荒雑録
映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。
平井和正著 「ウルフガイ・シリーズ」 【物置整理042】
「幻魔大戦」で有名な小説家の平井和正氏ですが、私が著者の小説を読むようになったのは「ウルフガイ」からです。
「ウルフガイ」とは、平井氏の書いた「ウルフガイ・シリーズ」と「アダルト・ウルフガイ・シリーズ」と言う2つのシリーズの総称で、現代を生きる狼男を主人公とした物語です。
コチラは「幻魔大戦」と同じく、もともとは平井和正氏原作の漫画作品。
■坂口尚:画 「ウルフガイ」
講談社刊「週刊ぼくらマガジン」1970年~1971年連載。

1970年から講談社の漫画雑誌「週刊ぼくらマガジン」に掲載されていましたが、雑誌の休刊に伴い中断。
それを原作者の平井氏自身が小説化した「狼の紋章」「狼の怨歌」をはじめとするシリーズを「ウルフガイ・シリーズ」と言います。
一方「アダルト・ウルフガイ・シリーズ」は漫画「ウルフガイ」や「ウルフガイ・シリーズ」より先に書かれた小説です。
主人公は別人ですが、著者が「ウルフガイ」の主人公に同じ名前を付けてしまったため、それを区別するため、少年が主人公の「ウルフガイ」に対し、こちらは主人公が大人であり、物語もハードボイルド色が強いので「アダルト」が付くようになりました(決してスケベな意味ではありません)。
逆に「ウルフガイ・シリーズ」を「ヤング・ウルフガイ・シリーズ」と呼ぶこともあります。
私が当初ハマったのはこの坂口氏の漫画の復刻版で、ストーリーもさることながら、その画風にもとても惹かれました。
その後、平井氏の小説を読み、漫画とはまた違ったハードなお話に再度ハマってしまいました。
こちらは早川文庫版で、私が最初に買ったものです。
■ハヤカワSF文庫版 「狼の紋章 ウルフガイ<1>」「狼の怨歌 ウルフガイ<2>」

「狼の紋章 ウルフガイ<1>」併載「出さなかった手紙・あとがき・その他」1980年12月24刷
「狼の怨歌 ウルフガイ<2>」併載「賞賛・抗議・感動・批判・要望・失望・共感・反撥・無関係・憤激・誤解・その他・メタメタ・狼たちの合唱」1980年12月21刷
「ウルフガイ」とは、平井氏の書いた「ウルフガイ・シリーズ」と「アダルト・ウルフガイ・シリーズ」と言う2つのシリーズの総称で、現代を生きる狼男を主人公とした物語です。
コチラは「幻魔大戦」と同じく、もともとは平井和正氏原作の漫画作品。
■坂口尚:画 「ウルフガイ」
講談社刊「週刊ぼくらマガジン」1970年~1971年連載。

1970年から講談社の漫画雑誌「週刊ぼくらマガジン」に掲載されていましたが、雑誌の休刊に伴い中断。
それを原作者の平井氏自身が小説化した「狼の紋章」「狼の怨歌」をはじめとするシリーズを「ウルフガイ・シリーズ」と言います。
一方「アダルト・ウルフガイ・シリーズ」は漫画「ウルフガイ」や「ウルフガイ・シリーズ」より先に書かれた小説です。
主人公は別人ですが、著者が「ウルフガイ」の主人公に同じ名前を付けてしまったため、それを区別するため、少年が主人公の「ウルフガイ」に対し、こちらは主人公が大人であり、物語もハードボイルド色が強いので「アダルト」が付くようになりました(決してスケベな意味ではありません)。
逆に「ウルフガイ・シリーズ」を「ヤング・ウルフガイ・シリーズ」と呼ぶこともあります。
私が当初ハマったのはこの坂口氏の漫画の復刻版で、ストーリーもさることながら、その画風にもとても惹かれました。
その後、平井氏の小説を読み、漫画とはまた違ったハードなお話に再度ハマってしまいました。
こちらは早川文庫版で、私が最初に買ったものです。
■ハヤカワSF文庫版 「狼の紋章 ウルフガイ<1>」「狼の怨歌 ウルフガイ<2>」


「狼の紋章 ウルフガイ<1>」併載「出さなかった手紙・あとがき・その他」1980年12月24刷
「狼の怨歌 ウルフガイ<2>」併載「賞賛・抗議・感動・批判・要望・失望・共感・反撥・無関係・憤激・誤解・その他・メタメタ・狼たちの合唱」1980年12月21刷
こちらも、祥伝社のノン・ノベルズで続巻も出ていると聞き、買い直しました・・・だからと言って早川文庫版も持っているのですが。
■昭文社ノン・ノベル版「狼の紋章 ウルフガイ・シリーズ①」「狼の怨歌 ウルフガイ・シリーズ②」「狼のレクイエム第一部 ウルフガイ・シリーズ③」「狼のレクイエム第二部 ウルフガイ・シリーズ④」


「狼の紋章 ウルフガイ・シリーズ①」併載「著者のことば」「出さなかった手紙・あとがき・その他」/「ウルフと“不死身”」渡辺晋1980年12月第15刷
「狼の怨歌 ウルフガイ・シリーズ②」併載「著者のことば」「あとがきにかえて」1981年2月第15刷
「狼のレクイエム第一部 ウルフガイ・シリーズ③」併載「著者のことば」「あとがき」1981年3月第26刷
「狼のレクイエム第二部 ウルフガイ・シリーズ④」併載「著者のことば」「あとがき」1981年3月第26刷
この祥伝社版の「狼のレクイエム」以降は出版社が変わり、続編である「黄金の少女」全5巻、「犬神明」全10巻と続きますが、結局最後はグダグダのまま終わってしまった印象・・・と言うかあれだけ夢中になって読んでシリーズですが最後はもうほぼ覚えていません。
<■徳間書店トクマノベルズ版「黄金の少女」第1~5巻
〇第1巻1992年8月初刷 人種戦争は地球を滅ぼす:平井和正
〇第2巻1992年12月初刷 荒野の言霊使い5:平井和正

〇第3巻1993年3月初刷 荒野の言霊使い7:平井和正
〇第4巻1993年5月初刷 荒野の言霊使い8:平井和正

〇第5巻1994年12月初刷 「“女狼”リツコ」併載

■徳間書店トクマノベルズ版「犬神明」第1~5巻



※「犬神明」は既に手元にはないので出版時期はわかりません。
一気に熱が冷めたのは歳月がたったのと、著者が別の世界に行ってしまったのと・・・一番は生頼氏の挿絵でなくなったからに他ありません。
小説も漫画版のように「狼の紋章」で終わっておけば・・・せめて「狼のレクイエム」で終わっておけば・・・・
個人的にはそう思う作品です。
ちなみにこちら「狼の紋章」も1973年に志垣太郎氏主演で映画化されています。
■「狼の紋章」 1973年/日本 【84分】
監督:松本正志 脚本:石森史郎、福田純、松本正志 原作:平井和正、坂口尚 出演者:志垣太郎、市地洋子、松田優作、伊藤敏孝、加藤小代子、本田みち子、沢井正延、今西正男、林孝一、富田浩太郎

今観ると70年代の雰囲気いっぱいのなかなか頑張った作品ですが、若い当時はファンとしては許せない駄作に思えました。
こちらは、今では松田優作のデビュー映画として有名でしょうか。
と、もう一つ
実は1992年にオリジナルビデオアニメ作品として全6巻が制作されています。
ですが・・・・
こちらはストーリーも演出も作画も
今になってもファンとして許せない作品ですので、これ以上は語りません。
■「ウルフガイ」全6巻 1992年/日本・OVA
監督:吉永尚之 脚本:藤井紀和 キャラクターデザイン:つるやまおさむ キャラクター原案:高橋留美子 音楽:川井憲次 主題歌: 五十嵐浩晃 声に出演:森川智之、堀内賢雄、佐々木優子、横山智佐、麦人、川村万梨阿、郷里大輔、西村知道、大滝進矢

・・・・いつかはちゃんとした映画やアニメになってくれと望んで30年以上。
未だにそんなお話はありませんね(笑)。
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■昭文社ノン・ノベル版「狼の紋章 ウルフガイ・シリーズ①」「狼の怨歌 ウルフガイ・シリーズ②」「狼のレクイエム第一部 ウルフガイ・シリーズ③」「狼のレクイエム第二部 ウルフガイ・シリーズ④」




「狼の紋章 ウルフガイ・シリーズ①」併載「著者のことば」「出さなかった手紙・あとがき・その他」/「ウルフと“不死身”」渡辺晋1980年12月第15刷
「狼の怨歌 ウルフガイ・シリーズ②」併載「著者のことば」「あとがきにかえて」1981年2月第15刷
「狼のレクイエム第一部 ウルフガイ・シリーズ③」併載「著者のことば」「あとがき」1981年3月第26刷
「狼のレクイエム第二部 ウルフガイ・シリーズ④」併載「著者のことば」「あとがき」1981年3月第26刷
この祥伝社版の「狼のレクイエム」以降は出版社が変わり、続編である「黄金の少女」全5巻、「犬神明」全10巻と続きますが、結局最後はグダグダのまま終わってしまった印象・・・と言うかあれだけ夢中になって読んでシリーズですが最後はもうほぼ覚えていません。
<■徳間書店トクマノベルズ版「黄金の少女」第1~5巻
〇第1巻1992年8月初刷 人種戦争は地球を滅ぼす:平井和正
〇第2巻1992年12月初刷 荒野の言霊使い5:平井和正


〇第3巻1993年3月初刷 荒野の言霊使い7:平井和正
〇第4巻1993年5月初刷 荒野の言霊使い8:平井和正


〇第5巻1994年12月初刷 「“女狼”リツコ」併載

■徳間書店トクマノベルズ版「犬神明」第1~5巻










※「犬神明」は既に手元にはないので出版時期はわかりません。
一気に熱が冷めたのは歳月がたったのと、著者が別の世界に行ってしまったのと・・・一番は生頼氏の挿絵でなくなったからに他ありません。
小説も漫画版のように「狼の紋章」で終わっておけば・・・せめて「狼のレクイエム」で終わっておけば・・・・
個人的にはそう思う作品です。
ちなみにこちら「狼の紋章」も1973年に志垣太郎氏主演で映画化されています。
■「狼の紋章」 1973年/日本 【84分】
監督:松本正志 脚本:石森史郎、福田純、松本正志 原作:平井和正、坂口尚 出演者:志垣太郎、市地洋子、松田優作、伊藤敏孝、加藤小代子、本田みち子、沢井正延、今西正男、林孝一、富田浩太郎

今観ると70年代の雰囲気いっぱいのなかなか頑張った作品ですが、若い当時はファンとしては許せない駄作に思えました。
こちらは、今では松田優作のデビュー映画として有名でしょうか。
と、もう一つ
実は1992年にオリジナルビデオアニメ作品として全6巻が制作されています。
ですが・・・・
こちらはストーリーも演出も作画も
今になってもファンとして許せない作品ですので、これ以上は語りません。
■「ウルフガイ」全6巻 1992年/日本・OVA
監督:吉永尚之 脚本:藤井紀和 キャラクターデザイン:つるやまおさむ キャラクター原案:高橋留美子 音楽:川井憲次 主題歌: 五十嵐浩晃 声に出演:森川智之、堀内賢雄、佐々木優子、横山智佐、麦人、川村万梨阿、郷里大輔、西村知道、大滝進矢

・・・・いつかはちゃんとした映画やアニメになってくれと望んで30年以上。
未だにそんなお話はありませんね(笑)。
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