荒雑録平井和正著　「新幻魔大戦」　全1巻　【物置整理039】

2023 . 05 «
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
» 2023 . 07

平井和正著　「新幻魔大戦」　全1巻　【物置整理039】

◆平井和正著　「新幻魔大戦」　全1巻　（徳間文庫／1980年初刷）
　　「第一章：江戸一九九九年」「第二章：ミュータントお時」「第三章：超能力者の地」「第四章：魔人・正雪」
　　あとがき：平井和正　別のあとがき：平井和正　自筆年譜

1999年、エド・メガロポリス。突如来寇した“幻魔”の前に、人類はなすすべもなく終末を迎えようとしていた。故ルーナ女王の娘・ベアトリスは、時間跳躍者（タイム・リーパー）“お時”に一縷の望みを託し、幻魔に対抗できる強靱な超能力者の種を蒔くため、過去の世界へと送り出す！江戸時代にタイムリープした“お時”が出会った総髪の若者は、幕府転覆の陰謀を企てた慶安事件の主人公、由井正雪だった!!

「新幻魔大戦」は1971年から早川書房刊「S-Fマガジン」に原作・平井和正氏、漫画・石森章太郎で漫画と小説をジョイントして連載された長編SF作品です。

その後1978年に小説版、1983年に漫画版2巻の単行本がそれぞれ徳間書店から発刊されました。

こちらはその小説版です。

漫画版「幻魔大戦」のストレートな続編ではなく、まるで違う世界のお話です。

東丈やルナ姫の名前は出てはきますが、前半は未来のお話、後半は江戸時代のお話とタイムリープやパラレルワールドの概念を導入し、漫画版「幻魔大戦」よりはちょっとアダルトなお話になっております。

後の小説版「幻魔大戦」や「真幻魔大戦」の核となる作品ですので、ファンは必読なのですが、ストーリーが途中で終わっている感が強いのが物足りなさを残すところ。

まぁ、幻魔ファンは「途中で終わる」ってのには慣れっこですが(笑)。

ブログランキングに参加しています！
FC2 Blog Ranking