優作は、同地で衝撃的な国家機密を目にしてしまう。
正義感に突き動かされ、その事実を世界に公表しようと秘密裏に準備を進めていく優作。
そんな中、聡子の幼なじみでもある憲兵隊の津森泰治が優作への疑いを強めていく。
いっぽう聡子は、優作がたとえ反逆者と疑われようとも、彼を信じてどこまでもついていこうと固く決意するのだったが…。
★★★★・・・・・・(5/10)


1940年、神戸。
瀟洒な洋館に住み、貿易会社を営む夫の福原優作と何不自由ない生活を送っていた聡子。
ある日、仕事で満州に渡った優作は、同地で衝撃的な国家機密を目にしてしまう。
正義感に突き動かされ、その事実を世界に公表しようと秘密裏に準備を進めていく優作。
そんな中、聡子の幼なじみでもある憲兵隊の津森泰治が優作への疑いを強めていく。
いっぽう聡子は、優作がたとえ反逆者と疑われようとも、彼を信じてどこまでもついていこうと固く決意するのだったが…。
★★★★・・・・・・(5/10)
「座頭市」以来17年振りとなる銀獅子賞受賞作なので期待して鑑賞・・・
監督の作品の印象は
スプラッター系サスペンスやオカルト・ホラーが多く、共通して言えるのはインパクトがあって不快な後味。
そしてラストはいつも不明瞭で曖昧・・・まぁ、そこは本作も変わらないか。
次に何が起こるか分からない不安さで最後まで見続けたのは確かです。
ですが、物語も映像もなんか中途半端に薄いと感じられ、重いはずのセリフがそこだけ浮いている印象。
ラブロマンスでもサスペンスでも、ましてはエスピオナージュでもないお話で、途中のどんでん返しもとってつけたようなラストシーンにも驚きはありません。
なんか、何ちゃら特別記念作品と銘打つテレビの2時間ドラマみたいだなと思いました・・・・が、聞けばもともとはNHKのBS8K用ドラマとして制作されたとの事。
それをスクリーンサイズや色調を新たにしたて劇場版にしたのが本作と言うことで、何となく納得したのと、「えぇ!公共放送がドラマ作って、それを映画に直して金取るって、それってありなの?」との疑問も残ります。
まぁ、それは別にしても
私的には
正直、期待した割には面白くなかった映画です。
◆「スパイの妻」 2020年/日本 【115分】
監督:黒沢清 脚本:濱口竜介/野原位/黒沢清 撮影:佐々木達之介 音楽:長岡亮介 出演:蒼井優/高橋一生/坂東龍汰/恒松祐里/みのすけ/玄理/東出昌大/笹野高史
第77回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門銀獅子賞(最優秀監督賞)受賞
GQ Men of the Year2020 フィルム・ディレクター・オブ・ザ・イヤー賞/アウディ・モスト・プログレッシヴ・マン賞(2020年) 受賞
2020年度新藤兼人賞・プロデューサー賞受賞
エル シネマアワード2020/エル ベストアクトレス賞受賞(蒼井優)/エル ベストディレクター賞受賞(黒沢清)
第33回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞 監督賞受賞(黒沢清)
第45回エランドール賞 プロデューサー奨励賞受賞(映画部門)
第94回キネマ旬報ベスト・テン1位/日本映画ベスト・テン脚本賞受賞
ブログランキングに参加しています!
FC2 Blog Ranking

監督の作品の印象は
スプラッター系サスペンスやオカルト・ホラーが多く、共通して言えるのはインパクトがあって不快な後味。
そしてラストはいつも不明瞭で曖昧・・・まぁ、そこは本作も変わらないか。
次に何が起こるか分からない不安さで最後まで見続けたのは確かです。
ですが、物語も映像もなんか中途半端に薄いと感じられ、重いはずのセリフがそこだけ浮いている印象。
ラブロマンスでもサスペンスでも、ましてはエスピオナージュでもないお話で、途中のどんでん返しもとってつけたようなラストシーンにも驚きはありません。
なんか、何ちゃら特別記念作品と銘打つテレビの2時間ドラマみたいだなと思いました・・・・が、聞けばもともとはNHKのBS8K用ドラマとして制作されたとの事。
それをスクリーンサイズや色調を新たにしたて劇場版にしたのが本作と言うことで、何となく納得したのと、「えぇ!公共放送がドラマ作って、それを映画に直して金取るって、それってありなの?」との疑問も残ります。
まぁ、それは別にしても
私的には
正直、期待した割には面白くなかった映画です。
◆「スパイの妻」 2020年/日本 【115分】
監督:黒沢清 脚本:濱口竜介/野原位/黒沢清 撮影:佐々木達之介 音楽:長岡亮介 出演:蒼井優/高橋一生/坂東龍汰/恒松祐里/みのすけ/玄理/東出昌大/笹野高史
第77回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門銀獅子賞(最優秀監督賞)受賞
GQ Men of the Year2020 フィルム・ディレクター・オブ・ザ・イヤー賞/アウディ・モスト・プログレッシヴ・マン賞(2020年) 受賞
2020年度新藤兼人賞・プロデューサー賞受賞
エル シネマアワード2020/エル ベストアクトレス賞受賞(蒼井優)/エル ベストディレクター賞受賞(黒沢清)
第33回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞 監督賞受賞(黒沢清)
第45回エランドール賞 プロデューサー奨励賞受賞(映画部門)
第94回キネマ旬報ベスト・テン1位/日本映画ベスト・テン脚本賞受賞
ブログランキングに参加しています!
FC2 Blog Ranking

- 関連記事
-
- 福澤克雄監督 「七つの会議 (2018)」 (2021/06/30)
- 黒沢清監督 「スパイの妻(2020)」 (2021/06/27)
- 平川雄一朗監督 「約束のネバーランド(2020)」 (2021/06/11)
コメント
コメントの投稿
トラックバック