荒雑録
映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。
池波正太郎著 「仕掛人・藤枝梅安」 【物置整理031】
池波正太郎著「仕掛人・藤枝梅安」シリーズ
「仕掛人・藤枝梅安」は、池波正太郎の娯楽時代小説シリーズ。
鍼医者・藤枝梅安の、暗殺稼業「仕掛人」としての活躍を描く。
「小説現代」で1972年(昭和47年)から1990年(平成2年)の間に発表した全20篇の連作時代小説であり、「鬼平犯科帳」「剣客商売」と並ぶ著者の代表作である。
テレビドラマ化や漫画化もされており、必殺シリーズの翻案元としても知られる。
連載中に池波が他界したことによる未完の『梅安冬時雨』が、結果として最終巻となった。
【Wikipediaより】
■「殺しの掟」 (講談社文庫/1986年10月第4刷)
【収録作品】 「おっ母、すまねえ」「夜狐」「顔※」「梅雨の湯豆腐※」「強請※」「殺しの掟※」「恋文」「夢の茶屋」「不忍池暮色※」「解説:筒井ガンコ堂」
※印は仕掛人のエピソード

■「殺しの四人」 (講談社文庫/1973年3月刊)
【収録作品】 「おんなごろし」「殺しの四人」「秋風二人旅」「後は知らない」「梅安晦日蕎麦」

■「梅安蟻地獄」 (講談社文庫/1986年2月15刷)
【収録作品】 「春雪仕掛針」「梅安蟻地獄」「梅安初時雨」「闇の大川橋」「池波さん・私記:安倍徹郎」

■「梅安最合傘」 (講談社文庫/1979年3月第1刷)
【収録作品】 「梅安鰹飯」「殺気」「梅安流れ星」「梅安最合傘」「梅安迷い箸」「さみだれ梅安」「解説:佐藤隆介」

■「梅安針供養」 (講談社文庫/1986年2月第5刷)
解説:小野田嘉幹

■「梅安乱れ雲」 (講談社文庫/1983年5月刊)
【収録作品】 「梅安雨隠れ」「梅安乱れ雲」

■「梅安影法師」 (講談社文庫/1990年11月第2刷)
「池波さんの魅力・梅安の魅力:田辺聖子」
![baiannsiri-zu001 (8)[1]](https://blog-imgs-149-origin.fc2.com/a/r/a/arazatu/202109160954336e4s.jpg)
■「梅安冬時雨」 (講談社文庫/1990年6月刊)

■番外 「梅安味ごよみ」 佐藤隆介・筒井ガンコ堂編 (講談社文庫/1993年12月第17刷)
白魚鍋、兎汁、鰹飯、鮑の酢貝、白玉、秋茄子の塩もみ、豆腐の葛餡かけ、おかか雑炊、掻鯛、浅蜊と大根の小鍋だて。池波正太郎が描き出した、梅安と仲間たちの、おいしい食事の極めつきを、梅安好き、料理好きの専門家2人が解説して、作り方と共に供する好読物。巻頭に「池波正太郎梅安を語る」付き。

「仕掛人・藤枝梅安」は、池波正太郎の娯楽時代小説シリーズ。
鍼医者・藤枝梅安の、暗殺稼業「仕掛人」としての活躍を描く。
「小説現代」で1972年(昭和47年)から1990年(平成2年)の間に発表した全20篇の連作時代小説であり、「鬼平犯科帳」「剣客商売」と並ぶ著者の代表作である。
テレビドラマ化や漫画化もされており、必殺シリーズの翻案元としても知られる。
連載中に池波が他界したことによる未完の『梅安冬時雨』が、結果として最終巻となった。
【Wikipediaより】
■「殺しの掟」 (講談社文庫/1986年10月第4刷)
【収録作品】 「おっ母、すまねえ」「夜狐」「顔※」「梅雨の湯豆腐※」「強請※」「殺しの掟※」「恋文」「夢の茶屋」「不忍池暮色※」「解説:筒井ガンコ堂」
※印は仕掛人のエピソード

■「殺しの四人」 (講談社文庫/1973年3月刊)
【収録作品】 「おんなごろし」「殺しの四人」「秋風二人旅」「後は知らない」「梅安晦日蕎麦」

■「梅安蟻地獄」 (講談社文庫/1986年2月15刷)
【収録作品】 「春雪仕掛針」「梅安蟻地獄」「梅安初時雨」「闇の大川橋」「池波さん・私記:安倍徹郎」

■「梅安最合傘」 (講談社文庫/1979年3月第1刷)
【収録作品】 「梅安鰹飯」「殺気」「梅安流れ星」「梅安最合傘」「梅安迷い箸」「さみだれ梅安」「解説:佐藤隆介」

■「梅安針供養」 (講談社文庫/1986年2月第5刷)
解説:小野田嘉幹

■「梅安乱れ雲」 (講談社文庫/1983年5月刊)
【収録作品】 「梅安雨隠れ」「梅安乱れ雲」

■「梅安影法師」 (講談社文庫/1990年11月第2刷)
「池波さんの魅力・梅安の魅力:田辺聖子」
![baiannsiri-zu001 (8)[1]](https://blog-imgs-149-origin.fc2.com/a/r/a/arazatu/202109160954336e4s.jpg)
■「梅安冬時雨」 (講談社文庫/1990年6月刊)

■番外 「梅安味ごよみ」 佐藤隆介・筒井ガンコ堂編 (講談社文庫/1993年12月第17刷)
白魚鍋、兎汁、鰹飯、鮑の酢貝、白玉、秋茄子の塩もみ、豆腐の葛餡かけ、おかか雑炊、掻鯛、浅蜊と大根の小鍋だて。池波正太郎が描き出した、梅安と仲間たちの、おいしい食事の極めつきを、梅安好き、料理好きの専門家2人が解説して、作り方と共に供する好読物。巻頭に「池波正太郎梅安を語る」付き。

昔からTVの「必殺シリーズ」が好きだった私ですが「必殺仕掛人」は世代ではなく、あまり観た事がありませんでした。
後に池波正太郎氏の小説を多く読んでいた頃にこの「仕掛人・藤枝梅安」を読み始め、それからTVや映画をレンタルビデオで観るようになったクチです。
ですので、個人的には「梅安」は渡辺謙氏主演のTVシリーズが一番好きで、緒形拳氏主演のTVシリーズや映画は小説のイメージとは違うと思っております。
原作小説と違うTVシリーズに「何でだ?」と疑問を持っていた私ですが、後に池波氏の小説とTVシリーズは並行して作られていたのを知りました。
池波氏の短編小説「殺しの掟」を下地としてTVの企画が作られ、その中に「梅安」と言うキャラクターが誕生し、それを主人公とした小説を池波氏が描くと言う、メディアミックスの手法がとられたとか。
長らく疑問だった「西村左内」と言う「小杉十五郎」と被るキャラクターの存在、なぜTVでは「彦次郎」「小杉十五郎」が出てこないのか?がやっと分かった気がしました。
昔のTVファンは「梅安」はやはり緒形氏のイメージなのでしょう、本書の表紙もやはり緒形氏に酷似しています。
ですがTVの「梅安」はスタッフと緒形氏が作り出したキャラなので小説の「梅安」とはかなり違います。
小説の
仕掛けが終わって彦さんと酒を酌み交わすしみじみとしながらも哀惜漂う場面・・・・
なんともたまらず良いのです。
ちなみに私が日本酒を飲むようになったのもこの本の影響でした。
ブログランキングに参加しています!
FC2 Blog Ranking

後に池波正太郎氏の小説を多く読んでいた頃にこの「仕掛人・藤枝梅安」を読み始め、それからTVや映画をレンタルビデオで観るようになったクチです。
ですので、個人的には「梅安」は渡辺謙氏主演のTVシリーズが一番好きで、緒形拳氏主演のTVシリーズや映画は小説のイメージとは違うと思っております。
原作小説と違うTVシリーズに「何でだ?」と疑問を持っていた私ですが、後に池波氏の小説とTVシリーズは並行して作られていたのを知りました。
池波氏の短編小説「殺しの掟」を下地としてTVの企画が作られ、その中に「梅安」と言うキャラクターが誕生し、それを主人公とした小説を池波氏が描くと言う、メディアミックスの手法がとられたとか。
長らく疑問だった「西村左内」と言う「小杉十五郎」と被るキャラクターの存在、なぜTVでは「彦次郎」「小杉十五郎」が出てこないのか?がやっと分かった気がしました。
昔のTVファンは「梅安」はやはり緒形氏のイメージなのでしょう、本書の表紙もやはり緒形氏に酷似しています。
ですがTVの「梅安」はスタッフと緒形氏が作り出したキャラなので小説の「梅安」とはかなり違います。
小説の
仕掛けが終わって彦さんと酒を酌み交わすしみじみとしながらも哀惜漂う場面・・・・
なんともたまらず良いのです。
ちなみに私が日本酒を飲むようになったのもこの本の影響でした。
ブログランキングに参加しています!
FC2 Blog Ranking

- 関連記事
-
- ジョゼフ・C・ステゥンスン著 「ダーティハリー4」 【物置整理032】 (2021/10/08)
- 池波正太郎著 「仕掛人・藤枝梅安」 【物置整理031】 (2021/10/04)
- 景山民夫著 「トラブル・バスター」 【物置整理030】 (2021/09/28)
コメント
コメントの投稿
トラックバック