fc2ブログ

大藪春彦著 「蘇える金狼」 【物置整理033】

■大藪春彦著 「蘇える金狼 野望編」 (角川文庫/1982年11月30版)
  解説:森村誠一


38口径のコルトが轟然と火を吹いた。その男の内臓は露出し、鮮血が一面に飛び散った。たちこめる硝煙の中で、仮面をかぶった野獣は冷たい、残忍な笑いを浮かべていた・・・・。会社乗っ取りを企む非情な一匹狼。私利をむさぼり、甘い汁に群がる重役たちに容赦ない怒りを爆発。悪には悪を、邪魔な奴は殺す!目的に向かって直進する狼のすさまじいアクション。大藪春彦最高の本格ハードボイルド!

yomigaeru001.jpg

■大藪春彦著 「蘇える金狼 完結編」 (角川文庫/1983年5月33版)
  解説:森村誠一


「目的のためには邪魔なヤツは殺す!」会社乗っ取りを企む一匹狼が強奪した現ナマ、それは4連続ナンバーの危険な札束だった!安全なカネに替えるために策動する男に、暗闇から拳銃の照準が合わされた・・・・。一介のサラリーマンの胸中に宿る血に飢えた野獣性と、4不屈の野望。追いつめられた男の〈悪〉へのすさまじい破壊力は・・・・。強烈なアクションと息づまるサスペンス。大藪春彦の本格ハードボイルド。

yomigaeru001 - コピー

「蘇える金狼」は松田優作氏主演の1979年の映画の影響で読みました。

映画版は小説の細かい部分は省略しながらも小説に忠実に映像化していた・・・って記憶があります。

同じく松田優作氏主演の「野獣死すべし」は、主人公が小説とは違い過ぎるので小説と映画のイメージは違いますが、本書に関しては主人公のイメージは(私の中では)まんま松田優作氏ですね・・・決して香取慎吾ではありません。

ただ、そんな映画版を何回も観過ぎたせいでしょうか?小説の映画とは違う箇所が(ラストシーン以外は)覚えておりません。

多分、時代背景以外にも違う部分は多かったはず。

著者のファンでありながらも、本作に限っては私的に映画版の方をお勧めいたします。

映画「蘇える金狼」のチラシとパンフレット

ブログランキングに参加しています!
FC2 Blog Ranking

バナー0720

関連記事

テーマ : ミステリ
ジャンル : 小説・文学

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Tommy荒野

Author:Tommy荒野
わかちゃいるけど
やめられない。
そんなのばかり。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリー
FC2カウンター
FC2ブログランキング

FC2ブログランキング

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

カレンダー
04 | 2023/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
フリーエリア
ブログランキング・にほんブログ村へ
ブログ内検索
RSSフィード
リンク