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三沢陽一著 「致死量未満の殺人」

三沢陽一著 「致死量未満の殺人」(早川書店/ハヤカワ文庫JA/2015年刊)を読む。

20210712 (2)

雪に閉ざされた山荘で女子大生・弥生が毒殺された。

容疑者は同泊のゼミ仲間の4人。外界から切り離された密室状況で、犯人はどうやって彼女だけに毒を飲ませたのか。

容疑者4人は推理合戦を始めるが…そして事件未解決のまま時効が迫った15年後、容疑者の一人が唐突に告げた。

「弥生を殺したのは俺だよ」

推理とどんでん返しの果てに明かされる驚愕の真実とは?

第3回アガサ・クリスティー賞に輝く正統派本格ミステリ。


★★★★★・・・・・(5/10)

著者の作品を読むのは初めて。

「第3回アガサ・クリスティー賞受賞作」に惹かれ購入しました(とは言え「アガサ・クリスティー賞」自体も知りませんでしたが)。

う~ん、とても読みづらい作品でした。

クローズドサークルで起こった毒殺事件。

15年後の犯人の告白から幕が開き、現在と15年前が交互に語られる事によりハウダニットが明かされるつくりのお話です。

そのトリックや最後のどんでん返しは良いと思いましたが、そこにたどり着くまでが長かった。

お話がスローテンポなのもありますが、ストーリーや会話がとてもまどろっこしく、それでいて説明的な部分が多い。

通常のミステリならば「ここは複線か?」と思われる部分を逃したくないのでじっくり読む部分と、そうではない部分が読んでいると自ずと分かってくるのですが、本作ではそれが分からず、とりあえず全体をじっくり読んでいて・・・・もちろんミステリとしてはそれが正しいのですが・・・・謎解き前に疲れてしまいました。

言いたい事は分かるのですがもっと簡潔に、とか、ここでその説明必要か?と思ってしまう所がしばしばと。

個人的には被害者の悪人ぶりも、ラストの“コンダクター”って比喩もどうかと。

本作はそのトリックとどんでん返しが主役のお話だと思います。

もっと余計な部分をそぎ落としスッキリさせればラストの謎解きがもっと盛り上がったのかな・・・

と思った作品でした。

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テーマ : ミステリ
ジャンル : 小説・文学

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