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島田荘司著 「星籠の海 (下)」

島田荘司著 「星籠の海 (下)」 (講談社文庫/2016年刊)を読む。

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織田信長の鉄甲船が忽然と消えたのはなぜか。

幕末の老中、阿部正弘が記したと思われる「星籠」とは?

数々の謎を秘めた瀬戸内で、怪事件が連続する。

変死体の漂着、カルト団体と死体遺棄事件、不可解な乳児誘拐とその両親を襲う惨禍。

すべてが一本の糸で繋がる驚愕の真相を、御手洗潔があぶり出す!


★★★★★★・・・・(6/10)

著者の作品なので長いのは覚悟の上ですが、今回は何か余計と感じる部分が多々ありました。

聞けば映画化ありきの作品であり、著者の生まれ故郷の福山市市制施行100周年記念映画だそうです。

街の名所や歴史の描写がやや多めに感じたのはきっとそのせいでしょう・・・著者が小説をそのように描かれるのは長年のファンとしてはちょっとイメージダウン・・・あくまで個人的にですが。

物語は上巻で広げた大風呂敷(今回はそんなに大きくもないか)を回収する謎解きです。

一見バラバラな事件が一つに繋がる過程が島田作品の醍醐味なのですが・・・

何か今回は全体的に散漫に感じてしまいました。

上記の歴史観光ガイドのせいもありますが、時間に巻き込まれる青年の過去がやたら長いのに対し、事件の黒幕=組織が大物のくせに存在感が薄い。

他の登場人物たちも事件の中心に関わっていながら何となく希薄に思えました。

事件自体はきちんと解決しましたが、読み終わった後

「主人公ってこんなにスーパーマンだったかな?」

と思ってしまいました。

天才・・・はいいのですが、推理もでき過ぎで、方々にツテ(女性ファンもね)があり、おまけに警察にも強く、機動隊まで動かせる。

本格推理ってよりも冒険活劇の感が強かったかな。

とは言え、上下巻楽しめたのは確か。

気が付きゃ読んでいない御手洗シリーズが2冊ほど。

時間をおいてまたシリース新刊に文句をたれたいと思います。

それと・・・

もう一回映画版を観ようと思います。

確認と共に再度、文句をたれるため(笑)。

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テーマ : ミステリ
ジャンル : 小説・文学

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