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フリーマントル著 「片腕をなくした男」 (上)

ブライアン・フリーマントル著 戸田裕之訳 「片腕をなくした男(上)」(新潮文庫/2009年刊)を読む。

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モスクワの英国大使館内で男の遺体が発見された。

顔面は後頭部からの銃弾で消失、右手の指紋も消されていた。

そのうえ、左腕までもがない。

ロシアへと飛んだチャーリー・マフィンは現地当局と捜査を開始するが、ロシア側はギャング間の抗争だとして事件を早々に終結させようとする。

そんななか、大使館内で盗聴器が見つかった。

もしや、二重スパイなのか?

大好評シリーズ、完全復活!


★★★★★★・・・・(6/10)

2008年に刊行された14作目(新潮文庫では13作目)のチャーリー・マフィンシリーズです。

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本作から主人公は英国情報部のMI6ではなくMI5に移動になり、ロシアで起こった殺人事件を追います。

MI6とMI5の違いって・・・私の漠然とした解釈では、MI6は海外でスパイ活動し、MI5は国内でスパイを取り締まるって思っていましたが、今回はロシアの英国大使館で起きた事件を捜査するので、英国大使館内の敷地は英国領ってことでMI5の管轄なのかな。

身元不明の片腕の死体、英国大使館に仕掛けられた盗聴器。

MI5とMI6の権力闘争とロシア側との捜査権の争いとCIAの介入。

上巻ではまだまだ謎は謎のまま、その先は見えません。

そして、いつものごとく窮地に立つ主人公。

別れた恋人と娘も心配で気が気じゃない。

聞けば本作はシリーズラスト3部作の第1部だそうで。

事件の成り行きと共に元恋人と娘の行く末も心配しながら、下巻に突入いたします。

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※作中によく出てくる「アイラのシングルモルト」。
  私的好みでボウモア・ダーケストの画像を貼ります。


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