荒雑録
映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。
平井和正&、石森章太郎著 漫画版「幻魔大戦」 【物置整理037】
「幻魔大戦」は講談社刊「週刊少年マガジン」に1967年に掲載された平井和正氏と石森章太郎氏が共同原作し、石森章太郎が作画した漫画です。
〇秋田書店刊/サンデーコミックス/全2巻(1968年)

〇秋田書店刊/サンデーコミックス/全2巻(1968年)


途中より石森氏がストーリーを組み立てて行ったため、いつの間にか共同原作の平井和正氏のお名前が消えています。
どのような理由か分かりませんが、その後再版された本では1巻には二人の名前、2巻には石森氏の名前だけってのもありましたし、1巻2巻とも石森氏の名前だけってのもありました。
今私の手元にある扶桑社文庫版は1・2巻ともお二人の名前が記載されています。
〇扶桑社刊/扶桑社文庫/全2巻(1996年)

平井氏と石森氏の共同原作者としての態勢が破綻したと言うお話もあるようですが、少なくとも石森氏はまた一緒に続きを描くつもりで、あのラストを用意したのだと、私は勝手に思っています。
だからこそ、1971年に二人の共作「新幻魔大戦」が誕生したのでしょう。
〇徳間書店刊/アニメージュ文庫/全2巻(1983年)

こちらは早川書房刊のSF小説誌「S-Fマガジン」に掲載された漫画です。
後に平井氏が小説版を発表しているので、こちらは純然たる平井氏の原作なのでしょう。
ただ、こちら、前半はちゃんとした漫画なのですが、後半は早い展開に絵が追いついていないためか、平井氏の文章に石森氏が絵を付ける絵物語になっています。
そして「幻魔大戦」と同じくキレイに完結することなくお話は終わっています。
その後、平井氏は小説で「真幻魔大戦」を執筆しながら、漫画「幻魔大戦」のリメイクである(最初だけですが)小説版「幻魔大戦」を書き始めます。
一方、石森氏は1979年より徳間書店刊の漫画誌「リュウ」に石森版「幻魔大戦」を掲載、全4巻が発刊されましたが、こちらも未完で終わっています。
〇徳間書店刊/アニメージュ文庫/全4巻(1980~1981年)


こうやって振り返ると漫画版の「幻魔大戦」って全部ちゃんと終わる事はなかったのですね・・・・小説版もそうですが。
お二人が亡くなった後で掲載された「幻魔大戦 Rebirth」が全11巻で終わったと聞きましたが、そちらはどうなんでしょう。
いずれは読もうと思っていますが、楽しみでもあり、心配でもあります。
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どのような理由か分かりませんが、その後再版された本では1巻には二人の名前、2巻には石森氏の名前だけってのもありましたし、1巻2巻とも石森氏の名前だけってのもありました。
今私の手元にある扶桑社文庫版は1・2巻ともお二人の名前が記載されています。
〇扶桑社刊/扶桑社文庫/全2巻(1996年)


平井氏と石森氏の共同原作者としての態勢が破綻したと言うお話もあるようですが、少なくとも石森氏はまた一緒に続きを描くつもりで、あのラストを用意したのだと、私は勝手に思っています。
だからこそ、1971年に二人の共作「新幻魔大戦」が誕生したのでしょう。
〇徳間書店刊/アニメージュ文庫/全2巻(1983年)


こちらは早川書房刊のSF小説誌「S-Fマガジン」に掲載された漫画です。
後に平井氏が小説版を発表しているので、こちらは純然たる平井氏の原作なのでしょう。
ただ、こちら、前半はちゃんとした漫画なのですが、後半は早い展開に絵が追いついていないためか、平井氏の文章に石森氏が絵を付ける絵物語になっています。
そして「幻魔大戦」と同じくキレイに完結することなくお話は終わっています。
その後、平井氏は小説で「真幻魔大戦」を執筆しながら、漫画「幻魔大戦」のリメイクである(最初だけですが)小説版「幻魔大戦」を書き始めます。
一方、石森氏は1979年より徳間書店刊の漫画誌「リュウ」に石森版「幻魔大戦」を掲載、全4巻が発刊されましたが、こちらも未完で終わっています。
〇徳間書店刊/アニメージュ文庫/全4巻(1980~1981年)




こうやって振り返ると漫画版の「幻魔大戦」って全部ちゃんと終わる事はなかったのですね・・・・小説版もそうですが。
お二人が亡くなった後で掲載された「幻魔大戦 Rebirth」が全11巻で終わったと聞きましたが、そちらはどうなんでしょう。
いずれは読もうと思っていますが、楽しみでもあり、心配でもあります。
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