荒雑録
映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。
小鷹信光著 「探偵物語」&「赤き馬の使者」 【物置整理026】
また、物置を整理していたら出てきた本のお話です。
■小鷹信光著 「探偵物語」 徳間書店/トクマ・ノベルズ/1979年9月初版

気ままな旅から帰った翌朝、私立探偵の工藤俊作は電話のベルで起こされた。 失踪した十七歳の女子高生を四日間の期限つきで投してくれという仕事の依頼だった。期限内につれ戻してくれたり、ボ ーナスを百万円出すという。失踪人は宮城玲子。依頼主は戸部郎=|戸部産業の会長だ。このふたりの関係は?そして玲子の失踪 の理由は? 工藤はさっそく調査を開始した。ところが、玲子が誘拐されるにおよび、事件は以外な方向に展開していく――。 錯綜す る人間関係の渦中に謎を追う衝撃の書下しネオ・ハードボイルド!
★★★★★★・・・・(6/10)
■小鷹信光著 「探偵物語 赤き馬の使者」 徳間書店/トクマ・ノベルズ/1980年2月初版

単純な身元調査で北海道に飛んだ工藤俊作は、調査を終えて札幌 に戻った夜、ホテルで三人の男に襲われた。「鹿射に、二度と顔をだすな」工藤にさんざん暴力を加えた男たちは、一言すてゼリフを残 して去って行った。鹿射は今回の調査で行った町だが、いったいその裏に何が隠されていたのだ。そして、工藤を北海道に招いた匿名の依頼人の正体は? おれが味わった苦痛と恐怖を、必ずあの男たちに与えてやる――満身創痍の工藤は、まっ赤なスカイラインに乗って鹿射に向かった。好評の探偵物語シリーズ第二弾!
★★★★★★・・・・(6/10)
■小鷹信光著 「探偵物語」 徳間書店/トクマ・ノベルズ/1979年9月初版

気ままな旅から帰った翌朝、私立探偵の工藤俊作は電話のベルで起こされた。 失踪した十七歳の女子高生を四日間の期限つきで投してくれという仕事の依頼だった。期限内につれ戻してくれたり、ボ ーナスを百万円出すという。失踪人は宮城玲子。依頼主は戸部郎=|戸部産業の会長だ。このふたりの関係は?そして玲子の失踪 の理由は? 工藤はさっそく調査を開始した。ところが、玲子が誘拐されるにおよび、事件は以外な方向に展開していく――。 錯綜す る人間関係の渦中に謎を追う衝撃の書下しネオ・ハードボイルド!
★★★★★★・・・・(6/10)
■小鷹信光著 「探偵物語 赤き馬の使者」 徳間書店/トクマ・ノベルズ/1980年2月初版

単純な身元調査で北海道に飛んだ工藤俊作は、調査を終えて札幌 に戻った夜、ホテルで三人の男に襲われた。「鹿射に、二度と顔をだすな」工藤にさんざん暴力を加えた男たちは、一言すてゼリフを残 して去って行った。鹿射は今回の調査で行った町だが、いったいその裏に何が隠されていたのだ。そして、工藤を北海道に招いた匿名の依頼人の正体は? おれが味わった苦痛と恐怖を、必ずあの男たちに与えてやる――満身創痍の工藤は、まっ赤なスカイラインに乗って鹿射に向かった。好評の探偵物語シリーズ第二弾!
★★★★★★・・・・(6/10)
私の世代で松田優作主演のTVドラマ「探偵物語」を知らない男性諸兄はいないでしょう。

※バロン吉本氏画のTV「探偵物語」のポスター
ですが、この小説版を読んでいる人は・・・めったにいないかな。
著者はハードボイルドを中心としたミステリ評論家・翻訳家、小説家であり、私的には昔読んだハードボイルド小説の翻訳者としてのイメージが強いです。
TVドラマの「探偵物語」では企画書の元となる企画原案を執筆し、作中には「原案」としてクレジットされています。
なのでこの「探偵物語」および主人公の「工藤俊作」は、その後の松田優作が作り出した主人公像とは違い
著者がイメージしていた真っ当なハードボイルドの探偵。
TV版のおふざけは一切ないので、読まれる方はご注意を・・・・とは言え、そんな私も本作をTV版の原作だと思い込み購入して読んだのですが。
ただ、TVは置いといて、和製のハードボイルド小説として読むと、それはそれで面白い・・・と思った記憶があります(内容はほぼ覚えてないけど)。
だからでしょうか、2000年には続編である「新・探偵物語」、2001年には「新・探偵物語. 2 国境のコヨーテ」が刊行されています。

そちらも読んだはずですが・・・・やっぱり内容は覚えていません。
ドラマの方は何度も観ていますが、コチラの小説は・・・たぶん、もう読み返すことはないでしょう。
小説版がいくら面白くても、やっぱり私の中の工藤俊作は
あのカッコをして、あそこに住んでいて、あれに乗って、あのライターを持っている・・・・
それはもう刷り込まれた事実なんですよね。
ブログランキングに参加しています!
FC2 Blog Ranking


※バロン吉本氏画のTV「探偵物語」のポスター
ですが、この小説版を読んでいる人は・・・めったにいないかな。
著者はハードボイルドを中心としたミステリ評論家・翻訳家、小説家であり、私的には昔読んだハードボイルド小説の翻訳者としてのイメージが強いです。
TVドラマの「探偵物語」では企画書の元となる企画原案を執筆し、作中には「原案」としてクレジットされています。
なのでこの「探偵物語」および主人公の「工藤俊作」は、その後の松田優作が作り出した主人公像とは違い
著者がイメージしていた真っ当なハードボイルドの探偵。
TV版のおふざけは一切ないので、読まれる方はご注意を・・・・とは言え、そんな私も本作をTV版の原作だと思い込み購入して読んだのですが。
ただ、TVは置いといて、和製のハードボイルド小説として読むと、それはそれで面白い・・・と思った記憶があります(内容はほぼ覚えてないけど)。
だからでしょうか、2000年には続編である「新・探偵物語」、2001年には「新・探偵物語. 2 国境のコヨーテ」が刊行されています。


そちらも読んだはずですが・・・・やっぱり内容は覚えていません。
ドラマの方は何度も観ていますが、コチラの小説は・・・たぶん、もう読み返すことはないでしょう。
小説版がいくら面白くても、やっぱり私の中の工藤俊作は
あのカッコをして、あそこに住んでいて、あれに乗って、あのライターを持っている・・・・
それはもう刷り込まれた事実なんですよね。
ブログランキングに参加しています!
FC2 Blog Ranking

- 関連記事
-
- 大藪春彦著 「凶銃ワルサーP38」「凶銃ルーガーP08」 【物置整理027】 (2021/08/28)
- 小鷹信光著 「探偵物語」&「赤き馬の使者」 【物置整理026】 (2021/08/25)
- 小峯隆生著 「拳銃王」&「パオさんとの復讐」 【物置整理025】 (2021/08/14)
コメント
コメントの投稿
トラックバック